2026年10月20日更新|クール・ネット東京と各区の公式ページで確認しています。文:マイリフォ編集長 田中(太陽光発電アドバイザー)
令和8年度(2026年度)の東京都の蓄電池の補助金は、1kWhあたり10万円です。DR(デマンドレスポンス)実証に参加しない場合は、1戸120万円が上限です。
ただし、太陽光がなく再エネ100%の電気も契約していない「蓄電池だけ」の家は対象外です。条件と申し込みの順番、区の上乗せを、10月20日時点の公式情報でまとめました。
すぐ読みたい方へ:23区の上乗せ一覧/申請の流れ/実質負担の計算/よくある質問
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1. 【シミュレーター】区市町村と容量を選ぶと、補助金と実質負担の目安が出ます
お住まいの区市町村と、蓄電池の容量を選んでください。東京都と区市町村の助成を引いた「実際に払う金額」の目安が出ます。
設置費用は会社や機種で差があるため、幅で表示します。区市町村の受付状況は、結果の下の注記で確かめてください。
30秒でわかる補助金計算|令和8年度・東京都版東京都の我が家だと、補助金はいくら?
下の項目を選ぶだけで、東京都と区市町村の助成を差し引いた「実際に払う金額」の目安が出ます。設置費用は相場に幅があるため金額はレンジ表示です。
前提:東京都内の既存住宅に設置・令和8年度の制度・税抜ベースの概算。新築は都の単価が異なるため対象外。実際の助成額は見積書の助成対象経費で決まります。
| 設置費用の目安(税抜) | — |
|---|---|
| 東京都・蓄電池助成 | — |
| 東京都・太陽光助成 | — |
| 区市町村の助成 | — |
| 実質自己負担額の目安 | — |
出典:家庭における蓄電池導入促進事業/家庭における太陽光発電導入促進事業(クール・ネット東京)。区市町村分は各自治体の令和8年度の公式ページ・要綱をマイリフォが確認した値です(23区は2026年10月13〜20日に確認)。予算に達し次第受付終了になる制度が多いため、申請前に必ず公式ページで受付状況を確認してください。
2. 東京都の蓄電池補助金はいくら?令和8年度の金額・条件・期限

東京都の補助金は、東京都環境公社(クール・ネット東京)が行う「家庭における蓄電池導入促進事業」です。令和8年度の金額は次のとおりです。
| 区分 | 金額 | 上限 |
|---|---|---|
| 蓄電池を新しく付ける | 1kWhあたり10万円 | DRに参加しない場合は1戸120万円 |
| DR実証に参加する | 1台あたり10万円を加算(EMS・IoT機器を別に付けると15万円) | 120万円の上限はかからない(計算式の額と対象経費の小さいほう) |
| 蓄電池ユニットの増設 | 1kWhあたり6万円 | DRに参加しない場合は1戸72万円 |
| リフォーム瑕疵保険など | 1契約7,000円 | — |
※出典:令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)(2026年10月20日確認)。どの場合も、助成対象経費(税抜)から国やほかの自治体の補助金を引いた額が上限です。IoT機器が蓄電池のパッケージに含まれる場合、DRの加算は10万円だけです。
2-1. 容量別の金額|12kWhで上限の120万円

| 容量(SIIの登録値) | DRに参加しない | DRに参加する(EMS・IoT機器を別に1台) |
|---|---|---|
| 5kWh | 50万円 | 65万円 |
| 7kWh | 70万円 | 85万円 |
| 10kWh | 100万円 | 115万円 |
| 12kWh | 120万円 | 135万円 |
| 16.4kWh | 120万円(上限) | 179万円 |
※DRに参加する場合は「容量×10万円+10万円+EMS・IoT機器の台数×5万円」と「対象経費(税抜)−国・ほかの自治体の補助金」の小さいほうです。IoT機器がパッケージに含まれる場合は加算が10万円だけで、16.4kWhなら174万円です。容量はカタログではなく、SIIに登録された値を使います。
DRに参加しない場合、12kWhを超えても金額は増えません。大きい容量を選ぶなら、先にDR実証に参加するかを決めておきます。
2-2. 対象になる家・ならない家|「蓄電池だけ」は対象外

