【2026年最新】開成町の太陽光・蓄電池補助金はいくら?FITなしで太陽光5kW41万円・蓄電池1/3+5万円|令和8年度が最終年度

開成町の太陽光・蓄電池補助金のアイキャッチ。国の上乗せは今年度までであることを示し、なだらかな山なみと田んぼ、水路ぞいのあじさい、太陽光パネルをのせた住宅街を描いたイラスト
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2026年10月28日更新|開成町のページ・交付要綱・早見表と神奈川県の公式ページで10月28日に確認。文:マイリフォ編集長 田中(太陽光発電アドバイザー)

開成町の太陽光・蓄電池の補助金は、いくらもらえて、今から付けても間に合うのでしょうか。

答えは、FITを使わない太陽光なら4kWまで1kWあたり8.5万円、蓄電池を同時に付けると費用の1/3+5万円です。神奈川の市町村の中でも、とくに大きな補助です。

ただし、この大きな枠は国の交付金を使った期間限定のしくみで、町は令和8年度が最終年度と案内しています。申請は2027年2月15日まで、予算がなくなれば早く終わります。

このページでは、町のページと交付要綱・早見表を読み直して、金額・条件・今年度に間に合う順番・県の事業を使ったときの差をまとめました。

開成町の太陽光・蓄電池補助金(令和8年度)
町の太陽光
8.5万円/kW
4kWまで・FITなし
蓄電池(同時)
1/3+5万円
1kWhあたり5.1万円まで
申請の締切
2月15日
令和8年度が最終年度
いくら?
太陽光5kWで41万円(FITなし)
県の事業を使うと4kWまで1kWあたり12万円で、5kWなら55万円
3つ同時?
太陽光・蓄電池・HEMSで+5万円
町のパンフの例では合計108.3万円(県の事業を使った場合)
いつまで?
申請は2027年2月15日まで
予算がなくなりしだい終了。請求(完成書類)は2月末まで
順番は?
着工の前に町へ申請
町の現地確認と交付決定のあとに工事。先に付けた設備は対象外
FITで売る?
太陽光は1kWあたり1.5万円・上限6万円
FITなしの枠との差は大きい。比べ方は5章
対象の家は?
町内の築1年以上の戸建て
1年以上住んでいる持ち主。新築でZEHにする家は、ZEHの補助を使う

すぐ読みたい方へ:町の補助の中身/最終年度と逆算/県の事業で12万円/3つ同時とFITの差/実質負担/よくある質問

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目次

1. 【シミュレーター】開成町の補助金の目安を計算

神奈川県の補助金シミュレーターは、市町村を選び、太陽光と蓄電池の容量と売電するかを入れると、その市町村の補助の目安と受付状況がわかることを3つの手順で示した図解

開成町を選んだ状態で開きます。太陽光と蓄電池の容量、売電するかを選ぶと、町の補助の目安が出ます。

太陽光の容量は、パネルの合計とパワコンの合計の小さいほうを、小数点以下を切り捨てて入れてください(町の数え方です)。

シミュレーターの蓄電池は、1kWhあたり5.1万円の上限で出しています。実際は見積もりの1/3なので、見積もり次第で少なくなります。HEMSの補助と3つ同時の5万円は、シミュレーターには入っていません(5章で計算します)。

神奈川県の太陽光・蓄電池 補助金シミュレーター(令和8年度・2026年10月27日時点)

① お住まいの市町村
② 太陽光
太陽光の容量(kW)
蓄電池(kWh)
③ 余った電気は?
④ 見積もりの総額(任意・万円・税抜)

市町村を選ぶと、ここに補助金の目安が出ます。

※金額は各市町村と神奈川県の公式ページ(2026年10月27日確認)の単価と上限で計算した目安です。予算に達すると期限の前でも終わります。対象になるかは、申し込む前に市町村の窓口で確かめてください。

2. 開成町の太陽光・蓄電池補助金はいくら?令和8年度のゼロカーボンシティ創成補助制度

開成町の太陽光・蓄電池補助金は、FITを使わない太陽光が4kWまで1kWあたり8.5万円、太陽光と同時に付ける蓄電池が費用の1/3に5万円を足した額で、太陽光・蓄電池・HEMSの3つを同時に付けるとさらに5万円が加わることを示した結論カード

