2026年10月29日更新|箱根町のページ・交付要綱・令和8年度の施政方針と、神奈川県・環境省の公式資料で10月29日に確認。文:マイリフォ編集長 田中(太陽光発電アドバイザー)
神奈川県箱根町で、家に太陽光や蓄電池を付けると、町の補助はいくら出るのでしょうか。
答えは、太陽光が1kWあたり1.5万円(上限5万円)、蓄電池・V2H・エネファームが各上限5万円です。HEMSも対象で、5つ全部付けると最大21万円になります。
町の補助のページには年度の表記がありません。ただ、町の令和8年度の施政方針に、個人の住宅への設備の補助を実施すると書かれています。今年度も使える制度です。
申請は工事の前で、報告は完了から1か月か3月末の早いほうまでです。箱根町はほぼ全域が国立公園なので、屋根のパネルの選び方にも気をつけます。
すぐ読みたい方へ:町の補助の中身/3.34kWと21万円/今年も使える?・逆算/国立公園の屋根/実質負担/よくある質問
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1. 【シミュレーター】箱根町の補助金の目安を計算

箱根町を選ぶと、町の補助の目安が出ます。太陽光と蓄電池の容量、売電するかを選んでください。
太陽光の容量は、パネル(モジュール)の出力の合計を入れます。箱根町は、パネルの合計でkWを数えます。
V2H(上限5万円)・エネファーム(上限5万円)・HEMS(上限1万円)は、シミュレーターに入っていません。付ける家は、出た金額に足してください。
シミュレーターの金額は目安です。町の実際の補助は千円未満を切り捨てた額なので、早見表(3-1)もあわせて見てください。
神奈川県の太陽光・蓄電池 補助金シミュレーター(令和8年度・2026年10月27日時点)
市町村を選ぶと、ここに補助金の目安が出ます。
※金額は各市町村と神奈川県の公式ページ(2026年10月27日確認)の単価と上限で計算した目安です。予算に達すると期限の前でも終わります。対象になるかは、申し込む前に市町村の窓口で確かめてください。
2. 箱根町の太陽光・蓄電池補助金はいくら?再生可能エネルギー設備導入費補助金

箱根町の家庭向けの補助は「箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金」です。太陽光・蓄電池・V2H・エネファーム・HEMSの5つが対象です。
2050年のカーボンニュートラルに向けて、町内の自分が住む家に新しく設備を付ける人へ、予算の範囲内で補助します。窓口は町の環境課です。
2-1. 設備ごとの補助額
| 設備 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光 | 1kWあたり1.5万円(上限5万円) |
| 蓄電池 | 上限5万円 |
| V2H | 上限5万円(電気自動車を持つ人) |
| エネファーム | 上限5万円 |
| HEMS | 上限1万円 |
| 5つの合計 | 最大21万円(各上限の合計) |
どの設備も「かかった費用(設備費+工事費)から国・県の補助を引いた額」が上限の中で出ます。太陽光はこれに加えて、kWに1.5万円をかけた額と比べて低いほうです(3章)。
2-2. 申請できる家・できない家
- 対象:箱根町に住所がある個人で、町内の自分が住む家に新しく設備を付け、続けて使う人
- 対象:町内の家を買う・建てる・建て替えるために、今は町外に住んでいる人
- 対象:店舗や事務所との併用住宅、マンションなどの共同住宅(共用部分は除く)
- 対象:設備付きの建売住宅を買う人(設備が未使用のものに限る)
- 対象外:町税などを滞納している人、暴力団員
- 対象外:中古品や、家庭用でない使い方
- 対象外:この補助を受けた設備を付ける工事(同じ設備は1回)
- 対象外:工事に着手したあとに申請した設備
自分以外にも家の持ち主がいるときは、全員から書面で同意をもらいます。要綱には、町内の業者に頼む決まりはありません。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第3条)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)
2-3. 別荘は対象になる?
