【2026年7月最新】世田谷区の太陽光・蓄電池・V2H補助金はいくら?区の助成終了後も都だけで最大175万円

[東京都世田谷区]世田谷公園
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マイリフォ取材済みのおすすめ3選

掲載業者の中から、マイリフォが実際に取材した東京都対応のおすすめ3社を先に紹介します。2〜3社の相見積もりの起点にしてください。

業者名マイリフォ評価特徴見てみる
えねこ★4.6東京都中心の販売施工会社。保証と補助金サポートの手厚さが強み
省エネタイガー★4.5完全自社施工の東京都特化店(西東京市)。補助金申請サポートに定評
ECODA★4.5渋谷区本社の販売施工会社。東京都知事の建設業許可を保有

※おすすめ3選の評価は、各社への取材にもとづく7軸独自評価(5点満点換算)です。下記一覧の評価点には、取材7軸評価とGoogle口コミをもとに機械算出した参考評価が含まれます。

世田谷区のエコ住宅補助金から太陽光・蓄電池が外れた今、それでも東京都だけで最大175万円。2026年7月時点の一次情報で「いくら・いつ・どの順番で」を整理しました。

世田谷区で太陽光発電や蓄電池の導入を考えたとき、まず引っかかるのが「区の補助金はいくら出るのか」という点です。

ところが検索して出てくる情報の多くが、すでに終わった制度の金額をそのまま載せています。

実際には、世田谷区のエコ住宅補助金は蓄電池が令和7年度から、太陽光発電が令和8年度から補助対象外になりました。「区から30万円」と書かれた記事を信じて計画を立てると、資金計画が丸ごと狂います。

とはいえ、悲観する必要はありません。区が予算を断熱改修に振り向けた背景には、東京都の助成が大幅に拡充されたという事情があります。

この記事では、2026年7月時点で世田谷区民が実際に使える制度だけを、区・東京都・国の公式資料から拾って整理します。金額の根拠、申請の順番、そして区の助成がないことでかえって有利になる仕組みまで解説します。

目次

【結論】世田谷区で今使える補助金の全体像

先に結論から示します。2026年7月時点で、世田谷区の住宅に太陽光発電・蓄電池・V2Hを導入する場合に使える制度は次のとおりです。

設備世田谷区東京都
太陽光発電なし
(令和8年度から対象外)
12〜15万円/kW
(既存住宅)
単体では対象外
蓄電池なし
(令和7年度から対象外)
10万円/kWh
(上限120万円/戸)+DR加算
DR補助金は公募終了
V2Hなし機器費等の1/2
(上限50万円)※増額あり
CEV補助金あり
(都の助成から控除)
再エネ電力への切替最大15,000円相当

太陽光(上限45万円)と蓄電池12kWh(DR加算込みで130万円)を同時に導入した場合、東京都の助成だけで最大175万円が視野に入ります。ここにV2Hを加えると、条件次第で最大275万円まで積み上がります。

なお太陽光は3.75kWを超えると12万円/kWで上限が外れるため、4kW以上を載せられる屋根ならこの175万円はさらに上振れします。理由は後述します。

「世田谷区から最大30万円」と書いてある情報にご注意ください

3万円/kW・上限30万円という太陽光発電の補助は令和7年度までの制度です。2026年6月以降に更新された比較サイトでも、この旧制度の金額を掲載したままのページが複数確認できます。区の公式サイトで対象工事をご確認ください。

世田谷区の助成金は今どうなっているのか

まず、区の制度の現在地をはっきりさせておきます。ここを誤解したまま見積もりを取ると、あとから数十万円単位で計算が合わなくなります。

令和8年度のエコ住宅補助金は「断熱4メニュー」のみ

世田谷区エコ住宅補助金は現在も実施されています。ただし令和8年度から制度内容が大きく変更されました。

対象工事は「窓の断熱改修」「高断熱ドアの設置」「高断熱浴槽の設置」「屋根の高反射改修」の4項目で、1邸あたりの上限は20万円です。

令和7年度まで対象だった「断熱材の設置」「太陽光発電システムの設置」「太陽熱ソーラーシステム・温水器の設置」「住宅の外壁塗装」は、いずれも令和8年度は対象外となりました。