開成町の家庭向けの補助は「ゼロカーボンシティ創成補助制度」です。ZEH・今ある家・ソーラーカーポート・EVの4つのメニューがあります。

今ある家に太陽光や蓄電池を付けるときは、メニュー2の「既存住宅スマートハウス化補助金」を使います。築1年以上の戸建てが対象です。

この補助の大きな枠は、要綱で「重点対策加速化補助金」と呼ばれます(このページでは「重点の枠」と書きます)。国の交付金を町が受けて、国の分と町の分を合わせて町から出すしくみです。

2-1. 区分ごとの補助額

区分補助額
太陽光(FITなし・重点の枠)4kWまで1kWあたり8.5万円+4kWを超えた分は1kWあたり7万円
太陽光(FITなし・県の事業を使う)4kWまで1kWあたり12万円+4kWを超えた分は1kWあたり7万円
蓄電池(重点の太陽光と同時)費用の1/3(1kWhあたり5.1万円まで)+5万円(蓄電池も県の事業で付けると+7万円)
HEMS(重点の太陽光と同時に新設)費用の2/3+2万円
太陽光(FITで売る・重点の枠の外)1kWあたり1.5万円(上限6万円)。県の事業を使うと1kWあたり5万円(上限20万円)
蓄電池(上記以外)5万円(蓄電池を県の事業で付けると7万円)
HEMS(上記以外)2万円
エネファーム/太陽熱利用どちらも5万円
3つ以上を同時に付ける+5万円(加速化加算)
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第5条・別表第3)・補助メニュー2 早見表(開成町)。千円未満の端数は切り捨て

「県の事業」は、県の0円ソーラー・県の共同購入・県の個人向けの補助の3つです。どれかを使うと、4kWまでの単価が8.5万円から12万円に上がります(4章)。

前の年度か今年度に、重点の枠でEVを買った家は、太陽光を重点の枠で付けるとさらに15万円が加わります。

2-2. kWの数え方と、金額の例

太陽光のkWは、パネルの合計と、パワコンの合計の小さいほうです。小数点以下は切り捨てます。

たとえば4.9kWの太陽光は、4kWとして数えます。FITなしなら、4.9kWは34万円、5kWは41万円で、7万円違います。

太陽光の容量FITなし(重点)FITなし(県の事業)FITで売る
3kW25.5万円36万円4.5万円
4kW34万円48万円6万円
5kW41万円55万円6万円
6kW48万円62万円6万円
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第3)をもとにした計算。FITで売る列は県の事業を使わない場合。10kW以上は対象外

蓄電池は、見積もり(機器・工事・付属品の税抜)の1/3です。1kWhあたり5.1万円が上限で、kWhは小数点第2位以下を切り捨てます。

町は、蓄電池の費用を1kWhあたり12.5万円以下にするよう努めることを求めています。12.5万円なら、1/3は1kWhあたり約4.2万円で、上限の5.1万円には届きません。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第1・別表第3)/補助メニュー2 早見表(開成町)

2-3. 申請できる家・できない家

  • 対象:町内にある築1年以上の戸建てに、まだ使っていない機器を付ける
  • 対象:町に住民登録があり、申請の時点で1年以上住んでいる人
  • 対象:その家の持ち主(所有権がある人)で、その家に住んでいる人
  • 対象外:申請日から過去3年に、同じ内容の町の補助を受けた人
  • 対象外:本人か同じ家に住む人に、町税や町の料金の滞納がある人
  • 対象外:ZEHの補助(メニュー1)と一緒に受けること
  • 対象外:町の事前の確認より前に付けた設備

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第3条・第4条)/補助メニュー2 早見表(開成町)

2-4. 受付状況と期限

項目中身
受付の開始令和8年7月1日(水)
受付状況受付中(終了の告知なし)。予算の残りは町のページに出ていない(10月28日時点)
申請の締切重点の枠は2027年2月15日。それ以外は3月15日
請求の期限重点の枠は2月末。それ以外は3月末
終わり方予算がなくなりしだい受付終了
出し方環境課の窓口へ。事前の相談と書類の提出はメール・郵送も可
問い合わせ環境課 ゼロカーボンシティ推進班(0465-84-0314)
※出典:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)・既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第2)・補助メニュー2 早見表(開成町)