蓄電池を付ける家には条件があります。太陽光があるか、再エネ100%の電気を契約しているかのどちらかです。
- 対象:太陽光がすでにある家、蓄電池と同時に太陽光を付ける家(余剰売電はOK)
- 対象:太陽光がない家で、再エネ利用率100%の電力メニューを契約している家
- 対象外:太陽光も再エネ100%の電気の契約もない「蓄電池だけ」
- 対象外:全量売電の太陽光、中古品、都外の家に付ける場合
対象になる再エネ100%の電力メニューは、東京都が公表するものに限られます。「エネルギー環境計画書制度」で、再エネ利用率(計画値)が100.00%のメニューです。令和7年度に使えた「環境省のリスト」は、令和8年度は使えません。
マンションの1室に付ける場合や、賃貸住宅のオーナーが付ける場合も対象です。新築・既存の区別もありません。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-9・1-10・1-11・3-3・3-7・3-11・3-12・12-1)/エネルギー環境計画書制度の公表(東京都環境局)
2-3. 10月1日から、対象の機種が変わりました
10月1日以降に事前申込をする場合、対象はSII(環境共創イニシアチブ)の「令和8年度の登録済製品」の機種だけです。4月1日〜6月30日に契約した分などは除きます。
見積もりをもらったら、型番が令和8年度の登録に載っているかを確かめます。会社に「令和8年度の登録機種ですか」と聞くのが早道です。
参考:蓄電システムの登録製品の検索(SII)/令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)
2-4. DR実証に参加すると?2か年度の協力が条件
DR実証は、たくさんの家の蓄電池を遠隔でまとめて動かす取り組みです。都に登録したアグリゲーター(まとめ役の事業者)が、電気が足りないときなどに充電と放電の時間を調整します。
参加すると、交付決定の年度から2か年度、DRに協力する契約を結びます。需給ひっ迫の警報・注意報のときと、年10日以上のDRです。
参加するなら、DRの販売事業者リストに載っている店から買う必要があります。DRの契約は、機器の契約のあと・実績報告の前に済ませます。実績報告のあとで「参加する」に変えることはできません。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q10-1・10-2・10-3・10-9)
2-5. 令和7年度との違い|1kWhあたり12万円→10万円