令和8年度エコ住宅補助金で変わった点
  • 対象は断熱系の4メニューのみ(1邸あたり上限20万円)
  • 工事前の事前登録が必須。事前登録がないと本申請そのものができません
  • 手続きは原則としてスマートフォン・パソコンからの電子申請
  • 前期分の対象は令和8年4月1日〜8月31日に工事完了する案件
  • 区が「予算確保済率」を公開しており、予算上限に達した時点で事前登録の受付を停止

この「予算確保済率」の公開は、他区にはあまり見られない仕組みです。窓の断熱リフォームを同時に検討している方は、区の特設サイトで残り枠を確認してから動くと確実です。

参考リンク:令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金 特設サイト(世田谷区公式)

太陽光と蓄電池が外れたのは「都に一本化」されたから

蓄電池は令和7年度から、太陽光発電は令和8年度から、それぞれ区の補助対象から外れました。

背景にあるのは、東京都の助成制度の拡充です。都が太陽光に12〜15万円/kW、蓄電池に10万円/kWhという規模の助成を用意したことで、区が上乗せしなくても導入費用の大部分がカバーできる状態になりました。

そこで区は限られた予算を断熱改修に振り向けた、という整理です。

実は、この「区の助成がない」という状態は、世田谷区民にとって不利ばかりではありません。理由は東京都の助成額の計算方法にあり、詳しくは後述の併用ルールの章で解説します。

区が今も出している「再エネ切替補助金」

設備そのものへの助成はなくなりましたが、世田谷区にはもうひとつ、エネルギー関連の制度が生きています。

再エネ切替補助金です。2026年6月1日から、UCHIKARAプロジェクトのパートナー企業による「再エネでんき切り替えキャンペーン」が始まっています。

一般的な電力プランから再エネ100または実質再エネ100のプランに切り替えた区民に対し、最大15,000円相当の還元を事業者が行うという仕組みです。

金額だけ見れば小さく思えるかもしれません。ただ、この制度には見落とされがちな使い道があります。

屋根に太陽光を載せられない家の「もうひとつの入り口」

東京都の蓄電池助成は、太陽光発電を設置しているか、再生可能エネルギー電力メニューに契約していることが条件のひとつです。

つまり、北向きの屋根・狭小地・築年数の問題などで太陽光を載せられない住宅でも、再エネ電力プランに切り替えれば蓄電池の助成対象になり得るということです。

世田谷区民の場合、その切り替え自体に区から最大15,000円相当が還元されます。「都の要件を満たす」と「区の還元を受ける」が一度の手続きで重なる形になります。

キャンペーンの条件や還元額は事業者ごとに異なります。契約前に、対象プランと還元条件を必ず確認してください。

参考リンク:再エネ切替補助金(世田谷区公式)

区の案内サイト「UCHIKARA」の位置づけ

世田谷区は、国・東京都・区の補助金を「再エネ電力」「太陽光・蓄電池」「エアコン・冷蔵庫・給湯器」「新築住宅」「リフォーム」の観点から整理した特設サイトUCHIKARAを運営しています。

区独自の助成を出していない設備についても、区が窓口として情報をまとめている点は他区と比べて手厚い部分です。

ただし掲載内容には基準日があり、令和8年度の各種補助事業は予算案の可決に応じて順次更新される運用です。金額を確定させたいときは、後述する東京都の公式ページまで辿って確認するのが確実です。

東京都の助成が本命|太陽光・蓄電池・V2Hの金額

ここからが世田谷区民にとっての主戦場です。金額の桁が変わります。

太陽光発電|既存住宅は12〜15万円/kW

東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」による助成額は、住宅の種別と発電出力で決まります。

住宅発電出力助成額
既存住宅3.75kW以下15万円/kW(上限45万円)
3.75kW超12万円/kW(50kW未満・上限は助成対象経費)
新築住宅3.6kW以下12万円/kW(上限36万円)
3.6kW超10万円/kW

世田谷区の住宅の多くは既存住宅に該当します。ここで知っておきたいのが、既存住宅の単価には「3.75kWの谷」と呼べる構造があることです。

3kWで上限45万円に到達してしまうため、3kWから3.75kWまでは容量を増やしても助成額が変わりません。ところが3.75kWを超えると上限が外れ、12万円/kWで再び伸びていきます。

