
- 練馬区の区独自補助「カーボンニュートラル化設備設置補助金」は太陽光発電が定額8万円(既存住宅・設置完了後の事後申請)。ただし2026年9月15日に予算8,257万9千円に達して申請受付を中止。区は補正予算案を区議会に提案予定で、成立すれば10月中旬頃に受付再開の見込み(区公式)。蓄電池・V2Hは令和8年度から区の対象外
- いま使える設備補助の本命は東京都の2本。太陽光は既存住宅3.75kW以下が15万円/kW(上限45万円)・3.75kW超は12万円/kW+陸屋根の加算、蓄電池は10万円/kWh・DR不参加なら上限120万円/戸(DR参加で上限なし)。都は契約前の事前申込、区は設置完了後の事後申請で、区の8万円は「取れれば上乗せ」、都の2本を満額で取りに行くのが本線
- 「3.75kWの谷」(3kWでも3.75kWでも45万円、4kWなら48万円)と「12kWhで上限」を踏まえた容量設計で受給額が変わる。太陽光4kW・110万円なら都だけで実質負担62万円、蓄電池10kWh・180万円なら70万円、セットなら290万円→132万円が目安(7章)。区の8万円が乗れば54万円・70万円・124万円(1-2)
- 「契約前の事前申込」が鉄則。都は施工前(契約前)の事前申込が必須。練馬区の補助は定額で事後申請なので、区の分を待つ必要も、区の着工前申請もない。区は「練馬区から委託を受けた」と名乗る営業や誇大広告に公式ページで注意喚起しており、区は特定の業者に営業を委託しない。2026年10月1日以降の蓄電池の事前申込はSIIの令和8年度登録機器のみ
- 区の申請は郵送・持参(委任可)または電子申請(本人のみ・マイナンバーカードとxID)。領収書は「機器費と工事費の内訳」が分かるものが必要で、「一式」「コミコミ」の内訳書は受け付けられない。練馬区内に本社を置くマイリフォ掲載業者はなく、隣接する西東京市・杉並区(浜田山)・豊島区(池袋)の3社と東京都対応48社の調査表は8〜10章で公開
「練馬区の太陽光の補助金、9月で終わったって本当?もう今年は無理なの?」
「10月に再開するなら、いま契約しても8万円は間に合う?」
「蓄電池は区の補助がないって聞いたけど、結局いくら払う?」
この記事は、
令和8年度(2026年度)に練馬区の住宅へ太陽光発電・家庭用蓄電池を設置する場合の補助金を、区の制度の現在地(太陽光定額8万円・9月15日の予算到達と補正予算による再開見込み・蓄電池が対象外になった経緯・事後申請の実務)・東京都の補助額(太陽光15万円/kW+加算、蓄電池10万円/kWh+DR加算)・3.75kWの谷と12kWhの上限・申請の順序・実質負担と回収の目安・隣接区市に拠点を置く3社・東京都対応48社の調査結果まで1本にまとめたページです。
区の制度は練馬区公式ページ「【令和8年度】練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」(2026年9月15日更新)と補助金案内パンフレット・交付要綱・区のよくある質問、都の制度はクール・ネット東京の公式ページを、マイリフォ編集部が2026年9月17日時点で確認しています。
先に重要な最新情報を3つ。
1つ目は、練馬区の太陽光発電への区独自補助(定額8万円)が、2026年9月15日に予算額8,257万9千円に達して申請受付を中止したこと。9月16日以降に届いた申請書は返送されます。区は9月の区議会定例会に予算を増額する補正予算案を提案予定で、成立すれば10月中旬頃に受付を再開する見込みと公式ページに明記しています。令和7年度も9月5日に予算到達で終了しており、2年連続で「秋に枯れる」補助金です。
2つ目は、令和8年度から練馬区の補助対象から「蓄電システム」と「V2H」が外れたこと。令和7年度までは太陽光またはエネファームとの同時設置・同時申請を条件に蓄電池も区の対象でしたが、令和8年度は太陽光・エネファーム・エコキュート・高断熱窓ドア・LED照明(マンション共用部)の5種類に絞られ、制度名も「設置等補助金」から「設置補助金」に変わりました。国の「DR家庭用蓄電池事業」(上限60万円)も5月29日で受付を終えており、いま練馬区民が蓄電池に使える設備補助は東京都の1本です。
3つ目は、練馬区の補助は「設置完了後の事後申請」で、都の補助は「契約前の事前申込」という順番の違いです。区の8万円は工事と支払いが終わってから、領収書(機器費と工事費の内訳が分かるもの)・設置完了証明書・モジュール枚数の写真などを揃えて郵送・持参または電子申請します。都の2本は契約前に事前申込を出していないと対象外。「都の申込を先に・区は完了後に」の順番と、区の受付状況をこまめに見るのが練馬区の現実的な組み方です。
練馬区民にとっては「都の2本で満額を取りに行く」ことと、「区の8万円を再開のタイミングと工程に合わせて拾えるか・どの業者に頼むか」の判断が、自己負担額を左右する分かれ道になっています。
30秒でわかる|練馬区で太陽光・蓄電池を設置したら実質いくら?補助金シミュレーション
区市町村で「練馬区」を選び、太陽光の容量と蓄電池の容量を選ぶだけで、東京都の助成を差し引いた「実際に払う金額」の目安が出ます。太陽光のみ・蓄電池のみ・セットを切り替えて比較できます。
練馬区の太陽光への区独自補助(定額8万円)は2026年9月15日に予算到達で受付を中止しているため(10月中旬に再開見込み)、表示される助成額は東京都の制度だけの数字です。区の8万円が乗った場合の数字は1-2で示しています。蓄電池は令和8年度から区の対象外です。
30秒でわかる補助金計算|令和8年度・東京都版東京都の我が家だと、補助金はいくら?
下の項目を選ぶだけで、東京都と区市町村の助成を差し引いた「実際に払う金額」の目安が出ます。設置費用は相場に幅があるため金額はレンジ表示です。
前提:東京都内の既存住宅に設置・令和8年度の制度・税抜ベースの概算。新築は都の単価が異なるため対象外。実際の助成額は見積書の助成対象経費で決まります。
| 設置費用の目安(税抜) | — |
|---|---|
| 東京都・蓄電池助成 | — |
| 東京都・太陽光助成 | — |
| 区市町村の助成 | — |
| 実質自己負担額の目安 | — |
出典:家庭における蓄電池導入促進事業/家庭における太陽光発電導入促進事業(クール・ネット東京)。区市町村分は各自治体の令和8年度の公式ページ・要綱をマイリフォが確認した値です(23区は2026年9月6日確認)。予算に達し次第受付終了になる制度が多いため、申請前に必ず公式ページで受付状況を確認してください。
この記事は、太陽光発電アドバイザーの資格を持つマイリフォの編集長田中が監修しています。
記事の監修者

編集長田中
【保有資格】
- 太陽光発電アドバイザー
太陽光発電・蓄電池の比較サイト「マイリフォ」編集長。東京都内の補助金制度・施工業者を徹底調査し、後悔しない設備導入のための情報を発信しています。詳しいプロフィールはこちら。
1. 【結論】練馬区の太陽光・蓄電池補助金はいくら?区の太陽光8万円は9月15日で受付中止(10月中旬に再開見込み)、蓄電池は区対象外、本命は東京都の「太陽光15万円/kW・蓄電池10万円/kWh」

まず結論から。
令和8年度(2026年度)に練馬区の住宅で使える太陽光発電・蓄電池の設備補助は、東京都の「家庭における太陽光発電導入促進事業」と「家庭における蓄電池導入促進事業」(いずれも実施:東京都環境公社/クール・ネット東京)の2本が本命です。区独自の「練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」は太陽光発電に定額8万円を出していますが、2026年9月15日に予算に達して申請受付を中止中(補正予算の成立後、10月中旬頃に再開見込み)。蓄電池・V2Hは令和8年度から区の対象外で、国のDR補助金・CEV補助金(V2H分)も受付を終えています。
| 制度 | 太陽光発電(既存住宅) | 蓄電池 |
|---|---|---|
| 練馬区 | 定額8万円(既存住宅・設置完了後の事後申請)。9月15日に予算到達で受付中止→補正予算成立後、10月中旬頃に再開見込み | なし(令和8年度から対象外) |
| 東京都 | 3.75kW以下は15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超は12万円/kW+加算(陸屋根の架台・防水など) | 10万円/kWh(DR不参加は上限120万円/戸)+DR加算 |
| 国 | 単体では対象外 | DR補助金は2026年5月29日で受付終了(再開なし) |
ポイントは3つあります。
- 都の単価が手厚い。太陽光は既存住宅のほうが新築より高単価(15万円/kW)、蓄電池は「容量×10万円」というシンプルな計算式で、10kWhなら100万円
- 「3.75kWの谷」と「12kWhの上限」。太陽光は3kWでも3.75kWでも45万円、4kWなら48万円・5kWなら60万円と再び伸びる(2章)。蓄電池はDR不参加だと12kWhで上限120万円、DR参加で上限が外れる(3章)
- 練馬区の補助は「定額8万円・事後申請」。都の助成額の計算で控除が問題になることは相場ではなく(仕組みは5章)、区の着工前申請もない。区の受付が止まっていても都の事前申込は今日から出せるので、区の再開を待って契約を遅らせる理由はない(1-1・1-2)
国の蓄電池補助金(DR事業)が2026年5月29日に2ヶ月余りで予算切れし、練馬区の太陽光補助も9月15日に予算切れで受付中止。東京都の2本も先着・予算制です。区の再開は補正予算の成立が前提で、再開後も「予算がなくなり次第、受付終了」のルールは変わりません。導入を決めているなら、都の事前申込を先に済ませるのが鉄則です。
1-1. 練馬区の補助金の現在地|太陽光は定額8万円だが9月15日に予算到達で受付中止(補正予算で10月中旬再開見込み)・蓄電池とV2Hは令和8年度から対象外・事後申請の実務