箱根町には別荘も多くあります。町の補助は「町内に住所があり、自分が住む家」に付ける人が対象です。
住民票が町外にあり、ふだんは別の家に住んでいる別荘は、この条件に当てはまらないと読めます。一方、箱根町に移り住むために家を買う・建てる人は対象です。
移り住む人は、実績報告のときに箱根町の住民票を出します。迷うときは、申請の前に箱根町役場 環境課(代表 0460-85-7111)へ確かめてください。
2-4. 受付状況と期限
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 令和8年度 | 実施(町の施政方針に、個人の住宅への設備の補助を実施と記載) |
| 受付期間 | 町のページに表記なし(10月29日時点で終了の告知なし) |
| 予算 | 額と残りは町のページに書かれていない。予算の範囲内で交付 |
| 申請 | 工事に着手する前(建売住宅は買う前) |
| 実績報告 | 完了から1か月か、年度の3月末日の早いほう |
| 申請先 | 町の環境課(箱根町湯本256) |
| 問い合わせ | 箱根町役場 環境課(代表 0460-85-7111) |
予算の残りは、町のページに出ていません。見積もりを取る前に、環境課へ受付が続いているかを確かめておくと安心です。
3. 箱根町の補助はいくら出る?3.34kWで満額5万円・5つの設備で最大21万円

箱根町の太陽光の補助は、kWに1.5万円をかけて決まります。上限が5万円なので、ある大きさを超えると補助は増えません。
3-1. kWの数え方と金額の早見表
kWは、パネル(モジュール)の公称最大出力の合計です。小数点以下第3位を切り捨て、小数第2位まで使います。
1.5万円にそのkWをかけて、千円未満を切り捨てた額が補助です。たとえば3.33kWなら4.995万円で、切り捨てて4.9万円です。
| パネルの合計 | 町の太陽光の補助 |
|---|---|
| 3kW | 4.5万円 |
| 3.3kW | 4.9万円 |
| 3.33kW | 4.9万円 |
| 3.34kW | 5万円(上限) |
| 4kW | 5万円(上限) |
| 5kW | 5万円(上限) |
3.34kWでは5.01万円になり、上限の5万円に届きます。3.33kWとの差は0.01kWですが、補助は1千円違います。
住宅用の太陽光は、4〜5kW前後で付ける家も多くあります。その大きさなら、町の補助はどれも5万円で同じです。
3-2. 「国・県の補助を引いた額」の読み方
箱根町の補助は、費用から国・県の補助を引いた額が上限です。国や県の補助を受けると、町の補助が減るのかが気になります。
実際には、引いた後の額が5万円を下回ることはまれです。蓄電池の費用はふつう100万円前後あり、国の補助を引いても5万円を大きく上回るからです。
| 蓄電池の例 | 金額 |
|---|---|
| 費用(設備費+工事費) | 132万円 |
| 国のみらいエコ住宅の補助 | −9.6万円 |
| 引いた後の額 | 122.4万円 |
| 町の補助(上限) | 5万円のまま |
町の補助が上限より少なくなるのは、費用のほとんどを国・県の補助でまかなえる場合です。
3-3. 5つの設備の組み合わせと最大額
| 付ける設備 | 町の補助の合計 |
|---|---|
| 太陽光4kW | 5万円 |
| 太陽光4kW+蓄電池 | 10万円 |
| 太陽光4kW+蓄電池+HEMS | 11万円 |
| 太陽光4kW+蓄電池+V2H+HEMS | 16万円 |
| 5つすべて | 21万円 |
| 蓄電池だけ | 5万円 |
蓄電池とV2Hは、容量や価格に関係なく上限は5万円です。大きな蓄電池を選んでも、町の補助は増えません。
要綱には、蓄電池を太陽光と同時に付ける条件も、太陽光とつなぐ条件も書かれていません。蓄電池だけや後付けも対象と読めますが、念のため環境課に確かめてください。
3-4. 設備ごとの条件
| 設備 | 対象になる機器 |
|---|---|
| 太陽光 | パネルの合計かパワコンの合計が10kW未満で、FITの設備認定を受けられるもの |
| 蓄電池 | ZEHの補助事業の要件を満たすとして、SII(環境共創イニシアチブ)に登録された機器 |
| V2H | 分電盤に直接つなぎ、電気自動車の電気を家に送れる機器。電気自動車を持つ人に限る |