| 項目 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|
| 1kWhあたり | 12万円 | 10万円 |
| 上限 | 対象経費まで | DRに参加しない場合は120万円 |
| DRの加算 | 10万円 | 1台10万円(機器を付けると15万円) |
| 増設 | 1kWhあたり8万円 | 1kWhあたり6万円 |
| 再エネの電気の条件 | 環境省のリストの電力メニュー(2025年10月からは都のメニューも可) | 東京都の制度で再エネ利用率100%のメニューだけ |
| 予算(事業全体) | 約702億円 | 約1,012億円 |
※出典:クール・ネット東京の令和7年度・令和8年度の事業ページ、よくある質問Q&A(Q12-1)。令和7年度の事前申込は2026年3月31日で終わりました。
インターネット上には、令和7年度の「1kWhあたり12万円」のままの記事もあります。今年度の金額で計算し直してください。
3. 区市町村の上乗せはある?23区の蓄電池の助成と受付状況(10月20日時点)
東京都の補助金に、区の助成を足せる区があります。ただし、予算に達して終わった区や、蓄電池の助成がない区もあります。
23区のうち、10月20日時点で蓄電池の区の助成を受け付けているのは11区です。区の名前を押すと、マイリフォの区ごとのページで手順と期限を確かめられます。
| 区 | 蓄電池の区の助成 | 受付(10月20日時点) |
|---|---|---|
| 千代田区 | 経費の20%(住宅の上限は合計100万円) | 11月2日から受付再開(補正予算・窓口のみ・予約制) |
| 中央区 | 1kWhあたり1万円・上限10万円(中央エコアクトに参加すると増額) | 受付中(予算の残り32%・9月30日時点) |
| 港区 | 1kWhあたり4万円・上限20万円 | 受付中(2027年1月29日まで) |
| 新宿区 | 1kWhあたり1万円・上限10万円 | 第3期は11月2日〜12月25日 |
| 文京区 | 2万円/kW(区の表記)・上限10万円 | 受付中(予算の51%を申請済み・10月16日時点) |
| 台東区 | 1kWhあたり1万円・上限10万円(抽選) | 令和8年度の抽選は終了 |
| 墨田区 | 都の補助を引いた工事費の10%・上限5万円 | 受付中(2027年2月26日まで) |
| 江東区 | 1kWhあたり1万円・上限10万円(太陽光と同時に申請すると2.5万円・上限20万円) | 受付中(2027年3月15日まで) |
| 品川区 | 1kWhあたり3万円・上限30万円 | 受付停止中(区民などの枠が予定件数を超えた・10月13日時点) |
| 目黒区 | 本体価格の3分の1・上限7万円 | 終了(予算に到達) |
| 大田区 | リフォーム助成の枠:標準工事費(蓄電池は1kWhあたり10万円)と工事費の低いほうの10%・上限20万円(区内に本社がある中小事業者と1社で契約する場合だけ) | 受付中(執行率約58%・10月1日時点) |
| 世田谷区 | なし | — |
| 渋谷区 | なし | — |
| 中野区 | 定額10万円 | 前期は終了・後期は11月30日から |
| 杉並区 | 定額5万円(3kWh以上) | 受付中(申込率44%・10月13日時点) |
| 豊島区 | 1kWhあたり1万円・上限5万円 | 受付中(予算の55%・10月14日時点) |
| 北区 | 1kWhあたり1万円・上限10万円 | 終了(9月25日) |
| 荒川区 | 1kWhあたり5千円・上限10万円(区内の業者なら15万円) | 受付中(予算の37%・10月15日時点) |
| 板橋区 | なし(太陽光のポイントだけ) | — |
| 練馬区 | なし(令和8年度から蓄電池は対象外) | — |
| 足立区 | 上限5万円(区内の事業者と契約すると6万円) | 第3期 受付中(12月28日まで) |
| 葛飾区 | 対象経費の4分の1・上限20万円(太陽光と併設で5万円加算) | 受付中(2027年3月31日まで) |
| 江戸川区 | 蓄電池だけの助成はなし(再エネの電気への切り替えの2万円に、前後6か月以内に蓄電池などを付けると2万円上乗せ) | 予算の状況で早めに終わる場合あり(区のページは10月7日更新) |
※2026年10月13〜20日に各区の公式ページで確認しました(区のページの更新日は区ごとに違います)。容量の数え方や対象になる工事も区ごとに違います。予算に達すると、期限の前でも終わります。申し込む前に区のページで確かめてください。
3-1. 区ごとに違う3つのこと|太陽光の条件・申請の時期・区内の業者

- 太陽光とつながっていることが条件(区によってはエネファームでも可):中央区・新宿区・文京区・台東区・江東区・中野区・豊島区
- 工事の前に申請:中央区(工事の約2週間前まで)・港区・墨田区(着工の1か月前〜7営業日前に窓口)・江東区・大田区(先に仮申請)・葛飾区(着工の4週間前までに事前協議)
- 工事のあとに申請:新宿区・文京区・杉並区・豊島区・荒川区・足立区(支払いのあと)、中野区(設置のあと)
- 区内の業者だと金額が増える:荒川区・足立区
- 区内の業者と契約することが条件:大田区(区内に本社がある中小事業者と1社で契約)
- 蓄電池だけの工事は区に確認:大田区(太陽光の設置に追加する工事として扱う)
東京都は「契約の前」に事前申込、区は「工事の前」か「工事のあと」です。都と区の順番を、見積もりのときに会社と確かめておくと安心です。
3-2. 多摩地域(市町村)は?
多摩地域は、市ごとの差が大きくなっています。蓄電池が市の対象外の市や、受付を終えた市もあります。
上のシミュレーターは多摩26市にも対応しています。市ごとの制度と受付状況は、ページの最後の「地域から探す」から各市のページでご覧ください。
4. 申請の流れ|事前申込が先。入金は実績報告から約3か月