予算がどれだけ残っているかは、町のページでは分かりません。申し込む前に、環境課に残りを確かめておくと安心です。

3. 国の上乗せは令和8年度が最終年度|2月15日の申請・2月末の請求から逆算する

開成町の国の上乗せがある補助は令和8年度が最終年度で、着工の前に町へ申請し、現地確認と交付決定を受けてから工事と支払いをして、2月末までに請求する順番で、申請の締切は2月15日であることを示した流れ図

開成町の大きな補助は、国の「重点対策加速化事業」の交付金を町が受けて出しているものです。町は令和4年度から始め、令和8年度までの期間限定と書いています。

町のページには「令和8年度が最終年度です」とあります。令和9年度に町がどんな補助を出すかは、10月28日時点で発表されていません。

3-1. 来年度を待つと、どうなりそうか

重点の枠がなくなると、FITなしで4kWまで1kWあたり8.5万円という単価の根拠はなくなる見込みです。今の区分のうち重点の枠の外にあるのは、FITで売る太陽光の1kWあたり1.5万円(上限6万円)などで、FITなしの家向けではありません。

来年度にどんな補助が残るかは、まだ発表されていません。ただ、町が最終年度と明記している以上、来年度を待って有利になる理由は見当たりません。

付けるつもりのある家は、今年度の受付に間に合うかどうかで考えるのが現実的です。

3-2. 申請から請求までの順番

順番やること
①相談・見積もり町に事前に相談できる(メール・郵送も可)。会社にFITなしで見積もってもらう
②町に申請着工の前に交付申請書と添付書類を出す(重点の枠は2月15日まで)
③現地確認(事前)町が家を確認する。着工前の写真の提出で代えられる
④交付決定町から通知が届いてから、工事を始める
⑤工事・支払い太陽光・蓄電池・HEMSを付けて、支払いを済ませる
⑥現地確認(事後)完了を町に知らせる。着工後の写真の提出で代えられる
⑦請求交付請求書と領収書・写真などを2月末までに出す
⑧交付町が請求書を受け取ってから30日以内
⑨1年後の報告重点の枠は、稼働から1年後に月ごとの使用量と売電量を報告
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第7条・第8条・第10条・第12条・別表第2)・補助メニュー2 早見表(開成町)

3-3. 2月末から逆算した目安

重点の枠は、申請が2月15日まででも、工事を終えて請求するのは2月末までです。2月15日に申請しても、交付決定・工事・請求が2週間ほどで収まる必要があります。

交付決定までの日数は、町のページに書かれていません。冬は工事の予約も混みやすいので、余裕をみるなら年内の申請が目安です。

いつまでにやること
11月2〜3社から見積もり。FITなしか、HEMSを付けるかを決める
12月町に申請し、現地確認と交付決定を待つ
1月交付決定のあとに工事・支払い
2月中旬完了の連絡と現地確認(事後)、請求の書類をそろえる
2月末請求書の提出の期限(重点の枠)
※町のページと早見表の期限からの目安です。交付決定までの日数は町に確かめてください。

要綱では、期限の日が役場の休みの日にあたるときは、その前の開庁日が期限になります。2027年は2月28日が日曜日、27日が土曜日です。請求の期限が実際に何日になるかは、町に確かめておきます。

参考:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)/既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第2)

4. 県の事業を使うと4kWまで12万円|今から乗れるのは0円ソーラーだけ

開成町の太陽光の補助は、4kWまでの1kWあたりの額が県の事業を使わないと8.5万円、県の事業を使うと12万円に上がり、今から使える県の事業は12月28日までの県の0円ソーラーであることを示した図解

開成町の重点の枠は、県の事業を使うかどうかで4kWまでの単価が変わります。県の事業を使うと1kWあたり12万円、使わないと8.5万円です。

4kW分で14万円の差です。蓄電池も県の事業で付けると、加わる額が5万円から7万円になります。

4-1. 町の補助で「県の事業」になる3つ

県の事業令和8年度の状況(10月28日時点)
県の個人向けの補助9月7日の第2期の受付が当日に締切。交付決定を待っている家は、県の事業を使う区分になる
県の共同購入参加登録は10月29日(木)まで。設置する事業者は市町村ごとに決まっていて選べない
県の0円ソーラー12月28日まで。10月21日時点で予算の約70%。令和8年度は蓄電池の設置が必須(太陽光だけは対象外)
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第2条)・令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(神奈川県)・住宅用太陽光発電・蓄電池の共同購入事業(神奈川県)・令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県)