「練馬区の補助金は9月で終わったって聞いたけど、本当?10月に再開するなら今からでも間に合うの?」という疑問に、区公式の情報で答えます。
練馬区の区独自補助は「練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」で、住宅都市である練馬区の二酸化炭素排出量の5割以上が家庭部門から出ていることを背景に、既存住宅の省エネ・再エネ設備の導入費用の一部を補助する制度です。令和8年度の対象は太陽光発電設備・エネファーム・エコキュート・高断熱窓ドア・LED照明(マンション共用部)の5種類で、太陽光発電設備は定額8万円(個人・事業者・管理組合とも)。令和7年度まで対象だった蓄電システムとV2Hは、令和8年度から対象から外れました(制度名も「設置等補助金」から「設置補助金」に変更)。
区公式ページ(2026年9月15日更新)によると、令和8年度の予算8,257万9千円は9月15日に到達し、申請受付を中止しています。9月16日以降に提出された申請書は返送されます。区は令和8年第三回区議会定例会に予算を増額する補正予算案を提案予定で、補正予算が成立した際には10月中旬頃に申請受付を再開する見込みと明記しています(再開は区公式ページで告知)。
つまり2026年9月17日時点では、太陽光の8万円は「制度はあるが受付が止まっている」状態で、蓄電池には区の補助がない段階です。板橋区のように現金補助そのものが終わった区ではなく、品川区や千代田区のような「予算到達で一旦止まる」型で、しかも練馬区は補正予算で再開する見込みを公式に出している点が特徴です。予算の消化ペースは次のとおりでした。
| 時点(区公式) | 受付件数 | 受付金額 | 予算残額 |
|---|---|---|---|
| 4月15日(受付開始) | ー | ー | 82,579,000円 |
| 5月29日 | 81件 | 629万2千円 | 7,628万7千円 |
| 6月26日 | 223件 | 1,707万5千円 | 6,550万4千円 |
| 7月31日 | 433件 | 3,612万5千円 | 4,645万4千円 |
| 8月28日 | 673件 | 6,104万8千円 | 2,153万1千円 |
| 9月11日 | 846件 | 7,775万4千円 | 482万5千円 |
| 9月15日 | 予算額に到達 | ー | 受付中止 |
見落としやすいのが「事後申請」と「到着順」の組み合わせです。練馬区の補助は設置完了・支払い完了後に申請するため、いま検討を始める家が申請できるのは早くても工事完了後。再開が10月中旬なら、その時点で「工事が終わって書類が揃っている家」から順に受け付けられ、再開後の予算も到着順に減っていきます。再開を待つ間にできるのは、都の事前申込を先に出して工事日程を確定させ、区の申請書類(内訳付き領収書・設置完了証明書・写真)を業者と揃えておくことです。
制度の中身は次のとおりです。区の着工前申請はなく、対象は既存住宅に限られます。
| 項目 | 令和8年度の要件・実務(区公式・パンフレット・要綱より) |
|---|---|
| 補助額 | 太陽光発電設備:定額8万円(個人・事業者・管理組合)。ほかにエネファーム定額5万円・エコキュート定額3万円・高断熱窓ドア=対象経費の1/6(区内業者施工は上限20万円・区外業者は上限12万円)・LED照明(マンション共用部)=対象経費の1/2(戸数で上限25〜75万円)。太陽光は区内業者の要件なし(区内・区外どちらの施工でも8万円)。蓄電システム・V2Hは対象外 |
| 対象者(個人) | 区内に居住し練馬区に住民登録がある/設置費用を自ら支払っている/住民税を滞納していない/令和3年度以降に同一種類の設備でこの補助金の交付決定を受けていない/暴力団関係者でない。二世帯住宅は登記と領収書が別なら世帯ごとに申請可 |
| 対象住宅 | 申請時に自ら居住している区内の住宅(既存住宅のみ)。設置完了日が登記の新築年月日から1年以上経過していること(建て替えは新築扱いで対象外・増築部分は要件を満たせば可)。所有者全員の承諾。マンション共用部は管理規約に基づき設置 |
| 対象設備(太陽光) | JET(電気安全環境研究所)またはIEC加盟の海外認証機関のモジュール認証を受けたもの/中古品・リース機器でない/施工業者が設置(自分で取り付けたものは対象外)。交換・増設も対象(設備の一部だけの交換・増設は除く) |
| 対象期間 | 設置完了日:2026年4月1日〜2027年3月31日。申請受付:2026年4月15日〜2027年3月31日必着。予算がなくなり次第、受付終了(9月15日に到達→補正予算で再開見込み) |
| 申請方法 | 設置完了後、書類一式を郵送または持参(環境部環境課地球温暖化対策係 補助金担当・区役所本庁舎18階)。書類に不備がない申請を到着順に受付・受付順に審査(窓口で書類確認や審査はしない)。申請手続は第三者に委任可。個人・個人事業主は電子申請も可(本人のみ・委任は不可)=LoGoフォームにマイナンバーカードと「xID」アプリの電子署名が必要。不備は電話連絡→再提出専用フォームから提出 |
| 申請書類(太陽光・個人) | 第1号様式(補助金交付申請書兼請求書)/第2号様式(設置完了証明書・電子印可)/建物の全部事項証明書(申請日前6か月以内・登記情報提供サービスの出力でも可)/領収書と内訳が分かるもの(宛名は申請者のフルネーム、機器費と工事費・対象経費と対象外経費が分かること、「一式」「コミコミパック」は不可、値引きの充当先が分かること)/太陽電池モジュールの枚数が全て確認できるフルカラー写真/設備の配置図/メーカーの保証書・出荷証明書・納品書のいずれか(氏名・住所・製品名・型番・保証開始日)/モジュール認証が分かる書類(該当箇所にマーカー)/2026年1月1日時点で区外に住んでいた人は令和7年度の住民税納税証明書 |
| 交付まで | 受付→審査(書類に不備がなければ1〜2か月程度・申請集中時は延びる)→交付決定通知→申請書記載の口座へ振込(1か月程度)。領収書が出ない場合は振込依頼書やカード明細+通帳の写しで代用可 |
業者選びの軸は「都の事前申込を契約前に自社で出せるか」と「区の申請に使える内訳付きの領収書・設置完了証明書・写真をすぐ出してくれるか」、そして「区の受付再開のタイミングに工事完了を合わせられるか」の3点です(9章)。一覧は10章にまとめました。
参考:【令和8年度】練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金(練馬区公式・2026年9月15日更新)
参考:令和8年度 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金のご案内(練馬区公式・パンフレットPDF)
参考:練馬区カーボンニュートラル化設備の設置に係る補助金交付要綱(練馬区公式・PDF)
参考:環境に関する補助(カーボンニュートラル化設備設置補助金)の対象設備(練馬区・よくある質問と回答)
1-2. 練馬区の受給額は?|都だけの早見表と、区の太陽光8万円(再開後に申請できた場合)を足した数字