4kWなら48万円、5kWなら60万円です。屋根に余裕があるなら、3.5kW前後で止めるより4kW以上に振ったほうが助成額の面では有利になります。

⭐見落とされがちな「陸屋根の上乗せ」

本体の助成額とは別に、陸屋根(平らな屋根)へ設置する場合の上乗せが用意されています。

上乗せの種類既存・戸建(陸屋根)既存・集合(陸屋根)
架台設置経費10万円/kW20万円/kW
防水工事経費18万円/kW18万円/kW

いずれも架台や防水工事の材料費・工事費の合計金額が上限となる二重構造です。単価だけで計算しないよう注意してください。

それでも、陸屋根の戸建てで4kWを設置する場合、本体48万円に加えて理論上は最大112万円分の上乗せ枠が存在することになります。世田谷区内には陸屋根の住宅も少なくないため、見積もりの段階で施工会社に確認する価値があります。

このほか、リフォーム瑕疵保険等への加入で1契約あたり7,000円が加算されます。

蓄電池|10万円/kWh・上限120万円+DR加算

東京都の「家庭における蓄電池導入促進事業」による助成額は、蓄電容量1kWhあたり10万円です。

DR実証に参加しない場合の上限は120万円/戸。12kWhで上限に到達する計算になります。

これに加えて、DR実証(電力需給の逼迫時に蓄電池の充放電を制御する実証事業)に参加すると加算が付きます。エネマネ・IoT機器を設置しない形なら1台あたり10万円、機器を設置する形なら1台あたり15万円です。

本記事では保守的に加算10万円ベースで試算します。機器設置型なら、ここからさらに5万円上振れします。

蓄電池で押さえておく注意点
  • 助成対象はDR機能に対応したSII登録済み製品に限られます
  • DR実証の契約は、交付申請兼実績報告の前に締結しておく必要があります
  • 蓄電池ユニットの増設は6万円/kWh(DR不参加時の上限は72万円/戸)と別枠です
  • 2026年10月1日以降の事前申込は、SIIが令和8年度に登録した機器のみ対象となります(4月1日〜6月30日に契約・完了した分を除く)

最後の一点は特に重要です。10月をまたぐ計画では、検討していた機種が対象から外れる可能性があります。

V2H|太陽光とEVを持っていると助成率が2倍になる

V2Hについては「戸建住宅におけるV2H普及促進事業」が使えます。ここに、あまり知られていない大きな分岐があります。

条件助成率上限
基本助成対象経費の1/250万円
太陽光(50kW未満)+EV・PHVを併せて導入、または既に導入している助成対象経費の全額100万円

助成率が2分の1から10分の10に跳ね上がります。太陽光発電を載せる経済的な理由が、売電や自家消費だけではないということです。

ただし条件は細かく規定されています。太陽光の設置場所が、車検証や車庫証明に記載された自動車の保管場所と一致していること、モジュールがJETPVm認証またはIECEE-PV-FCS加盟機関の認証を受けていることなどが求められます。

V2Hは共同住宅・二世帯住宅が対象外です

この事業は戸建住宅向けのため、登記簿に専有部分の家屋番号が複数あり居宅等が複数あるもの、共同住宅が含まれるものは対象外となります。二世帯住宅も同様です。世田谷区は二世帯住宅の比率が比較的高い地域のため、登記の内容を先に確認しておくことをおすすめします。

なお処分制限期間は6年です。この期間内にV2Hを譲渡・廃棄する場合は事前に公社の承認が必要になります。

参考リンク:【令和8年度】戸建住宅におけるV2H普及促進事業(クール・ネット東京)

国の補助金は今どうなっているのか

ここが2026年7月時点で最も情報が錯綜している部分です。順番に整理します。

DR家庭用蓄電池事業は公募終了

蓄電池に最大60万円が出ていた国のDR補助金は、予算到達により公募が終了しています。SII(環境共創イニシアチブ)の公式サイトでは、公募の再開予定はないと明記されています。

誤情報が広がっている理由は、この制度の経緯にあります。令和7年度補正予算で2026年3月24日に公募が再開され、当初は12月10日までの予定でした。ところが予算が早期に消化され、途中で終了したという流れです。

そのため「12月10日まで公募中」という記述が各所に残っており、シミュレーションに60万円を計上したままの比較サイトも見受けられます。

「国の60万円」を前提にした資金計画は組めません

都の120万円と国の60万円を足して180万円、という試算を掲載しているページがまだ存在します。2026年7月時点でこの60万円は受け取れません。見積書に国のDR補助金が計上されていた場合は、その場で施工会社に確認してください。