| エネファーム | 燃料電池普及促進協会に登録された製品 |
| HEMS | ECHONET Liteに対応し、電気の使用量の見える化や自動制御などの機能をすべて持つもの |
V2Hの申請には、自分が車の持ち主だと分かる車検証の写しと、設置する場所と同じ車庫証明書の写しが要ります。申請は工事の前なので、車の納車とV2Hの工事の順番を先に決めておきます。
3-5. FITの認定が条件=売電しない型は対象外
箱根町の太陽光は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の設備認定を受けられるものが対象です。実績報告には、FITの認定通知書の写しを付けます。
神奈川の市町村には、「FITで売らないこと」を条件に大きな額を出すところもあります。箱根町の補助はその逆で、FITの認定を受けない太陽光は対象外です。
| 町 | 太陽光の補助の形 |
|---|---|
| 箱根町 | 1kWあたり1.5万円・上限5万円。FITの認定が条件 |
| 大磯町 | 1kWあたり1.5万円・上限5.2万円。FITの認定を受けられることが条件 |
| 開成町 | FITなしが条件の枠で、1kWあたり8.5万円(4kWまで)など |
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第3条・第5条・第6条・第9条・別表第1・別表第2)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)
4. 年度の表記がない町のページは今年も使える?工事の前の申請と、完了から1か月か3月末までの逆算

箱根町の補助のページは2025年4月22日の更新で、年度や受付期間が書かれていません。「今年もやっているのか」と迷う人が多いところです。
4-1. 令和8年度も実施(町の施政方針で確認)
町長が3月の議会で示した令和8年度の施政方針には、カーボンニュートラルに向けた取り組みが書かれています。公共施設に再エネの電気を入れることに加えて、個人の住宅への設備の導入に補助を実施するとしています。
交付要綱も、令和5年4月1日の施行のあと、終わる日の決まりがありません。今年度も、この要綱で補助を受けられると読めます。
ただし、予算の額と残りはどこにも出ていません。「予算の範囲内」で交付する制度なので、見積もりの前に環境課へ受付状況を聞いておきます。
参考:令和8年度 施政方針(箱根町)(p.24)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(附則)
4-2. 検索で出る「省エネ設備等更新促進補助金」は別の制度
「箱根町 補助金」で調べると、上限50万円の「省エネ設備等更新促進補助金」も出てきます。こちらは、町内の中小企業や個人事業主が、お店や宿の設備を省エネのものに替えるための補助です。
| 項目 | 再エネ設備の補助 | 省エネ設備の更新の補助 |
|---|---|---|
| 対象 | 自分が住む家 | 町内の事業所の設備 |
| 設備 | 太陽光・蓄電池・V2Hなど | LED・空調・業務用冷蔵庫など |
| 額 | 各上限5万円(HEMSは1万円) | 費用の2/3・上限50万円 |
| 令和8年度 | 実施中(終了の告知なし) | 8月27日に予算に達して終了 |
| 窓口 | 環境課 | 観光課(0460-85-7410) |
家に太陽光や蓄電池を付けるときに使うのは、再エネ設備の補助のほうです。省エネ設備の更新の補助は、家の太陽光には使えません。
4-3. 申請から入金までの順番
| 順番 | やること |
|---|---|
| ①見積もり | 仕様書と見積書(か契約書)を用意してもらう |
| ②町に申請 | 工事に着手する前に、申請書と添付書類を環境課へ |
| ③交付決定 | 審査のあと、交付決定通知書が届く |
| ④工事 | 内容が変わるときは変更の申請、やめるときは中止の申請 |
| ⑤実績報告 | 完了から1か月か3月末の早いほうまでに報告書を出す |
| ⑥額の確定 | 審査のあと、補助額の確定通知が届く |
| ⑦請求・入金 | 請求書を出し、振り込まれる |
要綱は「工事の前に申請」と決めていますが、交付決定の前に着工してよいかは書いていません。決定通知が届いてから着工するのが安全です。