東京都の補助金は、契約の前に事前申込をします。工事と支払いが終わったら、交付申請兼実績報告を出します。
- 見積もり:型番がSIIの令和8年度の登録機種か、太陽光か再エネ100%の電気の条件を満たすかを確かめる
- 事前申込:クール・ネット東京の電子申請。受付のあとに契約する(同じ日でも可)
- 契約・工事・支払い:区が「工事の前」の区は、工事の前に区へ申請する
- 交付申請兼実績報告:金融機関が出す支払いの証明書と、口座がわかる書類(通帳など)が必要(令和8年度の事前申込分から・現金払いは対象外)。DRに参加するなら、この前にDRの契約
- 審査・交付決定:不備がなければ約2か月で通知(会社に代行を頼むと郵送、自分で申請すると電子通知)
- 入金:通知のあと約1か月で、申請した人の口座に振り込み
※出典:令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)、よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-8・1-20・1-21・5-6・5-7・5-9・10-3)
書類に不備があると、入金は遅れます。直すよう連絡が来た日から180日以内に直さないと、申請を取り下げた扱いになります。
4-1. 予算に近づくと、事前申込が止まることがあります
予算は約1,012億円で、太陽光や断熱などを含む事業全体の額です。申請額が予算を超えた日に、事前申込の受付を止めます(その日の申請は抽選)。
予算に近づいたときも、事前申込を止めることがあります。その場合は、クール・ネット東京のホームページで先に知らせるとしています。
4-2. 先に知っておきたい5つの注意点
- 費用はいったん全額を払います。補助金はあとから振り込まれます
- 申請者・契約者・口座の名義はそろえます(申請者の連名はできません)
- キャッシュバックや商品券は、原則として使わないよう案内されています。使う場合は、その額を対象経費から引きます
- 太陽光と蓄電池は別の事業です。それぞれ事前申込から行います
- 6年以内に外して処分すると、補助金の一部を返します。家を売るときなどは、持ち主が変わる届け出が必要です
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-19・4-10・5-14・9-3・14-6・14-7)
5. 実質負担はいくら?見積もり額ごとの計算例
補助金は、見積もりの対象経費が上限です。実際に払う金額は、見積もりの額で大きく変わります。
| 見積もり(税抜) | 都の補助金 | 実質負担 |
|---|---|---|
| 7kWh・140万円 | 70万円 | 70万円 |
| 10kWh・150万円 | 100万円 | 50万円 |
| 10kWh・200万円 | 100万円 | 100万円 |
| 12kWh・240万円 | 120万円 | 120万円 |
| 16.4kWh・300万円 | 120万円 | 180万円 |
※DRに参加しない場合の計算例です。区市町村の助成は入れていません。16.4kWhでDRに参加して機器を1台付けると、都の補助金は179万円(実質負担121万円)です。
国の検討会の資料では、補助事業を使わずに家庭用蓄電池を付ける場合、1kWhあたり設備費15〜20万円・工事費2万円程度が標準的な水準とされています。この水準だと、10kWhで170〜220万円ほどです。
同じ資料では、補助事業のデータの平均(2023年度)は設備費11.1万円・工事費1.0万円でした。見積もりは機種や工事、会社で変わるので、2〜3社で比べてから決めます。
参考:2024年度 定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ(2025年3月7日)
5-1. 区の助成を足した例|江東区・10kWh・200万円

| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もり(税抜) | 200万円 |
| 東京都の補助金(10kWh×10万円) | −100万円 |
| 江東区の助成(1kWhあたり1万円・上限10万円) | −10万円 |
| 実質負担 | 90万円 |
※太陽光がすでにある家に、蓄電池を足す場合の例です。江東区は、蓄電池が太陽光(かエネファーム)と常時つながっていることが条件で、工事の着工前に申請します。太陽光と同時に申請すると、蓄電池は1kWhあたり2.5万円・上限20万円になります。
5-2. 太陽光とセットの例|港区・太陽光5kW+蓄電池10kWh・350万円
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もり(税抜) | 350万円 |
| 東京都の太陽光(既存住宅・5kW×12万円) | −60万円 |
| 東京都の蓄電池(10kWh×10万円) | −100万円 |
| 港区の助成(太陽光の上限40万円+蓄電池の上限20万円) | −60万円 |
| 実質負担 | 130万円 |
※東京都の太陽光は既存住宅の場合、3.75kW以下なら1kWあたり15万円(上限45万円)、3.75kWを超えると1kWあたり12万円です。港区の太陽光は1kWあたり10万円・上限40万円です。
太陽光の補助金の計算は、東京都の太陽光発電の補助金のページにまとめています。
\ 太陽光はもうある・蓄電池だけ /
6. 「300万円」の補助金は本当?国の補助金・V2Hとの組み合わせ