参考リンク:令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業(SII公式)

みらいエコ住宅2026事業は「断熱改修とセット」が条件

一方で、国の別枠としてみらいエコ住宅2026事業(住宅省エネ2026キャンペーン)が動いています。蓄電池も補助対象に含まれます。

ただし要件が重要です。この事業のリフォーム部門は躯体の断熱改修を含むリフォームであることが前提となるため、蓄電池だけを設置しても対象になりません。

また、原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅であること、登録された建材・設備であること、登録事業者を経由しないと申請できないことなどの条件があります。

ここで、世田谷区の断熱4メニューとの相性が見えてきます。窓の断熱改修を検討しているなら、区のエコ住宅補助金・国のみらいエコ住宅2026・都の蓄電池助成という3方向を同時に設計できる可能性があります。

なお、リフォーム部門の詳細要件は2026年7月時点で順次公開中です。断熱工事を絡める計画の場合は、登録事業者に最新の要件を確認してください。

V2H・EVはCEV補助金が継続中

V2HやEVについては、次世代自動車振興センターのCEV補助金が継続しています。

東京都のV2H助成は、そもそも「CEV規程に基づく補助金の交付対象のV2Hであること」が要件のひとつです。つまり両者は無関係ではなく、制度として連動しています。

ただし、単純な足し算にはなりません。その理由は次の章で説明します。

併用の実際|補助金は「足し算」にならない

複数の補助金を並べると、つい単純に足し算したくなります。しかし実際の交付額は、控除ルールによって決まります。

ここを理解しているかどうかで、見積書の見え方がまったく変わります。

東京都の助成額は「2つを比べて小さいほう」

蓄電池を例にとります。東京都の助成額は、次の2つを比較して小さいほうが採用されます。

①助成対象経費(蓄電池機器費+工事費+IoT機器費+IoT工事費)-国および他の地方公共団体からの補助金(税抜)
②助成額蓄電容量×10万円+加算額

注目すべきは①の「他の地方公共団体からの補助金」という部分です。ここには区市町村の助成が含まれます

つまり区から助成を受けると、その分だけ都の助成対象経費が目減りします。設置価格が高い案件なら②が採用されるため影響は出ませんが、価格が抑えられた案件ほど単純合算からズレていきます。

⭐世田谷区民にとっての逆説|控除が起きない

ここで世田谷区の状況を思い出してください。区は太陽光にも蓄電池にも助成を出していません。

ということは、①の控除項目に入る区の助成がゼロということです。都の計算式がそのまま素直に効きます。

たとえば区独自に蓄電池へ30万円を出している区では、工事価格が抑えられた案件の場合、区の30万円を受け取った分だけ都の助成対象経費が30万円下がります。区と都を足して喜んでいたら、都の交付額が想定より少なかった、ということが起こり得ます。

世田谷区ではこの現象が構造的に発生しません。「区の助成がない」という一見不利な条件は、計算がシンプルで読み違えが起きにくいという側面も持っています。

もちろん総額では区の助成がある区のほうが有利なケースが多いのは事実です。ただ「世田谷区は損だ」と単純に結論づける必要はない、というのがここでの要点です。

V2Hは国のCEV補助金が都の助成から控除される

V2Hについては、控除の関係がさらに明確です。

都の実施要綱には、助成対象経費に国その他の団体からの補助金を充当する場合、その補助金の額を控除した額とすると規定されています。

つまり「都から100万円、国のCEV補助金からも満額」という受け取り方はできません。CEV補助金を受ければ、その分だけ都の助成額が下がります。

「都と国は併用できます」という説明自体は間違っていません。ただし手元に残る合計額は、単純な足し算より小さくなります。

併用まわりで押さえておく4点
  • 都・公社の他の同種助成との重複は不可(太陽光と蓄電池のように設備が違えば別枠です)
  • 施工業者からのキャッシュバックやポイント還元があった場合、その分は助成対象経費から除外されます
  • 助成対象経費は税抜で計算します。見積書の税込総額で暗算すると数万円ずれます
  • 令和8年度から、実績報告時に金融機関発行の証明書等の提出が必須になりました