東京23区の多くには区独自の上乗せがありますが、練馬区は令和8年度から蓄電池については「区の上乗せがない区」の側に入りました。太陽光は定額8万円が残っているので、受給額の見当は簡単で、東京都の「容量×単価」に、太陽光なら区の8万円を足すだけです。蓄電池は都の数字がそのまま受給額です。既存住宅の容量別に並べます。
| 太陽光の容量 | 設置費の例(税抜) | 東京都 | 練馬区 | 実質負担(都のみ) | 区込みの実質負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3kW | 100万円 | 45万円 | 8万円(定額) | 55万円 | 47万円 |
| 4kW | 130万円 | 48万円 | 8万円(定額) | 82万円 | 74万円 |
| 5kW | 150万円 | 60万円 | 8万円(定額) | 90万円 | 82万円 |
| 6kW | 180万円 | 72万円 | 8万円(定額) | 108万円 | 100万円 |
| 蓄電池の容量 | 設置費の例(税抜) | 東京都(DR不参加) | 練馬区 | 実質負担(都のみ) | 区込みの実質負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5kWh | 120万円 | 50万円 | 対象外 | 70万円 | ー |
| 7kWh | 160万円 | 70万円 | 対象外 | 90万円 | ー |
| 10kWh | 200万円 | 100万円 | 対象外 | 100万円 | ー |
| 12kWh | 230万円 | 120万円(上限) | 対象外 | 110万円 | ー |
| 16.4kWh | 300万円 | 120万円(上限) | 対象外 | 180万円 | ー |
本記事の7章と同じ価格で比べると、太陽光4kW・110万円では都48万円で実質負担62万円→区の8万円を足して54万円、蓄電池10kWh・180万円(DR参加)では都110万円で70万円(区の補助なし)、セット290万円では都158万円で132万円→124万円になります。
注意したいのは区の8万円は「取れれば上乗せ」であって当てにして工程を組むものではないことと、都の予算と単価の動きです。区は9月15日に予算切れで止まり、再開後も到着順で減っていきます。都の2本は先着・予算制で、蓄電池の単価は令和7年度の12万円/kWhから令和8年度は10万円/kWhに下がりました。区の再開を待つ必要はないので、導入を決めているなら都の事前申込を先に出しておく順番(4章・6章)をおすすめします。
1-3. 練馬区の他のメニューとV2H|エネファーム5万円・エコキュート3万円・高断熱窓ドア1/6(区内業者20万円)・蓄電池/V2Hは区メニューなし(都のみ)
太陽光と同じ「練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金」の枠で、練馬区には給湯器と断熱のメニューもあります。いずれも既存住宅が対象の事後申請で、太陽光と同じ予算枠(9月15日に到達)で動いています。
| メニュー | 内容(令和8年度) | 太陽光・蓄電池との関係 |
|---|---|---|
| 太陽光発電設備 | 定額8万円(個人・事業者・管理組合)。JETまたはIEC加盟機関の認証モジュール。区内業者の要件なし | ◎ 本記事の主題(1-1・1-2) |
| エネファーム | 定額5万円(個人・事業者)。燃料電池普及促進協会(FCA)登録品 | △ 太陽光と別申請。令和7年度までは「蓄電池はエネファームとの同時設置でも対象」だったが、令和8年度は蓄電池自体が対象外 |
| エコキュート | 定額3万円(個人・事業者)。日本冷凍空調工業会の性能検定合格品。都の東京ゼロエミポイントと併用可 | △ 太陽光と同時に入れると自家消費率が上がる。区は別申請 |
| 高断熱窓・ドア | 対象経費の1/6。区内業者が施工した場合は上限20万円・区外業者は上限12万円。先進的窓リノベ2026・みらいエコ住宅2026の登録製品 | △ 練馬区で唯一「区内業者の増額」がある設備。国の先進的窓リノベ・都の断熱改修助成と併用可 |
| LED照明(マンション共用部) | 対象経費の1/2・上限25万円(49戸以下)〜75万円(100戸以上)。管理組合のみ | ー |
| 蓄電システム・V2H | 令和8年度から区のメニューなし(東京都の助成のみ)。令和7年度までは太陽光またはエネファームとの同時設置・同時申請を条件に蓄電システムが対象だった | × 「練馬区の蓄電池補助」で出てくる古い記事に注意 |
「練馬区は蓄電池に5万円」「V2Hも区の対象」という記事は令和7年度以前の情報です。令和7年度までの「カーボンニュートラル化設備設置等補助金」では、太陽光かエネファームと同時に設置・同時に申請する蓄電システムとV2Hが対象でしたが、令和8年度の制度からはどちらも外れ、制度名から「等」が取れました。区公式の一覧表と区のよくある質問(住宅向けの対象設備は太陽光・エネファーム・エコキュート・高断熱窓ドア)で確認できます。
屋根に太陽光を載せられない家の「もうひとつの入り口」
東京都の蓄電池助成の要件は「太陽光発電の設置」または「再生可能エネルギー電力メニューの契約」です。北向きの屋根や狭小地などで太陽光を設置できない戸建でも、再エネ電力プランに切り替えれば都の蓄電池助成の対象になり得ます。練馬区にはこの切替に対する区の補助はなく、蓄電池は令和8年度から区の対象外なので、この経路の受給額は都の「容量×10万円」だけです。
V2Hは練馬区に令和8年度のメニューがなく、国のCEV補助金(V2H分)も2026年8月27日で受付を終了したため、いまは東京都のV2H助成(対象経費の1/2・上限50万円。太陽光の設置とEV・PHEVの所有など増額要件を満たすと10/10・上限100万円)の1本です。都のV2H助成は二世帯住宅が対象外で、契約前の事前申込が必要な点は太陽光・蓄電池と同じです(5-1参照)。
練馬区公式ページは、区の補助と併用できる制度として国の「住宅省エネ2026キャンペーン」、都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」「みんなのおうちに太陽光」(太陽光・蓄電池の共同購入)「東京ゼロエミポイント」を案内しています。初期費用をかけたくない家向けに「0円ソーラー」(事業者が初期費用を負担するリース等の民間サービス)の案内もありますが、リース機器は区の補助対象外なので、8万円を取りに行くなら購入型です。
参考:令和8年度 戸建住宅におけるV2H普及促進事業(クール・ネット東京)
2. 東京都の太陽光補助金|既存15万円/kW・上限45万円、「3.75kWの谷」と陸屋根の加算

都の太陽光補助金の基本額は、新築住宅か既存住宅かで単価が異なります。練馬区の住宅の多くは既存住宅に該当します。
| 住宅区分 | 出力 | 補助単価・上限 |
|---|---|---|
| 既存住宅 | 3.75kW以下 | 15万円/kW(上限45万円) |
| 既存住宅 | 3.75kW超50kW未満 | 12万円/kW(助成対象経費が上限) |
| 新築住宅 | 3.6kW以下 | 12万円/kW(上限36万円) |
| 新築住宅 | 3.6kW超50kW未満 | 10万円/kW(助成対象経費が上限) |
練馬区の区独自補助は定額8万円で、いまは受付中止中(10月中旬に再開見込み)。まずは東京都の「出力×単価」で受給額の見当をつけ、区の8万円は「再開後に間に合えば上乗せ」と考えます(区を足した数字は1-2)。既存住宅の容量別に試算します。
| 設置容量 | 計算式 | 補助額(既存住宅) |
|---|---|---|
| 2.5kW | 2.5×15万円 | 37.5万円 |
| 3kW | 3×15万円 | 45万円(上限到達) |
| 3.5kW | 3.5×15万円=52.5万円 | 45万円(上限適用) |
| 3.75kW | 3.75×15万円=56.25万円 | 45万円(上限適用) |
| 4kW | 4×12万円 | 48万円 |
| 5kW | 5×12万円 | 60万円 |
| 6kW | 6×12万円 | 72万円 |
注目してほしいのが「3.75kWの境界」で起きる逆転現象です。3.75kW以下は単価15万円/kWですが上限45万円で頭打ちになるため、3kWでも3.5kWでも3.75kWでも受給額は45万円。ところが3.75kWを超えると単価は12万円/kWに下がる代わりに上限の縛りがなくなり、4kWなら48万円、5kWなら60万円と容量に比例して伸びていきます。
2-1. 基本額に上乗せできる「加算」|陸屋根なら架台+防水のダブル加算

| 加算の種類 | 金額 | 対象 |
|---|---|---|
| 架台設置加算 | 既存戸建住宅10万円/kW、既存・新築の集合住宅20万円/kW | 陸屋根等に架台を設置する場合(材料費・工事費が上限。新築戸建は対象外) |
| 防水工事加算 | 18万円/kW | 既存住宅の陸屋根で防水工事を行う場合(材料費・工事費が上限) |
| 機能性PV加算 | 最大10万円/kW | 防眩型など機能性の認定条件あり(令和8年度の区分は公式で要確認) |
| 災害補償・故障補償等への加入費 | 7,000円/契約 | 補償等に加入する場合 |
既存戸建の陸屋根に5kWを架台設置し防水工事も行うケースでは、基本額60万円+架台最大50万円+防水最大90万円で計算上の上限は200万円(架台・防水は実際の材料費・工事費が上限)。集合住宅は架台加算が20万円/kWとさらに手厚く、管理組合による屋上太陽光の導入では大きな追い風になります(6-2参照)。
参考:令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業(クール・ネット東京)
3. 東京都の蓄電池補助金|10万円/kWh・上限120万円とDR加算、太陽光なしでも使える要件

| 区分 | 補助単価 | 上限額 |
|---|---|---|
| 蓄電池パッケージ(新規設置) | 10万円/kWh | DRに参加しない場合120万円/戸 |
| 蓄電池ユニット増設 | 6万円/kWh | DRに参加しない場合72万円/戸 |
| DR加算(EMS・IoT機器を新規設置) | 15万円/台 | ー |
| DR加算(EMS・IoT機器の新規設置なし) | 10万円/台 | ー |
| 災害補償・故障補償等への加入費 | 7,000円/契約 | ー |
令和8年度は補助単価が12万円/kWh→10万円/kWhに下がる一方、DR加算はEMS・IoT機器の新規設置で15万円/台に増えました(変更点の詳細は東京都の蓄電池補助金の完全ガイド)。