4-4. 報告の期限は「早いほう」
要綱は、実績報告の期限を2つ決めています。完了の日から1か月がたつ日と、その年度の3月末日です。この2つのうち、早いほうが期限です。
| 工事が終わった日 | 報告の期限(目安) |
|---|---|
| 12月10日 | 1月10日ごろ(1か月のほうが早い) |
| 1月20日 | 2月20日ごろ |
| 2月20日 | 3月20日ごろ |
| 3月10日 | 3月31日(年度末のほうが早い) |
| 4月以降 | 令和8年度の報告に間に合わない |
12月や1月に工事を終える家は、3月末ではなく「1か月」のほうが先に来ます。年度末までまだあると思って、報告を後回しにしないよう気をつけます。
4-5. 報告の書類で時間がかかるもの
| 報告で出すもの | 気をつけること |
|---|---|
| FITの認定通知書の写し | 太陽光は必須。国の手続きに日数がかかることがある |
| 領収書の写しと内訳 | 設置にかかった費用の内訳が分かるもの |
| 出荷証明書か保証書の写し | 太陽光はメーカーの出力対比表か、町の様式に製造番号票の写しを付けたもの |
| 設置状況のカラー写真 | 太陽光はパネルの枚数が分かるもの(撮れなければ配置図) |
| 住民票 | 町外から移り住んだ人だけ |
| 請求書 | 町の様式(Excel) |
4-6. 今から令和8年度に間に合わせる目安
申請から決定通知までの日数は、町のページに書かれていません。国立公園の手続きが要る家は、さらに日数を見込みます(5章)。
| いつまでに | やること |
|---|---|
| 11月 | 環境課に受付が続いているか聞く。2〜3社から見積もりを取る |
| 11月〜12月 | 仕様を決め、国立公園・景観の確認をして、工事の前に町へ申請 |
| 12月〜2月 | 決定通知が届いたら工事。FITの認定と保証書を早めに手配 |
| 完了から1か月以内 | 実績報告書と添付書類を出す |
| 3月31日 | 報告の最終期限 |
3月に入ってから工事を終える計画だと、FITの認定通知書などが3月末までにそろわないおそれがあります。工事の完了は2月までを目安にしておくと安心です。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第6条〜第11条)
5. 国立公園の町で屋根に太陽光を載せるとき|光沢の強くないパネルと、工事の前の相談先

箱根町は、町のほぼ全域が富士箱根伊豆国立公園に入っています。町全体が景観計画の区域でもあり、建物の色や素材に決まりがあります。
屋根に太陽光を載せるときは、補助の手続きのほかに、国立公園と景観のルールも頭に入れておきます。
5-1. 国立公園の手続き(特別地域は許可)
| 地域 | 手続き | 主な対象 |
|---|---|---|
| 特別地域 | 許可 | 建物の新築・増改築、屋根や壁の色の変更など |
| 特別保護地区 | 許可 | 特別地域の対象に加えて、木竹の損傷など |
| 普通地域 | 届出 | 大規模な建物の新築・増改築など |
環境省の手引きでは、許可の申請は受付からおよそ1か月で処理されます。大規模なものは2か月ほどかかります。
屋根に太陽光を載せること自体が許可や届出の対象になるかは、手引きに書かれていません。家がどの地域にあるかもあわせて、工事の前に環境省 富士箱根伊豆国立公園管理事務所(0460-84-8727)に確かめます。
5-2. パネルは「光沢の強くないもの」「反射を抑えた製品」
環境省の「箱根地域における建築物の基準」は、屋根の材料について、輝度の高いものを避けるよう定めています。その中で、ソーラーパネルは光沢の著しく強くないものとしています。
町の景観色彩ガイドラインも、太陽光パネルは屋根の外観と違和感なく調和させ、反射を抑えた製品を選ぶよう求めています。反射の強い素材は、遠くから見た景観にも影響するからです。
| 決まり | 中身 |
|---|---|
| 国立公園の屋根 | 輝度の高い材料を避ける。ソーラーパネルは光沢の著しく強くないもの |
| 屋根の色 | 暗褐色・灰黒色・赤錆色・暗緑色の系統 |
| 屋根の形 | 勾配20%以上・軒の出50cm以上(国立公園の建物の基準) |