最後の1点は令和8年度からの変更です。支払いの事実を確認するための書類なので、振込の控えは必ず保管しておいてください。

申請の順番とスケジュール

補助金で最も多い失敗は、金額の勘違いではありません。順番の間違いです。

東京都の助成は「契約前の事前申込」が原則です

事前申込が受け付けられた日より前に契約または工事をした経費は、助成対象になりません。良い提案だからとその場で契約書にサインしてしまうと、100万円単位の助成が消えます。

ただし救済措置があります。令和8年4月1日から6月30日までの間に契約を締結した場合は、事前申込前の契約でも対象となる特例が設けられています。この期間に該当する方は、申請スキームが通常と異なるため手引きで確認してください。

正しい進め方は4ステップ

STEP
複数社から見積もりを取る

設置容量・機種・工事内容を比較します。この段階では契約を結ばないでください。

STEP
メールアドレス登録と事前申込

クール・ネット東京へ事前申込を行います。V2Hの場合は先にメールアドレス登録が必要です。受付番号が発行されます。

STEP
契約・工事・支払い

事前申込の受付後に契約し、工事を行います。DR実証に参加する場合は、次の交付申請の前までに実証契約を締結しておきます。

STEP
交付申請兼実績報告

設置写真・契約書・金融機関発行の証明書等を添えて申請します。事前申込の受付日から1年以内に行う必要があります。

2026年7月時点の期日一覧

制度事前申込交付申請兼実績報告
太陽光(既存住宅)2026年5月29日〜2026年6月30日〜2029年3月30日
蓄電池2026年5月29日〜2026年6月30日〜
V2H受付終了日2027年3月31日17:00期限は2028年9月29日
区のエコ住宅補助金(断熱)事前登録が必須
前期は8月31日完了分まで
予算上限到達で受付停止

太陽光の交付申請期限が2029年まで取られている点は覚えておく価値があります。蓄電池より長く、じっくり工程を組めます。

ただし事前申込の有効期限は受付日から1年です。「期限は2029年だから」と安心して事前申込を放置すると、申込そのものが廃止されます。

参考リンク:令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業(クール・ネット東京)令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)

見積もりの前に業者へ聞くべき3項目

ここまでの内容を踏まえると、業者選びで確認すべきポイントが絞り込めます。

金額の大小より、手続きを正しく回せる会社かどうかのほうが結果に響きます。次の3つを最初の面談で聞いてください。

聞くことなぜ聞くのか望ましい答え
事前申込はいつ・誰が出しますか?契約前に受付されていないと助成が消えるため契約前に自社が代行して出す、と即答できる
この機種はSIIの令和8年度登録済みですか?2026年10月1日以降の事前申込は令和8年度登録機器のみが対象になるため型番ベースで登録状況を確認して回答できる
見積書に国のDR補助金が入っていませんか?公募終了済みの制度が計上されていると総額が狂うため計上していない、または即座に訂正できる

3つ目で言葉を濁す会社は、制度の更新を追えていない可能性があります。補助金の実務は日付で結論が変わる世界なので、ここは重要な判断材料になります。

条件で業者を絞り込む

マイリフォでは、対応エリア・取扱設備・保証内容などの条件から業者を絞り込めます。世田谷区は東京23区の対応エリアに含まれます。

マイリフォ取材済みのおすすめ3選

比較項目えねこ
ECODA
ECODAの公式サイトのLPのモックアップ画像05【ヘッダー・上部】 lp.house-energy.jp ECODA公式 [東京エリア限定] 戸建て太陽光・蓄電池設置専門店 ECODA(※太陽と蓄電池のアイコン) 安心しておまかせください♪ \ 3000工事の実績 / あなたの家計見直し専門家 【シミュレーションコンテンツ(白い枠内)】 \どのくらい節約できる!?/ 事前シミュレーション 当てはまる電気代をタップしてください(※指のアイコン) [選択ボタン(緑色)] 10,000円 以下 10,000円〜25,000円 25,000円 以上 [結果表示エリア] タップに応じてシミュレーション結果が出ます(※案内する女性のイラスト) [注記(小さな文字)] ※各家庭によって異なり効果を保証するものではありません。あくまでシミュレーションの1例となります。 【下部追従ボタン(緑色)】 専門スタッフによる安心サポート 無料相談はこちら ▶
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世田谷区に本社を置く業者