練馬区は令和8年度から蓄電池への区の補助がないため、受給額は「容量×10万円」に、DR実証へ参加する場合の加算を足すだけで見当がつきます。
| 蓄電容量 | DR不参加(上限120万円) | DR参加(EMS・IoT機器の新規設置なし) | DR参加(EMS・IoT機器を1台新規設置) |
|---|---|---|---|
| 5kWh | 50万円 | 60万円 | 65万円 |
| 7kWh | 70万円 | 80万円 | 85万円 |
| 10kWh | 100万円 | 110万円 | 115万円 |
| 12kWh | 120万円(上限) | 130万円 | 135万円 |
| 16kWh | 120万円(上限) | 170万円 | 175万円 |
DR(デマンドレスポンス)とは、電力の需給がひっ迫したときに電力会社側からの要請で蓄電池の充放電を調整する仕組みです。実証に参加する場合は、交付申請(実績報告)の前までにDR実証の契約を済ませておく必要があります。12kWhで見ると、DR不参加なら120万円、DR参加なら130万円、EMS・IoT機器を新規に1台入れれば135万円です。
表の数字は「制度上の上限」です。実際の交付額は設置価格(税抜)との比較で決まるため、価格を抑えた案件ほど工事価格側が上限になります(検算は7章)。
参考:令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)
4. 受付スケジュールと「期限の3層構造」|10月1日のSII切替・設置済みならパワコン更新助成

| 項目 | 太陽光 | 蓄電池 |
|---|---|---|
| 事前申込 | 2026年5月29日受付開始(契約前に行う。有効期限は受付日から1年) | 同左 |
| 交付申請兼実績報告 | 2026年6月30日受付開始(設置完了後) | 同左 |
| 設置・実施期限 | 事業の実施期限は2029年3月30日 | 対象機器の設置期間は2026年4月1日〜2029年3月30日 |
| 10月1日の切替 | ー | 2026年10月1日以降の事前申込は、SIIの令和8年度登録済製品のみが対象(4月1日〜6月30日に契約が完了した案件を除く) |
| 4〜6月契約の特例 | 2026年4月1日〜6月30日に契約した案件は、事前申込前の契約でも対象(手引きで確認) | 同左 |
| 終了条件 | 予算上限に達した時点で受付終了 | 同左 |
「2029年まで制度があるなら急がなくていい」は早計です。期限は①事業全体の実施期限(2029年3月30日)/②年度ごとの受付期間(年度が替わると単価・要件が見直される)/③予算上限による早期終了(予測不能)の3層でできています。蓄電池の単価は令和7年度の12万円/kWhから令和8年度は10万円/kWhへ下がっており、太陽光の「既存15万円/kW」が来年度も続く保証はありません。
4-1. 設置済みの方へ|パワーコンディショナ更新に1/2・上限10万円の助成

「うちはもう太陽光を載せてるから関係ない」という方にこそ知ってほしいのが、東京都の「太陽光発電システムに係るパワーコンディショナ更新費用助成事業」です。パワコンの寿命は一般に10〜15年程度で、2010年代前半に設置した家庭はちょうど交換時期。交換費用の相場は工事費込みで20万〜40万円程度が目安なので、上限10万円の助成はインパクトが大きいです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 助成対象経費(機器費・工事費、消費税除く)×1/2。上限10万円/台。災害補償等への加入費7,000円/契約も対象 |
| 受付期間 | 2026年6月30日〜2027年3月31日 |
| 対象となる更新設置期間 | 2023年1月31日〜2029年3月30日 |
| 主な要件 | 既設太陽光の継続利用が目的/未使用のパワコン/既設モジュールがJETPVm認証相当等/発電電力を住宅で使用 |
| 申請方式 | 交付申請兼実績報告方式(事前申込は不要)。電子申請。金融機関発行書類等による申請者確認あり |
太陽光本体の補助金と違って事前申込が不要な事後申請方式で、対象期間は2023年1月31日まで遡ります。「一昨年パワコンを交換したけど、そんな助成知らなかった」という方も、要件を満たせば今から申請できる可能性があります。既設の太陽光に蓄電池を後付けする場合は、3章の蓄電池助成(既設太陽光があれば要件を満たす)と組み合わせられます。
5. 補助金の併用ルール|定額8万円の練馬区で控除が「実質起きない」理由、事後申請と都の実績報告の順番、セットで最大175万円、V2H

複数の補助金を並べると、つい単純に足し算したくなります。しかし実際の交付額は控除ルールで決まります。東京都の助成額は、次の2つを比べて小さいほうが採用されます。
| 設備 | ①助成対象経費 | ②助成額 |
|---|---|---|
| 太陽光 | (機器費+工事費)-国および他の地方公共団体からの補助金(税抜) | 発電出力×単価(+加算) |
| 蓄電池 | (蓄電池機器費+工事費+IoT機器費+IoT工事費)-国および他の地方公共団体からの補助金(税抜) | 蓄電容量×10万円+加算額 |
注目すべきは①の「他の地方公共団体からの補助金」という部分です。ここには区市町村の助成が含まれます。区から助成を受けると、その分だけ都の助成対象経費が目減りするため、価格を抑えた案件ほど「区と都の単純合算」からズレていきます。
⭐練馬区民にとっての「控除が実質起きない」と、事後申請の順番
練馬区の区独自補助は太陽光の定額8万円だけで、蓄電池には出ていません。つまり蓄電池では①の控除項目に入る区の助成がゼロで、都の計算式がそのまま素直に効きます。太陽光でも、都の助成対象経費は「税抜経費から他の補助金を引いた額」ですが、都の助成額は「容量×単価」(4kWで48万円)とその経費の小さいほうなので、経費が56万円(48万円+8万円)を下回らない限り、都の48万円は1円も減りません。この記事の価格帯(110万円)はもちろん、相場の下限でも起きない水準です。
逆に区の要綱にも「併用する補助金の交付(予定)額を差し引いた額が補助対象経費」という定めがありますが、区の補助は定額8万円なので、経費から都の補助を引いた残りが8万円以上あれば満額です。同じ56万円のしきい値で、相場では問題になりません。
順番の面でも練馬区は楽です。区は設置完了後の事後申請、都は契約前の事前申込→工事→交付申請兼実績報告なので、区の申請と都の実績報告はどちらが先でも構いません。区が「到着順・予算がなくなり次第終了」である以上、設置と支払いが終わったら区の申請を先に出し、都の実績報告も並行して進めるのが現実的です。実績報告時にクール・ネット東京へ他の補助金の有無(区の8万円)を正しく申告する点は、どの区とも同じです。
| 組み合わせ | 併用可否 | ポイント |
|---|---|---|
| 東京都の太陽光 × 東京都の蓄電池 | 併用可 | 別設備のため両方に申請できる。セット導入の王道(5-1) |
| 太陽光 × 練馬区の定額8万円 | 併用可(区公式パンフQ1「国や東京都の補助金と併用できますか」→「併用可能です」) | 区の要綱では、他の補助金と併用する場合「併用する補助金の交付(予定)額を差し引いた額」が補助対象経費になるが、区の補助は定額8万円なので、税抜経費から都の補助を引いた残りが8万円を下回らない限り影響なし(4kW・都48万円なら経費56万円がしきい値=5章のbox)。蓄電池は区の対象外 |
| 太陽光・蓄電池 × 東京都のV2H助成 | 併用可 | 太陽光+EV所有ならV2Hの増額助成(10/10・上限100万円)の条件も満たせる。国のCEV補助金(V2H分)は2026年8月27日で受付終了 |
| 家庭における太陽光 × 東京ゼロエミ住宅の太陽光助成 | 併用不可 | 同一設備への都の重複助成は不可。新築でゼロエミ認証を取るならどちらか選択 |
| 家庭における太陽光 × 初期費用ゼロ事業 | 併用不可 | リース・PPAを使う場合は事業者経由の助成に一本化される(6-2参照) |
| 国のDR蓄電池補助 × 東京都の蓄電池 | (受付終了) | 国DRは2026年5月29日で終了。新規の併用は不可 |
- 都・公社の他の同種助成との重複は不可(太陽光と蓄電池のように設備が違えば別枠)
- 施工業者からのキャッシュバックやポイント還元があった場合、その分は助成対象経費から除外される
- 助成対象経費は税抜で計算する。見積書の税込総額で暗算すると数万円ずれる
- 令和8年度から、実績報告時に金融機関発行の証明書等の提出が必須になった。振込の控えは必ず保管する
5-1. 王道は「太陽光×蓄電池」のセット導入|都だけで最大175万円、V2Hは太陽光+EVで10/10
令和8年度の東京都で最も費用対効果が高い組み合わせは、太陽光×蓄電池のセット導入です。昼に発電した電気を蓄電池に貯めて夜使うことで買電量を最小化でき、補助金も太陽光と蓄電池の両方を満額で受給できます。3.75kW以下の上限45万円と、12kWh・DR参加の130万円を合わせると175万円が視野に入り、4kW以上を載せられる屋根ならさらに上振れします。太陽光を載せると、蓄電池助成の要件(太陽光の設置または再エネ電力メニューの契約)も自動的に満たせます。
EV・PHEVをお持ちなら、都の「戸建住宅におけるV2H普及促進事業」も選択肢です。通常は対象経費の1/2・上限50万円ですが、太陽光発電(50kW未満)の設置とEV・PHEVの所有など増額要件を満たすと10/10・上限100万円になります。国のCEV補助金(V2H・外部給電器分)は2026年8月27日に交付申請の受付を終了したため、これから申し込む方は都の助成だけで資金計画を立ててください(車両分のCEV補助金は継続中)。二世帯住宅は同事業の対象外です。詳細は国の太陽光・蓄電池・V2H補助金の完全ガイドとクール・ネット東京のV2H公式ページでご確認ください。
6. 申請方法と流れ|「契約前の事前申込」と、練馬区で業者に聞く3項目