| 町の景観 | 太陽光パネルは屋根と調和し、反射を抑えた製品を選ぶ |
| 景観の届出 | 建物は高さ13m超か延べ面積1,000㎡超。区域は国立公園の外・第2種特別地域のD区域・普通地域 |
ふつうの戸建ては、町の景観の届出の規模に当たらないことがほとんどです。届出が要らない家でも、町の色彩ガイドラインはパネル選びの目安になります。
町は令和8年度・9年度の2年をかけて、景観計画と景観条例の改定を進めています。工事の時期によっては決まりが変わることもあるので、町の案内を確かめます。
5-3. 見積もりの段階で確かめること
| 確かめること | 相談先 |
|---|---|
| 家が国立公園のどの地域か・許可や届出が要るか | 環境省 富士箱根伊豆国立公園管理事務所(0460-84-8727) |
| 景観の届出が要る規模か・色や反射の基準 | 町の都市整備課(0460-85-9566) |
| パネルの表面が低反射か・色が屋根に合うか | 見積もりを出す会社(型番と仕様書で確認) |
| 手続きの日数を入れて、年度内に完了できるか | 見積もりを出す会社・町の環境課 |
町の窓口相談チェックシートでは、町内に風致地区はありません。ただし、建築基準法第22条の指定区域では、屋根を燃えにくい材料で葺く決まりがあります。
新築の場合は、建物の設計の段階でパネルの仕様もあわせて決めておくと、手続きが一度にすみます。
参考:箱根地域における建築物の基準(概要)(環境省)/富士箱根伊豆国立公園箱根地域における許可申請等の手引き(環境省)/箱根町景観色彩ガイドライン(箱根町)/建築・開発 窓口相談チェックシート(箱根町)
6. 県・国の補助と、箱根町の補助の重ね方
| 制度 | 箱根町の家での使い方 |
|---|---|
| 県の個人向けの補助 | 令和8年度は第2期(9月7日)の受付で締切 |
| 県の共同購入 | 令和8年度の参加登録は10月29日(このページの確認日)まで。箱根町が対象地域かは県の事務局に確かめる |
| 県の0円ソーラー | 初期費用0円のリース・PPA。12月28日まで(10月21日時点で約70%)。令和8年度は蓄電池の設置が必須(太陽光だけは対象外) |
| 国の蓄電池(DR)の補助 | 5月29日に予算に達して終了 |
| 国のみらいエコ住宅2026(リフォーム) | 断熱改修と一緒の蓄電池が1戸9.6万円。予約は11月16日、交付申請は12月31日まで |
町の補助は、費用から国・県の補助を引いた額が上限の中で出ます。国の補助を受けても、町の5万円はたいていそのままです(3-2)。
6-1. 県の0円ソーラーと町の補助
町も、県の0円ソーラーを紹介しています。事業者が初期費用を出して太陽光を付け、電気代やリース料で回収するしくみで、おおむね10年後に設備が家の持ち主に譲られます。
県の補助は事業者が受けるもので、個人は申請できません。0円ソーラーで付けた設備に箱根町の補助が使えるかは、要綱に書かれていないので環境課に確かめます。
参考:初期費用0円で、太陽光発電を!(箱根町)/令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県)
6-2. 国のみらいエコ住宅2026:断熱リフォームと一緒の蓄電池
国の「みらいエコ住宅2026事業」のリフォームでは、窓や壁などの断熱改修と一緒に付ける蓄電池が1戸9.6万円の対象です。蓄電池だけの工事は対象外で、太陽光は対象設備に入っていません。
申請は、国に登録した事業者が代わりに行います。交付申請の予約は11月16日まで、交付申請は12月31日までで、予算に達するとその前に締め切られます。
参考:みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)(国土交通省)/エコ住宅設備の設置(みらいエコ住宅2026事業)
県の制度や神奈川の33市町村の受付状況は、神奈川県の太陽光・蓄電池補助金(県と33市町村のまとめ)にまとめています。
7. 実質負担はいくら?太陽光+蓄電池・太陽光だけ・蓄電池を後付けする場合
下の見積もりは、計算のための例です。箱根町の補助は、太陽光はkWで、ほかは上限の額で決まります。見積もりの金額が上がっても、補助は変わりません。
7-1. 太陽光4kW+蓄電池10kWhを付ける