県の個人向けは締め切られ、共同購入も10月29日で登録が終わります。これから新しく付ける家が県の事業を使う道は、事実上、県の0円ソーラーだけです。

4-2. 0円ソーラー(リース・PPA)で付けるときの流れ

県の0円ソーラーは、事業者が初期費用を出して太陽光を付け、リース料金や電気の料金で回収するしくみです。おおむね10年たつと、設備が家の人に無償で譲られます。

開成町の要綱には、PPAやリースで付けたときの様式があります。料金から町の補助の分を差し引いたことを、事業者が証明する書類です。

つまり、町の補助は、リース料金などが下がる形で家の人に届く読み方になります。どのプランで、いくら下がるかは、事業者に確かめます。

  • 町の重点の枠の条件(FITなし・自家消費30%以上・HEMSと連動)は、0円ソーラーでも同じ
  • 県の0円ソーラーには、売電できないプランも、売電するプランもある。FITを使うかはプランで確かめる
  • 申請には、0円ソーラーの契約書の写しと、料金を差し引いたことの証明書を付ける
  • 町への申請は着工の前。県の0円ソーラーの手続きと順番がぶつからないよう、事業者と日程を組む

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第4)/令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県)

4-3. 県の個人向けや共同購入にもう申し込んだ家

県の個人向けの補助は、県の交付決定の前に工事を始めると対象外です。開成町も、着工の前に町へ申請する決まりです。

町への申請には、県の交付決定通知などの写しを付けます。県の交付決定が届いてから町に申請し、町の交付決定のあとに工事を始める順番になる読み方です。交付決定の前に町へ出せるかは、環境課に確かめてください。

県の審査は2〜3か月ほどかかることがあります。9月に県へ申請した家は、交付決定が届いたらすぐに町へ出すと、2月の期限に間に合わせやすくなります。

共同購入に10月29日までに登録した家も、町への申請に契約書などの写しを付けます。工事の時期は、共同購入の事務局(0120-723-100)と町の両方に確かめます。

参考:令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(神奈川県)/住宅用太陽光発電・蓄電池の共同購入事業(神奈川県)/既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第7条・別表第4)

5. 太陽光・蓄電池・HEMSの3つ同時で108.3万円|FITで売ると最大6万円との差

開成町では、FITを使わずに太陽光・蓄電池・HEMSの3つを同時に付けると県の事業を使った例で補助が108.3万円になり、FITで売る太陽光の補助は最大6万円で、どちらもHEMSとの連動が条件であることを示した比較の図解

開成町は、太陽光と一緒に付ける蓄電池とHEMSにも、費用に応じた補助を上乗せします。さらに3つ以上を同時に付けると5万円が加わります。

5-1. 町のパンフレットの例(太陽光5kW+蓄電池8kWh+HEMS)

内訳県の事業を使う県の事業を使わない
太陽光5kW55万円(12万円×4kW+7万円×1kW)41万円(8.5万円×4kW+7万円×1kW)
蓄電池8kWh(費用100万円)40.3万円(100万円×1/3+7万円)38.3万円(100万円×1/3+5万円)
HEMS(費用9万円)8万円(9万円×2/3+2万円)8万円
3つ同時5万円5万円
合計108.3万円92.3万円
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金のパンフレット(開成町)(県の事業を使う例)。県の事業を使わない列は、同じ要綱の単価でマイリフォが計算

町は、太陽光(重点の枠)がHEMSと連動しているものに限ると定めています。HEMSはクラウド版も含みます。

HEMSの補助の2/3は、実機があるHEMSを新しく付ける場合です。今あるHEMSにつなぐのか、新しく付けるのかで金額が変わるので、見積もりの段階で確かめます。

5-2. FITで売る家との差

FITで売る太陽光は、重点の枠に入りません。太陽光は1kWあたり1.5万円(上限6万円)、蓄電池とHEMSは単独の額になります。

項目FITなし(重点)FITで売る
太陽光5kW41万円6万円(上限)
蓄電池8kWh(費用100万円)38.3万円5万円
HEMS(費用9万円)8万円2万円
3つ同時5万円5万円
町の補助の合計92.3万円18万円
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第5条・別表第3)をもとにした計算。どちらも県の事業を使わない場合