太陽光も蓄電池も「原則、契約前に事前申込」が必要です。工事契約を先に結んでしまうと助成対象外になりかねません。一方、4-1のパワコン更新助成は事前申込不要の事後申請方式。同じ制度群でも手続きの型が真逆なので、混同しないよう注意してください。
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ①業者選定・見積もり | 複数社から見積もりを取得。太陽光は載せられる最大容量と加算の適用可否、蓄電池はSII登録機器(10月以降は令和8年度登録)の取扱いを確認 | この段階では契約しない。見積内訳を制度別に振り分けられる業者を選ぶ |
| ②事前申込 | クール・ネット東京へ電子申請(2026年5月29日受付開始)。受付番号が発行される | 契約前に必ず行う。練馬区の補助は設置完了後の事後申請なので、区側の着工前申請は不要(区公式パンフも「設置完了後、申請書類をすべて揃えて申請」と明記) |
| ③契約・設置工事 | 事前申込後に業者と契約し、設置 | 設置期間は2029年3月30日まで。DR参加は交付申請までにDR実証契約。支払いの控えは実績報告で必要 |
| ④交付申請兼実績報告 | 設置完了後に申請(2026年6月30日受付開始) | 設置写真・契約書・金融機関発行の証明書等を添付。事前申込の受付日から1年以内 |
| ⑤審査・交付決定・振込 | 書類審査を経て指定口座へ振込 | 公式に一律の振込時期は示されていない。全額立替え前提で資金計画を |
申請前に、対象要件の最終確認も。特に重要なのは次の4つです。
- 未使用品であること:中古パネル・中古蓄電池は対象外。既存の太陽光システムへのパネル増設も対象外(蓄電池の後付けは対象)
- 住宅で電力を使用すること:発電した電力を住宅部分で使う「自家消費」が前提。投資目的の全量売電は対象外
- 認証・登録を受けた機器であること:太陽光はJETPVm認証相当またはIECEE-PV-FCS制度加盟認証機関の認証等、蓄電池はSII登録の据置型のみ(ポータブル電源は対象外)
- 出力50kW未満であること:家庭用ではまず問題にならないが、法人・集合住宅の大規模案件は上限に注意
6-1. 見積もりの前に業者へ聞くべき3項目
金額の大小より、手続きを正しく回せる会社かどうかのほうが結果に響きます。最初の面談で次の3つを聞いてください。
| 聞くこと | なぜ聞くのか | 望ましい答え |
|---|---|---|
| 事前申込はいつ・誰が出しますか? | 契約前に受付されていないと助成が消えるため | 契約前に自社が代行して出す、と即答できる |
| この屋根に載せられる最大容量と使える加算は?この蓄電池はSIIの令和8年度登録済みですか? | 3.75kWの谷・加算・10月1日のSII切替で受給額が数十万円変わるため | 現地調査をもとに容量別の受給額と加算の適用可否を並べ、蓄電池は型番ベースで登録状況を回答できる |
| 見積書に区の補助金や、終了した国の補助金が入っていませんか? | 練馬区の区独自補助は太陽光の定額8万円のみで、しかも2026年9月15日から受付中止中(10月中旬に再開見込み)。蓄電池・V2Hは令和8年度から区の対象外で、国のDR・CEV(V2H分)も受付終了のため | 計上していない、または「練馬区は太陽光に定額8万円だが9月15日から受付中止、10月中旬に再開見込み。蓄電池は令和8年度から対象外」と即座に訂正できる(「区の蓄電池補助が5万円出る」と言う業者は令和7年度以前の情報で止まっている) |
3つ目で言葉を濁す会社は、制度の更新を追えていない可能性があります。補助金の実務は日付で結論が変わる世界なので、金額の根拠がいつ時点のものかは必ず確認してください。
令和8年度から金融機関発行書類等による申請者・事業者の実在性確認が導入され、不適切な代行申請への監視が強まりました。施工業者が代行するのが一般的で問題はありませんが、事前申込がいつ受け付けられたか、申請内容がどうなっているかは自分で把握しておくことをおすすめします。マンションの専有部分への設置も対象になりえますが、管理規約の確認と管理組合の同意が必要です。
6-2. 現金購入だけじゃない|初期費用ゼロ・都の共同購入・マンション管理組合の選択肢

①初期費用ゼロ(リース・PPA):「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業」の対象で、助成金はサービス事業者に交付され、利用料金の減額やキャッシュバック等で住宅所有者に還元されます。既存住宅3kW以下は通常購入の15万円/kWに対し初期費用ゼロ経由は18万円/kWと、小容量帯ではゼロ円プラン経由のほうが助成単価が高い設計です。ただし10年前後の長期契約が基本で、契約期間トータルでは現金購入が有利になるケースも多いため、「購入した場合の実質負担」と「ゼロ円プランの総支払額」を必ず並べて比較してから決めましょう。
②都の共同購入「みんなのおうちに太陽光」:参加希望者を集めて一括発注する都の事業で、市場価格より割安な購入単価が期待できます。募集期間が区切られ、機種や施工業者を自分で選べない点は理解した上で、「相見積もりの比較対象の1つ」として登録する使い方が賢い方法です。
7. 練馬区で太陽光・蓄電池を設置する費用相場と実質負担|太陽光のみ・蓄電池のみ・セットの3ケースで検算

住宅用太陽光発電は工事費込みで1kWあたり25万〜35万円程度、家庭用蓄電池は容量と施工条件で幅があります。東京都内の市場価格をもとにした目安は次のとおりです。
| 太陽光の容量 | 本体+工事費の相場(税抜) | 都の補助金(既存住宅) |
|---|---|---|
| 3.5kW | 90〜125万円 | 45万円(上限) |
| 4kW | 100〜140万円 | 48万円 |
| 5kW | 125〜175万円 | 60万円 |
| 6kW | 150〜210万円 | 72万円 |
| 蓄電池の容量 | 本体+工事費の相場(税抜) | 都の補助金(DR不参加) |
|---|---|---|
| 5kWh | 100〜140万円 | 50万円 |
| 7kWh | 140〜180万円 | 70万円 |
| 10kWh | 180〜230万円 | 100万円 |
| 12kWh | 200〜260万円 | 120万円(上限) |
| 16.4kWh | 260〜320万円 | 120万円(上限) |
7-1. 補助金活用後の実質負担額|練馬区の3ケース
以下は相場の下限に近い価格で契約できた場合の試算です。助成対象経費は税抜で計算されるため、金額はすべて税抜です。練馬区の太陽光補助(定額8万円)は2026年9月15日から受付中止中のため、区の欄は0円で組み、再開後に申請できた場合の数字を太陽光の欄に添えています(1-2に容量別の一覧)。
| ケース①:既存住宅に太陽光4kWのみ | 金額 |
|---|---|
| 太陽光本体+工事費 | 110万円 |
| 東京都の太陽光補助金(4kW×12万円) | −48万円 |
| 練馬区の上乗せ(太陽光定額8万円・9月15日から受付中止) | 0円(10月中旬の再開後に申請できれば−8万円で実質54万円。1-1・1-2) |
| 実質負担額 | 62万円 |