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もりの例(税込) | 255.2万円 |
| 町の太陽光(上限) | −5万円 |
| 町の蓄電池(上限) | −5万円 |
| 実質負担 | 245.2万円 |
7-2. 太陽光3kWだけを付ける
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もりの例(税込) | 92.4万円 |
| 町の太陽光(1.5万円×3kW) | −4.5万円 |
| 実質負担 | 87.9万円 |
7-3. 今ある太陽光に蓄電池10kWhを足す
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もりの例(税込) | 132万円 |
| 町の蓄電池(上限) | −5万円 |
| 実質負担 | 127万円 |
箱根町の補助は、5つ全部付けても最大21万円です。補助の額より見積もりの差のほうが大きくなりやすいので、何社かで同じ条件の見積もりを比べます。
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8. 申請の流れと、そろえる書類

箱根町は、工事の前に町へ申請する町です。決定通知が届いてから着工するのが安全です。申請の書類は、町の環境課に出します。
- 交付申請:工事に着手する前に、交付申請書(第1号様式)と添付書類を環境課へ
- 交付決定:審査のあと、交付決定通知書が届く
- 工事:内容が変わるときは変更承認申請書(軽い変更は省略できる)、やめるときは中止承認申請書
- 実績報告:完了から1か月か3月末の早いほうまでに、実績報告書(第10号様式)を出す
- 額の確定:審査のあと、確定通知書が届く
- 請求と入金:請求書を出し、指定の口座に振り込まれる
8-1. 申請のときにそろえる書類
| 書類 | 中身 |
|---|---|
| 事業計画書 | 町の様式(第2号様式) |
| 仕様書 | 付ける設備の仕様が分かるもの |
| 契約書か見積書の写し | これに代わる書類でも可 |
| 新築の場合 | 建築工事請負契約書などの写し(住所と持ち主が分かるもの) |
| 現況の写真 | 設置する場所の今の状態のカラー写真 |
| 同意書 | 持ち主が自分以外にもいれば、全員の同意書(第3号様式) |
| V2Hの場合 | 車検証の写しと、設置場所と同じ車庫証明書の写し |
| 口座振替依頼書 | 通帳の写しなど、口座が分かるものを付ける |
実績報告で出す書類は、4-5の表のとおりです。FITの認定通知書と保証書は、工事の会社に早めに頼んでおきます。
8-2. 付けたあとの決まり(処分の制限)
| 設備 | 処分を制限する期間 |
|---|---|
| 太陽光 | 10年 |
| V2H | 8年 |
| 蓄電池 | 6年 |
| エネファーム | 6年 |
| HEMS | 5年 |
この期間に設備を売る・人に渡すなどするときは、前もって町に取得財産処分承認申請書を出して承認を受けます。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第6条〜第12条)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)
9. 箱根町で補助金を使える業者の選び方

9-1. 町の補助には、業者の決まりはない
箱根町の要綱には、町内の業者や町の登録業者に頼む決まりは書かれていません。どの会社に頼んでも、業者の面で対象外になることはありません(ほかの要件は2-2)。
県の共同購入を使う場合は、設置する事業者が市町村ごとに決まっていて、自分では選べません。
9-2. 箱根町から相談しやすい2社

マイリフォでは、公式サイトや公的な情報をもとに会社を1社ずつ調べています。箱根町の家から申し込める2社を、向いている人で分けました。
どちらに頼む場合も、国立公園・景観の確認と、年度内に報告まで終えられる日程かを確かめてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社 | 株式会社Cools(神奈川県平塚市) |
| エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 |