この例では、補助の差は74.3万円です。FITで売る収入がこれを上回るかを見ます。

2026年度にFITの認定を受ける住宅用(10kW未満)は、最初の4年が1kWhあたり24円、5〜10年目が8.3円です。

項目計算金額
FITの売電収入(10年)3,500kWh×24円×4年+3,500kWh×8.3円×6年約51万円
補助の差(3つ同時の例)92.3万円−18万円74.3万円
補助の差(太陽光だけ5kW)41万円−6万円35万円
※5kWで年3,500kWhを売る、蓄電池がない家で多めに売る仮定。発電量や売る量は家ごとに変わります。

蓄電池とHEMSも付ける家なら、補助の差だけでFITの10年分を上回ります。蓄電池がある家は売る電気が減るので、差はさらに開きます。

太陽光だけの家は、補助の差35万円より、多めに売ったときのFITの約51万円のほうが大きくなります。FITなしで余った電気を、1kWhあたり約4.6円以上で売れれば並ぶ計算です。

参考:買取価格・期間等(資源エネルギー庁)

5-3. 重点の枠の約束と、1年後の報告

  • FIT・FIPを使わず、J-クレジットも作らない
  • 発電した電気の30%以上を家で使う(申請時と完成時に計算書を出す)
  • 太陽光はHEMSと連動させる。国の補助は同じ設備に使わない
  • 太陽光の稼働から1年後に、月ごとの使用量と売電量を町に報告する
  • 請求書を出してから2年以内に報告がないと、補助金の全額を返す
  • 補助を受けた家・設備は、町の承認なしに、目的に反して使う・売る・貸す・担保にすることができない(期間は町が別に定める)

1年後の報告は、忘れると全額を返すことになる大事な約束です。HEMSの記録や電力会社の明細を、1年分残しておきます。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第1・第12条・第15条)/補助メニュー2 早見表(開成町)

6. 県・国の補助と、開成町のほかの制度

制度開成町の家での使い方
県の個人向けの補助令和8年度は9月7日に締切。交付決定を受けた家は、町の重点の枠で12万円/kWの区分になる
県の共同購入参加登録は10月29日(木)まで。使うと、町で県の事業を使う区分になる
県の0円ソーラー12月28日まで(10月21日時点で約70%)。町で県の事業を使う区分になる。令和8年度は蓄電池の設置が必須(太陽光だけは対象外)
国の蓄電池(DR)の補助5月29日に予算に達して終了。町の重点の枠は、国の補助と同じ設備には使えない
町のZEHの補助(メニュー1)新築・建売のZEH向け。今ある家の補助(メニュー2)とは併用できない
町のソーラーカーポート(メニュー3)屋根に載せない家向け。重点の枠で1kWあたり7万円
町のEV・V2H(メニュー4)EV・V2H・V2Lの補助。重点の枠でEVを買った家は、太陽光で+15万円
※出典:令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(神奈川県)・住宅用太陽光発電・蓄電池の共同購入事業(神奈川県)・令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県)・ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)・補助メニュー1 早見表(ZEH・開成町)・補助メニュー3 早見表(ソーラーカーポート・開成町)

県の制度や神奈川の33市町村の受付状況は、神奈川県の太陽光・蓄電池補助金(県と33市町村のまとめ)にまとめています。

7. 実質負担はいくら?FITなし・FITで売る・県の補助がある場合

下の見積もりは、計算のための例です。太陽光5kW 140万円、蓄電池10kWh 120万円、HEMS 9万円(いずれも税抜)で、税込295.9万円とします。

7-1. 自分で買う・FITなし(太陽光+蓄電池+HEMS)

内訳金額
見積もりの例(税込)295.9万円
町の太陽光(4kW×8.5万円+1kW×7万円)−41万円
町の蓄電池(120万円×1/3+5万円)−45万円
町のHEMS(9万円×2/3+2万円)−8万円
3つ同時−5万円
実質負担196.9万円
※蓄電池は1kWhあたり12万円の例。1/3の40万円は上限(5.1万円×10kWh=51万円)より小さいので40万円で計算しています。

7-2. 自分で買う・FITで売る(同じ機器)