家庭でよく選ばれる容量(5〜16kWhほど)の蓄電池だけでは、補助金は300万円に届きません。東京都の蓄電池は、DRに参加しなければ上限120万円です。DRに参加しても、見積もりの対象経費までです。
「300万円」は、いくつかの制度を足した場合の額です。たとえば次のような組み合わせです。
| 制度 | 条件の例 | 金額 |
|---|---|---|
| 東京都の蓄電池 | 16.4kWh・DRに参加・EMS機器を別に1台 | 179万円 |
| 東京都のV2H | 太陽光とEV(PHEV)がある戸建て | 上限100万円 |
| 区の助成 | 例:港区の蓄電池 | 上限20万円 |
| 合計 | — | 約299万円 |
※すべての条件を満たし、見積もりの対象経費が補助金の額より大きい場合の例です。制度ごとに事前申込などの手続きが必要です。
高い補助金には、そのぶん条件と手間があります。EVがない家はV2Hの増額を受けられません。DRに参加すると、2か年度の協力が条件になります。
6-1. 国の蓄電池の補助金は、5月29日に終わりました
国の「DR家庭用蓄電池事業」(令和7年度補正)は、2026年5月29日に予算に達して公募を終えました。再開の予定はないと案内されています。
国やほかの自治体の補助金を受けた場合、東京都の補助金は「対象経費から国などの補助金を引いた額」が上限です。合計が対象経費を超えなければ、両方を満額もらえます。
参考:令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業(SII)/よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-1・10-7)
6-2. EV・PHEVがあるならV2Hも
電気自動車やPHEVがある戸建てなら、東京都のV2Hの助成もあります。「戸建住宅におけるV2H普及促進事業」で、2027年3月31日まで受け付けています。
金額は対象経費の2分の1で、上限50万円です。太陽光とEV(PHEV)がある家は、対象経費の全額で上限100万円になります。どちらも、国の補助金を受けた場合はその額を引いて計算します。
増額の条件(太陽光・EVかPHEV・V2H)は、実績報告のときにそろっている必要があります。国(CEV)のV2Hの補助金(令和7年度補正)は、8月27日に受付を終えました。
参考:令和8年度 戸建住宅におけるV2H普及促進事業(クール・ネット東京)/V2Hのよくあるお問い合わせ(令和8年度)/次世代自動車振興センター
6-3. 併用できる?早見表

| 組み合わせ | 併用 | ポイント |
|---|---|---|
| 都の蓄電池+区市町村の助成 | できる | 合計が対象経費を超えない範囲 |
| 都の蓄電池+都の太陽光 | できる | 別の事業。それぞれ事前申込 |
| 都の蓄電池+都のV2H | できる | 別の機器として申請 |
| 都の蓄電池+国の補助金 | できる | 合計が対象経費を超えない範囲(国の蓄電池の公募は5月29日に終了) |
| 同じ蓄電池に都の別の事業(ゼロエミ住宅など) | できない | どちらか一方 |
※出典:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-1・1-4・5-14・10-7)、V2Hのよくあるお問い合わせ(令和8年度)
7. 補助金で失敗しない会社の選び方|7つの確認