| 工事 | 東京ガスグループの施工店が担当(施工店の名前は公表されていない) |
| 注意点 | 太陽光・蓄電池は2024年8月に始めた事業。設置した人の口コミは、まだ見当たらない |
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※最初の見積もりは図面などからの概算です。契約の前に現地調査(訪問)があります
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 株式会社ソーラーパートナーズ(東京都新宿区) |
| しくみ | 全国対応の見積もり比較。紹介される会社の数は、地域や条件で変わる |
| 費用 | 利用は無料。申し込みのあと、アドバイザーから確認の電話がある |
| お断り | 契約しない会社へのお断りは、無料で代行してもらえる |
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9-3. 業者に頼むときに確かめること
町の補助は、自分の名前で申請します。会社に書類づくりを手伝ってもらう場合は、誰が何を用意するかを契約の前に決めておきます。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 国立公園・景観の確認を誰がするか | 特別地域は屋根の色の変更などが許可の対象。日数もかかる |
| パネルの表面と色 | 光沢の強くない・反射を抑えた製品か。屋根の色と合うか |
| 工事の前に町へ申請できるか | 着手したあとの申請は対象外。決定通知のあとに着工 |
| 3月末までの完了と1か月以内の報告 | 12月・1月の完了は1か月のほうが早い |
| FITの認定と保証書 | 報告に要る。手続きに日数がかかる |
| パネルの合計kW | 3.34kWより大きくしても町の補助は増えない |
マイリフォの業者データベースには、10月29日時点で箱根町に拠点がある会社は載っていません。ほかの会社は、業者データベースの一覧から特徴で絞り込めます。
10. 訪問・電話の勧誘で気をつけたい話

| よく聞く話 | 確かめること |
|---|---|
| 「箱根町の補助でかなり安くなります」 | 町の補助は5つ付けても最大21万円。見積もりの差のほうが大きい |
| 「付けてから申請すれば大丈夫」 | 工事の前に申請する。着手後の申請は対象外 |
| 「パネルを増やすほど補助が増えます」 | 太陽光は3.34kWで上限5万円 |
| 「町の省エネの補助で50万円出ます」 | 上限50万円の補助は事業者向けで、8月27日に終了 |
| 「国立公園でも手続きは要りません」 | 家の場所で変わる。管理事務所に確かめる |
| 「県の補助金が今ならもらえます」 | 県の個人向けは令和8年度は締切 |
その場で決めず、見積書を持ち帰って、ほかの会社と同じ条件で比べます。決定通知の前に契約や工事を急がせる話にも注意します。
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合は、申込書面か契約書面の早いほうを受け取った日から8日間、クーリング・オフができます。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
参考:クーリング・オフ(国民生活センター)/消費者ホットライン(消費者庁)
11. 箱根町の太陽光・蓄電池補助金のよくある質問

Q1. 箱根町の補助金は、いくらもらえますか?
A. 太陽光は1kWあたり1.5万円(上限5万円)、蓄電池・V2H・エネファームは各上限5万円です。
HEMS(上限1万円)も対象で、5つ全部で最大21万円です。太陽光のkWはパネルの合計で数え、千円未満は切り捨てます。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(別表第2)
Q2. 町のページに年度がありません。令和8年度もありますか?
A. 町の令和8年度の施政方針に、個人の住宅への設備の補助を実施すると書かれています。
予算の額と残りは公表されていません。見積もりの前に、箱根町役場 環境課(代表 0460-85-7111)に受付状況を確かめてください(4-1)。
参考:令和8年度 施政方針(箱根町)(p.24)
Q3. 実績報告はいつまでですか?