内訳金額
見積もりの例(税込)295.9万円
町の太陽光(上限)−6万円
町の蓄電池(単独の区分)−5万円
町のHEMS(単独の区分)−2万円
3つ同時−5万円
実質負担277.9万円
※このほかに、FITの売電収入が入ります(5-2)。

7-3. 県の個人向けの交付決定がある家・FITなし(同じ機器)

内訳金額
見積もりの例(税込)295.9万円
県の太陽光(5kW×7万円)−35万円
県の蓄電池(1台)−15万円
町の太陽光(4kW×12万円+1kW×7万円)−55万円
町の蓄電池(120万円×1/3+7万円)−47万円
町のHEMSと3つ同時−13万円
実質負担130.9万円
※出典:令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(神奈川県)・既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第3)。県の補助は令和8年度の額で、売電の扱いなど県の条件は県のページで確かめてください。

町の補助だけで比べると、7-1と7-2の差は81万円です(FITの売電収入との比べ方は5-2)。差の大きさが、開成町で売電の方法から決める理由です。

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8. 申請の流れと、そろえる書類

神奈川県の市町村の補助を使うときは、見積もり、市町村の申請時期の確認、工事の前の市は申請と交付決定、契約と工事と支払い、実績報告、入金かポイントの順に進み、工事の前に申請する市では交付決定の前に契約や着工をしないことを示した流れ図

開成町は、工事の前に町へ申請し、交付決定を受けてから工事を始める町です。町の事前の確認より前に付けた設備は対象になりません。

  1. 町に相談:補助の区分と、FITなしの条件に合うかを確かめる(メール・郵送も可)
  2. 交付申請:着工の前に、交付申請書(第1号様式)と添付書類を出す
  3. 現地確認(事前):町が確認する。着工前の写真でも代えられる
  4. 交付決定:通知が届いてから工事を始める
  5. 工事・支払い:太陽光・蓄電池・HEMSを付ける
  6. 現地確認(事後):完了を町に知らせる。着工後の写真でも代えられる
  7. 請求:交付請求書(第15号様式)を2月末まで(重点の枠)に出す
  8. 交付と1年後の報告:町が請求書を受け取ってから30日以内に交付。稼働1年後に報告

8-1. そろえる主な書類

いつ主な書類
申請(共通)交付申請書・見積書(内訳)・同居人リスト・誓約書
申請(重点の太陽光)国の基準に合うことの確認書・自家消費率の計算書(設計段階)
申請(蓄電池・HEMS)製品の価格と容量が分かる見積書・国の基準に合うことの確認書
県の事業を使う0円ソーラーや共同購入の契約書、県の交付決定通知などの写し
PPA・リース料金から補助の分を差し引いたことの証明書(事業者が出す)
請求交付請求書・領収書・設置の写真・国の基準の写真・自家消費率の計算書(完成時)
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第4・別表第5)。様式は町のページにあります。

8-2. 業者に任せられること

町の早見表には、手続きの代行者を指名できると書かれています。請求書も、申請のときに指名した代行者が出せます。

ただし、申請するのは家の持ち主です。計算書や確認書を会社が作ってくれるか、見積もりのときに確かめておきます。

参考:補助メニュー2 早見表(開成町)/既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)

9. 開成町で補助金を使える業者の選び方

神奈川県で補助金を使って太陽光・蓄電池を付けるときに会社を選ぶ6つの確認として、売電するかの提案、市町村の申請時期、市の登録事業者か、見積書の内訳、申請の代行の範囲、許可と工事の体制を示した図解

9-1. 町の補助には、業者の決まりはない

開成町の要綱には、町内の業者や町の登録業者に頼む決まりは書かれていません。どの会社に頼んでも、業者の面で対象外になることはありません(ほかの要件は2-3)。

県の共同購入を使う場合は、設置する事業者が市町村ごとに決まっていて、自分では選べません。

9-2. 業者に頼むときに確かめること

確認すること見るポイント
①工期町の交付決定のあとに工事をして、2月末までに請求できるか
②順番着工の前に町へ申請し、現地確認を待つ日程を組めるか
③FITなしFITなしで見積もり、自家消費30%以上の計算書を作れるか
④HEMS太陽光と連動するHEMSか。新しく付けるHEMSの見積もりがあるか
⑤kWパネルとパワコンの小さいほう。4kW・5kWの境目の手前でないか
⑥蓄電池製品の価格と容量が分かる見積書。1kWhあたり12.5万円以下か
※出典:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)・補助メニュー2 早見表(開成町)