クール・ネット東京は、施工会社や手続代行者を紹介していません。会社は自分で選びます。見積もりのときに、次の7つを確かめます。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| ①都と区の申請を両方任せられるか | 区は「工事の前」に申請する区もあります。順番まで段取りしてくれるか |
| ②機種がSIIの令和8年度の登録機種か | 10月1日以降の事前申込は、令和8年度の登録機種だけが対象 |
| ③家の条件を確かめてくれるか | 太陽光があるか。ない家は再エネ100%の電気の契約が必要 |
| ④見積書の内訳 | 機器費・工事費・値引きが分かれているか。キャッシュバックの扱い |
| ⑤事前申込の前に契約を急がせないか | 先に契約すると、都の補助金は出ません |
| ⑥許可と工事の体制 | 建設業許可や電気工事業の登録。自社で工事するか |
| ⑦公社の措置の一覧に載っていないか | 不正な手続きをした会社を「手続代行者・施工事業者の対象外」として公表(10月9日時点で5社) |
※出典:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-3・1-8)、手続代行者への措置等について(クール・ネット東京・10月9日更新)
措置の期間中は、その会社が工事や手続代行をした申請に補助金が出ません(措置の前に受理された申請は除く)。区によっては、区独自に対象外とした業者を公表しています(葛飾区など)。見積もりをもらう前に、会社の名前を一覧で確かめておくと安心です。
8. 東京都の蓄電池の会社を探す|マイリフォの業者データベース
マイリフォでは、東京都で蓄電池・太陽光を扱う49社を、公式サイトや公的な情報、口コミをもとに1社ずつまとめています。
お住まいの地域の会社から探したい方は、下のタブから区市町村を選んでください。
東京都の蓄電池・太陽光の業者データベース
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株式会社ミラエコ(旧SUMIKA・渋谷区)の口コミ・評判は?太陽光・蓄電池の料金と保証・会社の今
この業者の詳細・口コミを見る: 株式会社ミラエコ(旧SUMIKA・渋谷区)の口コミ・評判は?太陽光・蓄電池の料金と保証・会社の今※本記事は、2026年10月19日時点で確かめた内容です。国税庁・国土交通省・消費者庁・東京都・クール・ネット…
すべての会社は、業者データベースの一覧から地域や特徴で絞り込めます。
9. 東京都の補助金は公的な制度?訪問・電話で話をされたら

東京都の蓄電池の補助金は、東京都環境公社が行う都の制度です。ただ、制度の名前を使った営業には注意が必要です。
公社は、後日の返金や「実質負担なし」をうたう営業に注意を呼びかけています。不正な申請になるおそれがあるためです。
| よく聞く話 | 公式の案内では |
|---|---|
| 「あとで返金があるので実質0円です」 | 不正な申請になるおそれがあると、公社が注意しています |
| 「申請は全部やるので、書類は見なくて大丈夫」 | 申請する人が自分で要綱や手引きを確かめるよう、公社が求めています |
| 「都(公社)の紹介で来ました」 | 公社は施工会社・手続代行者の案内をしていません |
| 「今日契約しないと補助金がなくなります」 | 事前申込の前に契約すると対象外です。予算に近づいたら、ホームページで先に知らせるとしています |
| 「キャッシュバックや商品券を付けます」 | 原則として使わないよう案内しています。使う場合はその額を対象経費から引きます |
※出典:手続代行者への措置等について(クール・ネット東京)、よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-3・1-5・1-8・14-7)
その場で決めず、見積書を持ち帰って、ほかの会社と同じ条件で比べます。
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合は、申込書面か契約書面の早いほうを受け取った日から8日間、クーリング・オフができます。書面(はがき可)かメールなどで通知します。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
10. 東京都の蓄電池補助金のよくある質問