| ケース②:蓄電池10kWhのみ(DR実証に参加) | 金額 |
|---|---|
| 蓄電池本体+工事費 | 180万円 |
| 東京都の蓄電池補助金(10kWh×10万円)+DR加算10万円 | −110万円 |
| 練馬区の上乗せ(蓄電池は令和8年度から対象外) | 0円 |
| 実質負担額 | 70万円(DR不参加なら助成100万円で80万円) |
| ケース③:太陽光4kW+蓄電池10kWhをセット設置(DR実証に参加) | 金額 |
|---|---|
| 太陽光+蓄電池の本体+工事費 | 太陽光110万円+蓄電池180万円=290万円 |
| 東京都の太陽光補助金(4kW×12万円) | −48万円 |
| 東京都の蓄電池補助金+DR加算 | −110万円 |
| 練馬区の上乗せ(太陽光定額8万円・9月15日から受付中止) | 0円(再開後に申請できれば−8万円で実質124万円) |
| 実質負担額 | 132万円(助成合計158万円) |
太陽光は「3.5kWで止めた場合」と比べると分かりやすく、3.5kW・100万円なら助成45万円で実質負担55万円。ケース①(4kW・62万円)との差は7万円で、7万円の追加負担で0.5kW分の発電量が増えるなら、多くの場合は4kWに振ったほうが回収は早くなります。これが「3.75kWの谷」の実務上の意味です。
ケース③のセットは太陽光単体に蓄電池を足しても実質負担の増加は70万円。「東京では蓄電池をつけても太陽光単体とそれほど変わらない負担で済む」と言われる理由がここにあります。
助成額は制度で決まっているのに対し、設置価格は業者によって大きく変わります。太陽光4kWの相場の幅は40万円、蓄電池10kWhは50万円(DR加算の5倍)。制度を読み込むことと同じくらい、相見積もりで設置価格を抑えることが効きます。
7-2. 2026年度は「売る」より「使う」設計|FIT二段階と太陽光4kWの回収目安
太陽光発電協会の目安では、設置条件が良好な場合の年間発電量は1kWあたり約1,000kWh(4kWなら年間およそ4,000kWh)。2025年10月に始まったFITの「初期投資支援スキーム」が2026年度も継続し、10kW未満の住宅用の買取単価は運転開始から4年目まで24円/kWh、5〜10年目8.3円/kWh(10年平均約14.58円)の二段階です。家庭が買う電気は1kWhあたり30円前後ですから、5年目以降は売るより自宅で使ったほうが3倍以上お得。制度そのものが「余った電気を売る」から「発電した電気を家で使い切る」方向へ舵を切ったということで、昼間に人がいない家ほど蓄電池と組み合わせる意味が大きくなります。
| 項目(4kW・自家消費率30%) | 1〜4年目 | 5〜10年目 |
|---|---|---|
| 自家消費による削減(1,200kWh×30円) | 36,000円 | 36,000円 |
| 売電収入(2,800kWh) | 67,200円(24円) | 23,240円(8.3円) |
| 年間の効果 | 約103,000円 | 約59,000円 |
7-3. 買わずに持つ選択肢|太陽光のない戸建なら「てるまるでんちプロジェクト」も(東急パワーサプライ)
太陽光を載せられない戸建向けに、東急パワーサプライ(本社:世田谷区用賀)は「てるまるでんちプロジェクト」も実施しています。蓄電池を自分で買わずに設置するルートなので、本記事の「自分で購入して都の補助金を受ける」ルートと分けて理解しておきましょう(練馬区の補助は「中古品・リース機器でないこと」が要件で、リース等の機器は対象になりません)。
| 項目 | てるまるでんちプロジェクト(2026年度) |
|---|---|
| 仕組み | 東急パワーサプライが都の蓄電池補助とアグリゲーション事業を活用し、同社が所有する蓄電池を無償で家庭に設置。充放電は同社が遠隔制御(安い時間帯に充電・高い時間帯に放電)、停電時は自立運転 |
| 対象 | 東京都内で、太陽光発電設備が設置されていない戸建世帯 |
| 機器 | オムロン ソーシアルソリューションズ製 13.0kWh(実効容量11.6kWh)。屋内外どちらにも設置可 |
| スケジュール | 先行エントリーは2026年6月18日から本申込受付開始まで(本申込は7月中旬頃の予定)。11月30日までに申込と設置工事を完了した世帯に先行エントリー特典 |
| 2025年度の実績(同社公表) | 2026年4月の電気代削減は最大3,294円/月(18.1%)・平均1,589円/月(11.8%)。サービス満足度94.0% |
参考:「てるまるでんちプロジェクト」2026年度先行エントリー(東急パワーサプライ・PR TIMES)
8. 【調査結果】東京都対応の太陽光・蓄電池業者48社を1社ずつ確認しました

ここからは「練馬区でどの業者に頼むか」の話です。
マイリフォでは、東京都に対応する太陽光・蓄電池の業者48社について、公式サイトの記載・登記情報(国税庁法人番号公表サイト)・国土交通省の建設業者データベース・Googleマップの口コミを1社ずつ手動で確認し、業者データベースとして公開しています。
その調査結果を1枚にまとめたのが下の表です(クリックで拡大)。

表の見方は次のとおりです。
- マイリフォ評価:「独自」は各社への取材にもとづく7軸評価(70点満点を5点換算)、「参考」はGoogle口コミの点数・件数をベイズ補正した参考値。取材済みは13社
- 設備・特徴タグ:「太陽光」列が◯の業者が太陽光の設置に対応。補助金申請サポート・自社施工・建設業許可などのタグは業者データベースの絞り込み検索と同じ基準。一括見積もりサイトは紹介社数を表示
- 建設業許可・法人番号:◯=許可番号・法人番号を公的データベースで確認済み、△=記載はあるが確認できず、—=記載なし
- Google口コミ:各社の確認日時点の値で、変動します。件数が2件以下の場合は「参考件数未満」
9. 補助金に強い業者の選び方|練馬区で確認したい8つのチェックポイント

令和8年度の東京都の補助金は「金額は大きいが、ルールは複雑」。だからこそ、どの業者に頼むかで受給額も手間も大きく変わります。マイリフォの7軸評価と同じ基準で、確認すべき8点をまとめました。
| チェックポイント | 確認すること |
|---|---|
| ①都の事前申込を契約前に自社で出せるか | 練馬区は区の着工前申請がないため、都の申込を「契約前に・自社で」出せるかがすべて。不採択時の扱い(再申請・補填の有無)も契約前に確認。区の8万円は事後申請なので、領収書と内訳書を「機器費・工事費・対象外経費(処分費・足場・諸経費)・値引きの充当先」が分かる形で発行できるか(「一式」「コミコミ」は区が受け付けない)、モジュール枚数の写真・配置図・保証書または出荷証明書をすぐ出せるかは業者次第 |
| ②加算まで含めた補助金設計 | 3.75kWの谷を踏まえた容量提案と、架台・防水・機能性PVの加算の適用可否を説明できるか |
| ③SII令和8年度登録機器への対応 | 10月1日以降の申込を見据えた蓄電池の機種選定ができているか。旧年度リストの機種を勧める業者は情報が古い可能性 |
| ④モジュールの認証 | JETPVm認証、またはIECEE-PV-FCS加盟機関の認証を受けたモジュールか(未認証だと都の助成対象外) |
| ⑤相見積もりを嫌がらないか | 即決を迫る業者、「今日だけの価格」を出す業者は候補から外す |
| ⑥料金の透明性 | 見積書に本体・工事費・諸経費の内訳があるか。ハイブリッド型パワコンの計上先を説明できるか |
| ⑦施工体制と許認可 | 自社施工か外注か。電気工事業の登録・建設業許可の番号を公式サイトに掲載しているか(8章の調査表の◯△—) |
| ⑧保証・アフター | メーカー保証(出力保証・機器保証)に加えて施工保証・自然災害補償・定期点検の有無。保証の主体が「メーカー」か「業者」か |
進め方はシンプルで、①候補を3〜5社に絞る(10章の一覧と調査表を使う)→②2〜3社から相見積もりを取る→③価格・提案内容(容量と加算)・申請代行の範囲の3軸で比較→④契約前に「事前申込の日付」を業者と確認、の4ステップです。
10. 練馬区の太陽光・蓄電池業者一覧|区内に本社を置く業者と、マイリフォの業者データベース