補助金の手続きは書類のやり取りが複数回発生します。距離が近い会社を選ぶと、この往復が楽になります。

マイリフォに掲載している業者のうち、世田谷区内に本社を置くのは次の2社です。

会社マイリフォ参考評価詳細
株式会社AD-HOME(アドホーム)4.3口コミ・評判を見る
株式会社Y2ENERGYGROUP(Y2エナジーグループ)4.3口コミ・評判を見る

Y2ENERGYGROUPは2026年2月に渋谷区幡ヶ谷から世田谷区南烏山へ本社を移転しています。一括見積もりサイトなどには旧住所が残っている場合があるため、連絡先は公式サイトで確認してください。

設備別に業者を比較したい場合は、それぞれの一覧記事をご覧ください。

世田谷区でのモデルケース試算

ここまでの制度を、実際の金額に落とし込みます。まず設置価格の相場を確認しておきます。

設備・容量設置価格の目安(工事費込み)
蓄電池 5kWh100〜140万円
蓄電池 7kWh140〜180万円
蓄電池 10kWh180〜230万円
蓄電池 12kWh200〜260万円
太陽光 4kW100〜140万円

以下の試算は、この相場の下限に近い価格で契約できた場合を想定しています。助成対象経費は税抜で計算されるため、金額はすべて税抜です。

ケースA|蓄電池10kWhのみ

設置価格(税抜)180万円
東京都・蓄電池本体10kWh×10万円=100万円
東京都・DR加算10万円
助成額の合計110万円
実質負担70万円

ここで併用ルールの確認です。助成対象経費180万円と、助成額110万円を比べて小さいほうが採用されるため、交付額は110万円になります。

エネマネ・IoT機器を設置するDR実証に参加した場合、加算が15万円になるため助成額は115万円、実質負担は65万円まで下がります。

ケースB|太陽光4kW+蓄電池10kWh

設置価格(税抜)太陽光110万円+蓄電池180万円=290万円
東京都・太陽光4kW×12万円=48万円
東京都・蓄電池+DR加算110万円
助成額の合計158万円
実質負担132万円

太陽光を足すと設置価格は110万円増えますが、助成も48万円増えます。差し引きの追加負担は62万円です。

さらに太陽光を載せることで、蓄電池助成の要件(太陽光の設置または再エネ電力メニューの契約)を自動的に満たせます。発電した電気を貯めて使う本来の運用にもなります。

ケースC|ケースB+V2H(EVを所有している場合)

設置価格(税抜)ケースB 290万円+V2H 80万円=370万円
東京都・太陽光+蓄電池158万円
東京都・V2H(助成率10/10)80万円
助成額の合計238万円
実質負担132万円

太陽光とEVを両方持っているとV2Hの助成率が10分の10になるため、機器費と工事費が上限100万円の範囲に収まれば、その全額が助成の対象となる計算です。

ケースBと実質負担が同じ水準になる、という結果になります。

ケースCの前提条件にご注意ください

助成対象経費は機器費と工事費で、諸経費は含まれません。また国のCEV補助金を受けた場合は、その額が都の助成額から控除されます。上限は100万円です。あくまで条件が揃った場合の計算例であり、交付を保証するものではありません。

試算より大事なこと

3つのケースを並べて見えてくるのは、助成額は制度で決まっているのに対し、設置価格は業者によって大きく変わるという点です。

蓄電池10kWhの相場は180〜230万円です。上限と下限の差は50万円で、これはDR加算の5倍に相当します。

制度の細部を詰めることも大切ですが、相見積もりで設置価格を抑えることが、補助金を最大限に使うことと同じくらい効きます

※本記事の試算は2026年7月時点の公表情報に基づく参考値です。実際の交付額は申請内容・機器・審査結果により異なります。

世田谷区の補助金に関するよくある質問

Q. 世田谷区から太陽光発電の補助金はもらえますか?

令和8年度から、世田谷区エコ住宅補助金の対象工事に太陽光発電システムは含まれていません。蓄電池は令和7年度から対象外です。現在の対象は「窓の断熱改修」「高断熱ドアの設置」「高断熱浴槽の設置」「屋根の高反射改修」の4項目で、1邸あたり上限20万円となっています。

参考リンク:令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金 特設サイト(世田谷区公式)