Q1. 太陽光がなくても、蓄電池だけで補助金はもらえますか?
A. 太陽光がなく、再エネ100%の電気も契約していない場合は対象外です。
太陽光がある家(同時に付ける家も)か、再エネ100%の電力メニューを契約している家なら対象です。電力メニューは、東京都の「エネルギー環境計画書制度」で再エネ利用率100%と公表されたものに限られます。区の助成は、太陽光とつながっていることを条件にする区もあります(3章)。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-10・12-1)
Q2. いつまで申し込めますか?
A. 事前申込は2026年5月29日から受け付けています(10月20日時点で受付中)。
予算を超えた日に事前申込を止め、近づいたときはホームページで先に知らせるとしています。設置は2029年3月30日までで、金額は年度ごとに決まります。
参考:令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)/よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-5・1-6・14-4)
Q3. 補助金はいつ振り込まれますか?
A. 不備がなければ、実績報告の提出から約3か月です。
交付決定の通知まで約2か月、そのあと約1か月で振り込まれます。不備があると延びます。費用は先に全額を払う前提で考えます。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q1-21・5-6)
Q4. マンションでも使えますか?
A. マンションの1室への設置も対象です。
共用部も、住まいの部分で電気を使うなら申請できます。管理規約や管理組合の承認は、先に確かめておきます。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q3-6・3-11)
Q5. 賃貸の家でももらえますか?
A. 申請できるのは、蓄電池の持ち主です。
家の持ち主全員が設置を承諾している必要があります。賃貸住宅のオーナーが付ける場合も対象です。リースの場合は、リース会社が申請します。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q3-2・3-5・3-7・8-1)
Q6. 中古品やポータブル電源も対象ですか?
A. 中古品は対象外です。対象は、SIIに登録された蓄電システムだけです。
ポータブル電源も、SIIに登録された蓄電システムでなければ対象になりません。10月1日以降の事前申込は、令和8年度の登録機種だけです。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q4-1・4-6・5-16)/登録製品の検索(SII)
Q7. 申請は自分でもできますか?
A. 電子申請なので、自分で申請できます。
自分で申請すると、交付決定の通知は電子通知です。会社に代行を頼むと郵送になります。代行を頼んでも、要綱や手引きは自分でも確かめるよう公社は求めています。
Q8. 補助金に税金はかかりますか?
A. 都のQ&Aでは、課税されるかは税務署に確かめるよう案内しています。
補助金が一時所得にあたる場合は、特別控除(最高50万円)があります。高額を受け取る年は、税務署か税理士に確かめると安心です。
Q9. 太陽光の補助金と一緒にもらえますか?
A. もらえます。太陽光と蓄電池は別の事業なので、それぞれ事前申込から行います。
既存住宅の太陽光は、3.75kW以下なら1kWあたり15万円(上限45万円)です。3.75kWを超えると、1kWあたり12万円になります。くわしくは東京都の太陽光発電の補助金のページをご覧ください。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q5-14)/令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業(クール・ネット東京)
Q10. 6年以内に引っ越したり、外したりしたら?
A. 蓄電池は、設置から6年が処分制限期間です。
期間内に外して廃棄などをすると、残りの期間に応じて補助金の一部を返します。売却や相続で持ち主が変わるときは、届け出が必要です。
参考:よくある質問Q&A ver.1.2(クール・ネット東京)(Q4-10・9-3・14-6)
Q11. 問い合わせ先はどこですか?
A. クール・ネット東京の蓄電池ヘルプデスクです。
創エネ支援チーム 蓄電池ヘルプデスク:03-6737-5100(平日9時〜17時)。区の助成は、それぞれの区の窓口に問い合わせます。
11. まとめ|「蓄電池だけ」は対象外。順番と区の受付を先に確かめる

- 令和8年度の都の補助金は1kWhあたり10万円。DRに参加しない場合は上限120万円
- 太陽光も再エネ100%の電気の契約もない「蓄電池だけ」は対象外
- 事前申込が先で、契約はそのあと。10月1日からは、SIIの令和8年度の登録機種だけ
- 入金は実績報告から約3か月。費用はいったん全額を払う
- 23区で区の助成を受け付けているのは11区(10月20日時点)。区は「工事の前」か「工事のあと」かで手順が違う
このページの金額と受付状況は、2026年10月20日時点のものです。申し込む前に、クール・ネット東京と区のページで最新の状況を確かめてください。

太陽光発電アドバイザーより
令和8年度の東京都の蓄電池の補助金は、太陽光があるか、再エネ100%の電気を契約している家が対象です。見積もりの前に、まずここを確かめてください。
次に大切なのが順番です。都は契約の前に事前申込、区は工事の前か後かで手順が違います。
このページは、クール・ネット東京のよくある質問と各区の公式ページを読み直してまとめました。受付状況が変わったら、このページも直します。
編集長 田中
\ 太陽光はもうある・蓄電池だけ /
【東京都・地域別】
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