気になる業者があれば、各社の詳細ページから口コミ・料金・補助金サポートの実態を確認できます。
10-1. 練馬区に本社を置く業者はなし|隣の西東京市の省エネタイガー・杉並区浜田山のリケンエナジー・豊島区池袋のエコ発電本舗の3社
マイリフォの業者データベースに登録されている48社のうち、練馬区に本社を置く太陽光・蓄電池の専門業者はゼロです。練馬区の太陽光補助(定額8万円)は「区内業者と契約すると増額」のような業者側の条件がないので(区内優遇があるのは高断熱窓ドアだけ)、本社の所在地は受給額に影響しません。
それでも、練馬区に地理的に近い業者は相見積もりの候補にしやすい相手です。練馬区は西東京市・武蔵野市・杉並区・中野区・豊島区・板橋区と埼玉県の和光市・新座市・朝霞市に接し、西武池袋線と西武新宿線が区を東西に貫きます。ここでは、練馬区に隣接する市区に拠点を置き、取材済み(独自評価)またはGoogle口コミの評価が高い3社を紹介します。
| 会社 | 拠点(練馬区との位置関係) | マイリフォ評価 | タイプ・強みの方向 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 省エネタイガー | 西東京市住吉町5-11-23(本社)。練馬区の西隣。大泉学園・石神井・関町は生活圏が重なる | 4.5(独自) | 完全自社施工の東京都特化店:太陽光・蓄電池・V2H。訪問販売を行わず、相見積もり歓迎。補助金の申請サポートに定評 | 省エネタイガーの口コミ・評判を見る |
| リケンエナジー有限会社 | 杉並区浜田山1-23-7(杉並支社・建設業許可上の主たる営業所)。練馬区の南隣。登記本店は渋谷区笹塚(2026年8月移転) | 4.5(参考・228件) | 反響営業の販売施工型:太陽光・蓄電池・リフォーム・エクステリア。訪問販売は行わず、東京都の太陽光共同購入事業の指定販売店 | リケンエナジーの口コミ・評判を見る |
| エコ発電本舗(株式会社ゼロホーム) | 豊島区西池袋5-13-12。練馬区の東隣。池袋は西武池袋線の起点で練馬・石神井公園・大泉学園に直結 | 4.1(独自) | 比較提案型:太陽光・蓄電池の販売施工。取扱メーカーを横並びで比較する提案が得意 | エコ発電本舗の口コミ・評判を見る |
省エネタイガーは練馬区の西隣・西東京市に本社を置く完全自社施工の販売施工会社で、営業から施工・アフターまでを自社で完結させる体制と、訪問販売をせずに相見積もりを歓迎する営業姿勢が特徴です。マイリフォの取材にもとづく独自評価は4.5。大泉学園や石神井、関町といった練馬区西部の住宅街とは生活圏が重なり、練馬区を含む東京都全域で都の事前申込と区の事後申請の書類づくりまで扱っています。施工品質と補助金申請の丸投げ先を1社にまとめたい方の相見積もり先として有力です。練馬区の申請には「機器費と工事費の内訳が分かる領収書」が要るので、見積もりの段階で内訳の出し方を確認してください。
リケンエナジーは練馬区の南隣・杉並区浜田山に杉並支社を置く太陽光・蓄電池と住宅リフォームの会社で、訪問販売をせず問い合わせを受けて動く反響営業と、東京都の太陽光パネル共同購入事業の指定販売店であることが特徴です。Googleマップの口コミは228件で4.5と件数が多く、「安い」「丁寧」「説明」「補助金」に触れた声が目立ちます。一方で直近1年には補助金の申請書類の不備や入金までの期間、担当交代に触れた低評価も確認できるため、都の事前申込の控え・区の申請書類の担当・機器の発注日・発電シミュレーションの前提は契約前に書面で確認しておきましょう。練馬区は「区が委託した」と名乗る営業に注意喚起している区なので、反響営業で訪問販売をしない会社であることは安心材料のひとつです。
エコ発電本舗は練馬区の東隣・豊島区西池袋に本社を置く株式会社ゼロホームの太陽光・蓄電池ブランドで、マイリフォが取材した独自評価は4.1です。池袋は西武池袋線の起点で、練馬・石神井公園・大泉学園と練馬区の主要な住宅街に直結しています。取扱メーカーを横並びで比較する提案が得意で、「メーカーを決めていないので複数案を見て選びたい」段階の相見積もり先として使いやすい会社です。区の8万円は事後申請なので、設置完了証明書とモジュール枚数の写真・配置図をどのタイミングで出してもらえるかを、最初の面談で確認してください。
\ 月間12万人が利用する専門店 /
練馬区は区の面積の大半が武蔵野台地の上にある一方、石神井川・白子川・田柄川沿いには低地があり、区のハザードマップで浸水想定区域に入る住宅もあります。該当する場合は、蓄電池の設置位置(屋外の地上置きか・屋内か・浸水対策)を各社に聞いておくと判断しやすくなります。「練馬区の制度まで正しく説明できる業者」は都の制度も正しく扱う傾向があるので、初回の面談で「区の補助はいくらで、今は受け付けていますか」と聞いてみるのも業者の見極めに使えます。
相見積もりの起点にしやすい取材済み3社と、地域から探すタブは次のとおりです。
マイリフォ取材済みのおすすめ3選
掲載業者の中から、マイリフォが実際に取材した東京都対応のおすすめ3社を先に紹介します。
2〜3社の相見積もりの起点にしてください。

| マイリフォ評価:4.5 |
| 完全自社施工の東京都特化店(西東京市)。補助金申請サポートに定評 |
練馬区対応 太陽光・蓄電池設置業者DB
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10-2. 【上位3社比較】省エネタイガー・えねこ・ECODAの違い
取材済み13社の中でも評価が並ぶ3社を、業者データベースの確認済み項目で比較します。「3社のうちどれが自分に合っているか」の判断材料にしてください。

| マイリフォ独自評価 | 4.5(63/70) |
| Google口コミ(確認日) | ★4.9・103件(2026/8/18) |
| 運営会社・本社 | 株式会社PFA/西東京市 |
| 建設業許可 | 記載なし(登記・法人番号は確認済み) |
| 施工体制 | 自社施工 |
| 対応エリア | 東京都(西東京市拠点) |
| 訪問販売・電話営業 | なし |
| 特徴タグ(抜粋) | 補助金申請サポート/長期保証/既設太陽光への蓄電池追加/定期点検あり/LINE相談可 |
| 向いている人 | 多摩地域・西東京エリアで地元密着の自社施工を選びたい人 |
11. 「怪しい」訪問販売への対処法と、補助金を受け取った年の確定申告

補助金が手厚い東京都は、強引な訪問販売の主戦場でもあります。制度そのものは東京都の正規事業ですが、知名度を利用したセールストークと不適切な代行申請が実際に問題になっており、クール・ネット東京も注意喚起を出しています。練馬区は区公式ページで「練馬区から委託を受けた」とかたる営業が確認されたこと、区は補助金について業者に営業・販売を委託せず、区民に電話や訪問をさせることもないこと、ネット広告に事実と異なる表現があることを明記しています。「区の補助は太陽光の定額8万円だけで、蓄電池は対象外」「9月15日から受付中止」の2つを知っているだけで見抜けるトークがあります。
| よくあるトーク | 実際は… |
|---|---|
| 「練馬区から委託を受けて補助金の案内に来ました」「区の補助金(太陽光8万円・蓄電池5万円)は今なら使えます」 | 区公式が「練馬区から委託を受けたとかたる営業が確認されている・区は補助金について事業者に営業や販売を委託することは一切なく、区民に電話や訪問をさせることもない」と明記。区の太陽光8万円は9月15日に予算到達で受付中止中(10月中旬に再開見込み)で、蓄電池は令和8年度から区の対象外。区の補助は設置完了後の事後申請・到着順・予算がなくなり次第終了で、業者が交付を約束できるものではない。都は契約前の事前申込が原則なので、急かされて先に契約すると都の分が消える。区の制度は環境課地球温暖化対策係 補助金担当(03-5984-4706)で確認 |
| 「補助金とモニター割引で実質無料で設置できます」 | 補助金には上限があり、設置費用の全額が賄われることは通常ない。「実質無料」「モニター価格」は契約を急がせる典型トーク |
| 「補助金の枠が残りわずか。今日契約すれば間に合います」 | 予算到達で終了するのは事実だが、「今日契約しないと無効」という制度ではない。契約前の事前申込が原則のため、急かされて先に契約する方が危険 |
| 「売電収入でローンは実質ゼロになります」 | 2026年度のFITは5年目以降8.3円/kWh。過大な収支シミュレーションは要注意で、自家消費メリット中心の堅実な試算か確認を |
「東京都の委託で無料点検に回っています」という訪問も、都やクール・ネット東京が販売業者に戸別訪問を委託することはありません。「書類は見なくて大丈夫」という代行申請にも応じないこと。防衛策は①その場で契約しない、②複数社から相見積もりを取る、③申請書類は自分の目で確認する、の3つです。
11-1. 補助金と確定申告|売電収入の扱いにも注意
国や自治体からの補助金は税法上「一時所得」に区分されるのが原則で、一時所得には年間50万円の特別控除があります。加えて、太陽光・蓄電池のような固定資産の取得に充てた国・地方公共団体の補助金は、確定申告を行うことで総収入金額に算入しない特例(所得税法第42条)を適用できる場合があります。
「手続きをすれば実質的な税負担を避けられる可能性が高いが、放置してよいわけではない」が正確な理解です。加算込みで高額の補助を受けた年や他の一時所得がある年は、税務署または税理士に確認しておきましょう。なお余剰売電の収入は雑所得等として別途の扱いになるため、売電額が大きい方は注意が必要です。
12. 練馬区の太陽光・蓄電池補助金・業者選びのよくある質問(FAQ)