0円ソーラーを使う家は、県の0円ソーラーに登録されたプランか、FITを使わないプランか、町の補助で料金がいくら下がるかも確かめます。

9-3. 開成町から相談しやすい2社

神奈川で太陽光・蓄電池を相談する2社を、神奈川の会社にまとめて相談したい人はCools、何社かの見積もりを比べたい人はソーラーパートナーズと、向いている人で分けた図解

マイリフォでは、公式サイトや公的な情報をもとに会社を1社ずつ調べています。開成町の家から申し込める2社を、向いている人で分けました。

項目内容
会社株式会社Cools(神奈川県平塚市)
エリア東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
工事東京ガスグループの施工店が担当(施工店の名前は公表されていない)
注意点太陽光・蓄電池は2024年8月に始めた事業。設置した人の口コミは、まだ見当たらない
Cools(クールス)|くわしくはCoolsの口コミ・評判のページ
項目内容
運営株式会社ソーラーパートナーズ(東京都新宿区)
しくみ全国対応の見積もり比較。紹介される会社の数は、地域や条件で変わる
費用利用は無料。申し込みのあと、アドバイザーから確認の電話がある
お断り契約しない会社へのお断りは、無料で代行してもらえる
ソーラーパートナーズ|くわしくはソーラーパートナーズの口コミ・評判のページ

ほかの会社は、業者データベースの一覧から特徴で絞り込めます。

10. 訪問・電話の勧誘で気をつけたい話

太陽光・蓄電池の訪問や電話の勧誘で気をつけたい話として、県の補助金が今ならもらえる、補助金で実質0円になる、今日契約しないと補助がなくなるの3つを赤い注意マークとともに示した図解
よく聞く話確かめること
「開成町なら100万円以上の補助が出ます」108.3万円は県の事業を使い、3つ同時に付けた例。FITで売ると大きく減る
「付けてから申請すれば大丈夫」着工の前に町へ申請する。先に付けた設備は対象外
「来年度も同じ補助が出ます」町は令和8年度が最終年度と案内。来年度は未発表
「売電もできて補助も満額」重点の枠はFITなし。FITで売ると太陽光は上限6万円
「報告はいりません」稼働1年後の報告がないと、補助金の全額を返すことになる
※出典:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)・既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)・既存住宅スマートハウス化補助金のパンフレット(開成町)

その場で決めず、見積書を持ち帰って、ほかの会社と同じ条件で比べます。町の交付決定の前に契約や工事を急がせる話にも注意します。

訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合は、申込書面か契約書面の早いほうを受け取った日から8日間、クーリング・オフができます。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

参考:クーリング・オフ(国民生活センター)/消費者ホットライン(消費者庁)

11. 開成町の太陽光・蓄電池補助金のよくある質問

太陽光・蓄電池の補助金についてのよくある質問の章の見出し図解。太陽光パネルと蓄電池のアイコンと大きなQ&Aの文字を配置

Q1. 開成町の補助金は、いくらもらえますか?

A. FITなしの太陽光は、4kWまで1kWあたり8.5万円、4kWを超えた分は7万円です。

5kWなら41万円です。県の事業を使うと4kWまでが12万円になり、5kWで55万円です。蓄電池を同時に付けると費用の1/3+5万円(蓄電池も県の事業で付けると+7万円)が加わります。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第3)/補助メニュー2 早見表(開成町)

Q2. 今から付けても間に合いますか?

A. 10月28日時点で受付中です。重点の枠の申請は2027年2月15日までです。

予算がなくなれば早く終わり、残りは町のページに出ていません。請求は2月末までなので、年内の申請が目安です(3章)。

参考:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)/補助メニュー2 早見表(開成町)

Q3. 来年度まで待ってもいいですか?

A. 町は、国の上乗せがある重点の枠は令和8年度が最終年度と案内しています。

令和9年度の町の補助は、10月28日時点で発表されていません。待って有利になる根拠は見当たりません。

参考:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)

Q4. 工事のあとに申請できますか?