A. 工事が終わってから1か月か、年度の3月末日の早いほうです。
太陽光はFITの認定通知書の写しも要るので、書類に日数がかかる分を見込みます(4章)。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第9条)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)
Q4. 工事のあとに申請できますか?
A. できません。工事に着手する前に申請します。
設備付きの建売住宅を買う場合は、買う前に申請します。決定通知が届いてから着工するのが安全です。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第6条)/箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金(箱根町)
Q5. 蓄電池だけでも補助は出ますか?
A. 要綱に、太陽光と同時に付ける条件や、太陽光とつなぐ条件はありません。
蓄電池だけや、今ある太陽光への後付けも対象と読めます。念のため環境課に確かめてください(3-3)。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第3条・別表第1)
Q6. 売電しない太陽光でも補助は出ますか?
A. 出ません。FITの設備認定を受けられる太陽光が対象です。
実績報告に、FITの認定通知書の写しを付けます(3-5)。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(別表第1・第9条)
Q7. 別荘に太陽光を付けても補助は出ますか?
A. 町に住所がなく、自分が住む家でない別荘は、対象外と読めます。
箱根町に移り住むために家を買う・建てる人は対象です。迷うときは環境課に確かめてください(2-3)。
参考:箱根町再生可能エネルギー設備導入費補助金交付要綱(箱根町)(第1条・第3条)
Q8. 国立公園の中でも屋根に太陽光を付けられますか?
A. 環境省の箱根地域の建築物の基準は、ソーラーパネルを光沢の著しく強くないものとしています。
屋根に載せること自体が許可や届出の対象かは、家の場所で変わります。工事の前に環境省 富士箱根伊豆国立公園管理事務所(0460-84-8727)に確かめます(5章)。
Q9. 上限50万円の「省エネ設備等更新促進補助金」は家にも使えますか?
Q10. 町内の業者に頼まないといけませんか?
Q11. 問い合わせ先はどこですか?
A. 町の補助は箱根町役場 環境課(代表 0460-85-7111)です。
国立公園の手続きは環境省 富士箱根伊豆国立公園管理事務所(0460-84-8727)、景観の届出は町の都市整備課(0460-85-9566)です。
12. まとめ|箱根町は「今年も実施」「工事の前の申請と年度内の報告」「国立公園の屋根」がポイント

- 太陽光は1kWあたり1.5万円(上限5万円)、蓄電池・V2H・エネファームは各上限5万円。5つで最大21万円
- 太陽光は3.34kWで上限。kWはパネルの合計。FITの認定が条件
- 町のページに年度の表記はないが、令和8年度の施政方針で実施と確認
- 工事の前に環境課へ申請し、決定通知のあとに着工
- 報告は完了から1か月か3月末の早いほう。工事の完了は2月までを目安に
- 町のほぼ全域が国立公園。光沢の強くない・反射を抑えたパネルを選び、工事の前に相談
このページの金額と受付状況は、2026年10月29日時点のものです。申し込む前に、町のページと環境課で最新の情報を確かめてください。
神奈川県のほかの市町村の補助は、神奈川県の太陽光・蓄電池補助金(県と33市町村のまとめ)で比べられます。

太陽光発電アドバイザーより
箱根町の補助は、町のページに年度が書かれていないため、検索すると古い年度の情報も混ざって見えます。町の令和8年度の施政方針で、今年度も続いていることを確かめました。
金額は大きくありませんが、5つの設備で最大21万円まで出ます。いちばん気をつけたいのは、報告が「完了から1か月」と「3月末」の早いほうになる期限です。
箱根らしい点は、国立公園の中で屋根に載せることです。パネルの色や反射まで見積もりの段階で確かめておくと、あとで慌てずにすみます。受付の終了や来年度の制度が分かったら、このページも直します。
編集長 田中
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