Q1. 練馬区の太陽光・蓄電池の補助金は、いまから申請できますか?
A. 2026年9月17日時点ではできません。区の「カーボンニュートラル化設備設置補助金」(太陽光発電は定額8万円)は9月15日に予算額に達して申請受付を中止しており、9月16日以降の申請書は返送されます。区は補正予算案を区議会に提案予定で、成立すれば10月中旬頃に受付を再開する見込みです。蓄電池は令和8年度から区の対象外です。
練馬区の補助は設置完了・支払い完了後に申請する事後申請で、到着順に受け付けられ、予算がなくなり次第終了します。令和7年度も9月5日に予算到達で終了しました。再開の告知は区公式ページに出るので、工事が完了している家は書類(内訳付き領収書・設置完了証明書・全部事項証明書・モジュール枚数の写真・配置図・保証書等)を揃えて待ち、これから工事の家は都の事前申込(契約前)を先に済ませてください(1-1・4章)。
Q2. 練馬区の補助金はいくら・どんな条件でもらえますか?蓄電池は本当に対象外ですか?
A. 令和8年度は太陽光発電設備に定額8万円です。蓄電システムとV2Hは令和8年度から対象外です。
対象は区内に居住し練馬区に住民登録がある個人(ほか区内の小規模事業者・管理組合)で、既存住宅(設置完了日が登記の新築年月日から1年以上経過)に、JETまたはIEC加盟機関の認証を受けたモジュールを施工業者が設置したもの。中古・リース機器は対象外で、令和3年度以降に同一種類の設備で交付決定を受けていないことが条件です。区内業者・区外業者の区別はありません。令和7年度までは太陽光またはエネファームとの同時設置・同時申請を条件に蓄電システムも対象でしたが、令和8年度の対象設備は太陽光・エネファーム(5万円)・エコキュート(3万円)・高断熱窓ドア(1/6・区内業者20万円/区外12万円)・LED照明(マンション共用部)の5種類です。都の助成と合わせた受給額は、太陽光4kWで56万円・蓄電池10kWhで100万円(DR不参加)が目安です(1-2)。
Q3. 太陽光は何kW載せるのが一番お得ですか?
A. 助成額だけで見ると、3kWから3.75kWまでは45万円で頭打ちになり、3.75kWを超えると12万円/kWで再び伸びます。屋根に余裕があるなら4kW以上が有利です。
7章の試算では、3.5kW(実質負担55万円)と4kW(同62万円)の差は7万円で、その7万円で0.5kW分の発電量が増えます。ただし実際に載せられる容量は屋根の形状・方位・耐荷重で決まるため、現地調査の結果で判断してください。
Q4. 太陽光を載せずに、蓄電池だけ設置しても東京都の助成は受けられますか?
A. 受けられる可能性があります。都の蓄電池助成は「太陽光発電の設置」または「再生可能エネルギー電力メニューの契約」が要件の1つだからです。
屋根の向きや面積、マンションなどの事情で太陽光を設置できない住宅でも、再エネ電力プランへの切り替えで要件を満たせる場合があります。練馬区にはこの切替に対する区の補助はなく、蓄電池は令和8年度から区の対象外なので、この経路の受給額は都の「容量×10万円」だけです。事前申込の前に公式の交付要綱で要件を確認してください。
Q5. マンションや陸屋根の建物でも太陽光・蓄電池は設置できますか?
A. 設置できます。陸屋根は傾斜をつける架台が必要で、屋根に穴を開ける場合は防水工事も伴います。
東京都の助成では、既存戸建の陸屋根に架台設置10万円/kW・防水工事18万円/kW、集合住宅の架台は20万円/kWの上乗せがあります(いずれも実際の材料費・工事費が上限)。マンション一棟での導入は管理組合向けの大型助成(太陽光30万円/kW・蓄電池20万円/kWh・上限1,500万円)の対象で、専有部分への個別設置は管理規約と管理組合の同意が前提です(6-2参照)。ベランダに置くポータブル電源は蓄電池助成の対象外です。
Q6. 国のDR補助金60万円やCEV補助金はまだ受け取れますか?
A. DR家庭用蓄電池事業は2026年5月29日、CEV補助金のV2H・外部給電器分は8月27日で受付を終了しています(車両分のCEV補助金は継続)。
「公募中」という古い記述が各所に残っています。見積書に計上されていないか確認してください。
Q7. 東京都の補助金はいつまでに申請すれば間に合いますか?
A. 事前申込は2026年5月29日から受付中で、設置・実施期限は2029年3月30日まで。ただし予算上限に達した時点で受付終了です。
事前申込の有効期限は受付日から1年で、蓄電池は2026年10月1日以降の事前申込からSIIの令和8年度登録機器のみが対象になります。年度が替わると単価・要件が見直される可能性もあるため、契約・設置の工程を業者と決めてから申し込みましょう。
Q8. 新築で太陽光が義務化されたのに、補助金はもらえるのですか?
A. もらえます。設置義務を負うのは大手住宅供給事業者で、費用を負担する施主への支援は令和8年度も続いています。
新築住宅は3.6kW以下が12万円/kW(上限36万円)、3.6kW超が10万円/kW。高い断熱性能を満たす「東京ゼロエミ住宅」の認証を取る新築なら、オール電化で13万円/kW(上限39万円)の助成をそちらで受けることもできますが、同一の太陽光設備に両制度を重複適用することはできません。詳しくは東京都の太陽光発電補助金の完全ガイドへ。
Q9. すでに太陽光を設置済みです。使える助成はありますか?
A. パワーコンディショナの更新費用に1/2・上限10万円の助成(4-1)と、既設の太陽光に蓄電池を後付けする場合の蓄電池助成(3章)が使えます。
パワコン更新は事前申込不要の事後申請方式で、2023年1月31日以降の交換まで遡って対象になる可能性があります。一方、既存システムへのパネル増設は太陽光本体の補助金の対象外です。
Q10. 練馬区内に本社がある太陽光・蓄電池業者はありますか?
A. マイリフォ掲載業者では、練馬区に本社を置く会社はありません。隣の西東京市の省エネタイガー、杉並区浜田山のリケンエナジー、豊島区西池袋のエコ発電本舗が練馬区に対応しています。
練馬区の太陽光補助(定額8万円)は「区内業者と契約すると増額」のような業者側の条件がないため(区内優遇があるのは高断熱窓ドアだけ)、本社の所在地は受給額に影響しません。都の事前申込を契約前に出せるか、区の申請に使える内訳付き領収書・設置完了証明書・写真をすぐ出せるかで選んでください。会社情報と口コミの傾向は10-1と各社の詳細ページにまとめています。
13. まとめ|練馬区の太陽光・蓄電池は「区の太陽光8万円は再開待ち・蓄電池は区対象外・都で満額」。容量設計と業者選びで実質負担が決まる

- 練馬区の区独自補助は太陽光発電に定額8万円(既存住宅・設置完了後の事後申請)。ただし2026年9月15日に予算8,257万9千円に到達して受付中止、補正予算の成立後10月中旬頃に再開見込み。蓄電池・V2Hは令和8年度から区の対象外
- 本命は東京都の2本。太陽光は既存15万円/kW・上限45万円(3.75kW超は12万円/kW)+陸屋根の加算、蓄電池は10万円/kWh・DR不参加なら上限120万円。設置済みの家にはパワコン更新1/2・上限10万円の別枠
- 区の申請は郵送・持参(委任可)または電子申請(本人のみ・xID)で、到着順・予算がなくなり次第終了。領収書は機器費と工事費の内訳が分かるもの(「一式」「コミコミ」は不可)。令和3年度以降に同一設備で交付決定を受けた家は対象外
- 3.75kWの谷と12kWhの上限を踏まえた容量設計で受給額が数万〜数十万円変わる。太陽光4kWで実質負担62万円、蓄電池10kWhで70万円、セットで132万円が目安(区の8万円が乗れば54万円・70万円・124万円)。FIT二段階(24円→8.3円)で太陽光の回収は7〜8年
- 区の補助は定額・事後申請なので都の控除は相場では起きず、区の着工前申請もない。「契約前の事前申込」と「10月1日のSII登録機器切替」が二大注意点。V2Hは都のみ、エコキュートは区3万円+都のゼロエミポイント
- 業者は都の申込を契約前に自社で出せるか、区の事後申請に使える書類をすぐ出せるかで選び、隣接する西東京市・杉並区・豊島区の3社(省エネタイガー・リケンエナジー・エコ発電本舗)を含めて2〜3社の相見積もりを。「練馬区から委託を受けた」は区公式が否定している営業トーク
練馬区民は「区の上乗せ」が太陽光の定額8万円だけと分かっているぶん、やることは明快です。国のDR補助金が2ヶ月で終了し、区の太陽光補助も9月15日に予算切れになった事実が示すとおり、補助金は「検討している間になくなる」もの。区の再開は10月中旬の見込みで、再開後も予算に達すれば再び止まります。
導入の意思が固まっているなら、信頼できる業者への相談と事前申込を先に済ませてしまうのが、令和8年度を勝ち切る最短ルートです。

太陽光発電アドバイザーより
練馬区は「太陽光に8万円が出る区」として知られていますが、2年連続で9月に予算が尽きた補助金でもあります。今年は補正予算で10月中旬に再開する見込みですが、事後申請・到着順という仕組み上、「再開したから安心」ではなく「再開したらすぐ出せる状態にしておく」が正解です。
今回は区公式ページ(9月15日更新)とパンフレット・交付要綱・区のよくある質問、クール・ネット東京の公式ページを確認し、都だけの数字と区の8万円を足した数字を練馬区の価格で検算し、隣接する市区の3社と東京都対応48社の調査表、シミュレーターをこのページに載せました。
押さえるべきは順序(都は契約前・区は設置完了後・到着順)と設計(載せられる最大容量・加算・蓄電池の容量)、そして「内訳付きの領収書と完了証明書をすぐ出せるか」を含めた業者選び。区の8万円は嬉しい上乗せですが、都の2本を満額で取りに行くことのほうが桁違いに大きいのが練馬区です。
このページをブックマークして、10月中旬の区の受付再開の確認と業者との打ち合わせの際のチェックリストとしてご活用ください。
編集長 田中
【東京都・地域別】
太陽光発電の補助金・設置業者を地域から探すStorage Battery Installers by Area in Tokyo
お住まいの区市町村をタップすると、その地域の太陽光発電の補助金と設置業者の一覧をご覧いただけます。



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