Q. 「世田谷区で最大30万円」と書いてあるサイトを見たのですが?

3万円/kW・上限30万円という太陽光発電の補助は、令和7年度までの世田谷区エコ住宅補助金の内容です。2026年6月以降に更新された比較サイトでも、この旧制度の金額を掲載したままのページが複数確認できます。金額の根拠が令和何年度のものかを、必ず区の公式ページで確認してください。

Q. 太陽光を載せずに蓄電池だけ設置しても東京都の助成は受けられますか?

受けられる可能性があります。東京都の蓄電池助成は、太陽光発電を設置しているか、再生可能エネルギー電力メニューに契約していることが要件のひとつだからです。屋根の向きや面積の都合で太陽光を設置できない住宅でも、再エネ電力プランに切り替えることで要件を満たせる場合があります。世田谷区民の場合、その切り替えに区の再エネ切替補助金(最大15,000円相当)が使えます。

参考リンク:再エネ切替補助金(世田谷区公式)

Q. 国のDR補助金60万円はまだ受け取れますか?

受け取れません。DR家庭用蓄電池事業は予算到達により公募が終了しており、SII公式サイトで再開の予定はないと明記されています。令和7年度補正予算で2026年3月24日に公募が再開され当初は12月10日までの予定だったため、「公募中」という古い記述が各所に残っています。見積書に計上されていないか確認してください。

参考リンク:令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業(SII公式)

Q. 二世帯住宅ですがV2Hの助成は使えますか?

「戸建住宅におけるV2H普及促進事業」では対象外となります。登記簿に専有部分の家屋番号が複数あり居宅等が複数あるもの、共同住宅が含まれるものは共同住宅として扱われ、二世帯住宅も同様の扱いです。集合住宅への設置については、充電設備普及促進事業(居住者用)が使える可能性があります。まず建物の登記事項証明書の表題部を確認してください。

参考リンク:【令和8年度】戸建住宅におけるV2H普及促進事業(クール・ネット東京)

Q. 区の断熱補助金と東京都の太陽光助成は同時に使えますか?

対象となる工事が異なるため、それぞれの要件を満たせば同時に申請できます。ただし区のエコ住宅補助金は令和8年度から工事前の事前登録が必須になり、前期分は8月31日までに工事完了する案件が対象です。予算上限に達した時点で事前登録の受付が停止されるため、区の特設サイトで予算確保済率を確認してから工程を組んでください。なお都の太陽光助成は契約前の事前申込が原則で、区とは申請のタイミングが異なります。

Q. 申請は自分でやるべきですか、業者に任せるべきですか?

手続代行者に依頼する制度が用意されており、施工業者が代行するのが一般的です。ご自身で電子申請した場合、交付決定通知書はマイページ上で確認できる電子通知になり、代行を依頼した場合は郵送になります。ただしクール・ネット東京は「手続代行者への措置等について」というページを設けて注意喚起を行っています。代行を任せる場合でも、事前申込がいつ受け付けられたか、申請内容がどうなっているかは自分で把握しておくことをおすすめします。

参考リンク:手続代行者への措置等について(クール・ネット東京)

まとめ|世田谷区で補助金を取りこぼさないために

編集長田中

太陽光発電アドバイザーより

世田谷区の補助金を調べていて最初に戸惑うのは、「区から30万円」という情報と「区は対象外」という情報が同時に出てくることだと思います。

正解は後者です。蓄電池は令和7年度から、太陽光発電は令和8年度から、区の補助対象ではなくなりました。

ただし、それで導入が不利になったわけではありません。区が予算を断熱改修に振り向けられたのは、東京都の助成がそれだけ手厚くなったからです。

太陽光と蓄電池をあわせれば都の助成だけで最大175万円、V2Hまで含めれば条件次第で275万円が視野に入ります。

そして区の助成がないぶん、都の助成対象経費から区の補助金が控除される現象が起きません。計算が素直に通るのは、世田谷区民にとって小さくない利点です。

気をつけていただきたいのは金額よりも順番です。都の助成は契約前の事前申込が原則で、ここを飛ばすと100万円単位で権利が消えます。

そして2026年10月1日以降の事前申込では、対象となる機器の登録年度が変わります。年内に検討されている方は、この日付を頭に置いて動いてください。

制度は毎年変わります。この記事も2026年7月時点の一次情報で書いていますので、最終確認は必ず各制度の公式ページでお願いします。

編集長 田中

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