A. できません。着工の前に町へ申請します。

町の事前の確認より前に付けた設備は対象外です。現地確認と交付決定のあとに工事を始めます。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第7条)/補助メニュー2 早見表(開成町)

Q5. FITで売りたい場合は?

A. 太陽光は1kWあたり1.5万円(上限6万円)です。県の事業を使うと5万円(上限20万円)です。

FITで売る太陽光は重点の枠に入りません。蓄電池とHEMSも単独の額になります(5章)。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第3)

Q6. 蓄電池だけでも補助は出ますか?

A. 出ます。単独の蓄電池は5万円、県の事業を使うと7万円です。

費用の1/3が加わる大きな枠は、重点の枠の太陽光と同時に付ける場合だけです。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第3)

Q7. HEMSは必ず要りますか?

A. 町の太陽光の補助は、HEMS(クラウド版を含む)と連動していることが条件です。

FITなしの枠もFITで売る枠も同じです。重点の枠の太陽光と同時に新しく付けるHEMSは、費用の2/3+2万円が出ます。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(別表第1・別表第3)

Q8. 新築の家や、建ててすぐの家は対象ですか?

A. この補助は、築1年以上の戸建てが対象です。

新築や建売でZEHにする家は、ZEHの補助(メニュー1)を使います。2つの補助は一緒に受けられません。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第3条)/補助メニュー1 早見表(ZEH・開成町)

Q9. 0円ソーラー(リース・PPA)でも補助は出ますか?

A. 要綱にPPA・リースの様式があり、料金から補助の分を差し引く形です。

要綱では県の0円ソーラーは「県の事業」に入るので、4kWまで12万円の区分になる読み方です。FITなしなどの条件は同じです。くわしくは町と事業者に確かめてください。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第2条・別表第4)/令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県)

Q10. 引っ越してきたばかりでも使えますか?

A. 申請の時点で、町に1年以上住んでいることが条件です。

住民登録があり、その家の持ち主であることも必要です。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)(第4条)

Q11. 町内の業者に頼まないといけませんか?

A. 要綱に、町内の業者や登録業者に頼む決まりはありません。

手続きの代行者を指名することもできます。県の共同購入を使う場合は、設置事業者を選べません。

参考:既存住宅スマートハウス化補助金交付要綱(開成町)/補助メニュー2 早見表(開成町)

Q12. 問い合わせ先はどこですか?

A. 開成町 環境課 ゼロカーボンシティ推進班(0465-84-0314)です。

メール(kankyouka@town.kaisei.kanagawa.jp)でも相談でき、書類は窓口・メール・郵送で出せます。

参考:ゼロカーボンシティ創成補助制度(開成町)

12. まとめ|開成町は「FITなし」と「年内の申請」がポイント

開成町の太陽光・蓄電池補助金のまとめとして、FITを使わないと大きな補助になる、着工の前に町へ申請する、令和8年度が最終年度なので申請は年内が目安、の3つを示した図解
  • FITなしの太陽光は4kWまで1kWあたり8.5万円(県の事業で12万円)、超えた分は7万円
  • 蓄電池は同時なら費用の1/3+5万円、HEMSは2/3+2万円、3つ同時で+5万円
  • 国の上乗せは令和8年度が最終年度。申請は2月15日、請求は2月末まで
  • 着工の前に町へ申請。築1年以上の戸建てに1年以上住む持ち主が対象
  • FITで売ると太陽光は上限6万円。蓄電池も付けるならFITなしが有利な例が多い
  • HEMSと連動が条件。稼働1年後の報告を忘れると全額返す

このページの金額と受付状況は、2026年10月28日時点のものです。申し込む前に、町のページで最新の情報を確かめてください。

神奈川県のほかの市町村の補助は、神奈川県の太陽光・蓄電池補助金(県と33市町村のまとめ)で比べられます。

編集長田中

太陽光発電アドバイザーより

開成町の補助は、神奈川の市町村の中でもとくに大きく、FITを使わないことが前提です。売電の方法を最初に決めると、見積もりの比べ方もはっきりします。

国の上乗せは令和8年度が最終年度で、請求は2月末までです。付けるつもりなら、年内に町へ相談と申請をしておくのがおすすめです。

このページは、町のページと要綱・早見表を読み直してまとめました。予算の残りや令和9年度の制度が分かったら、このページも直します。

編集長 田中

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