2026年11月3日更新|行田市の補助金・助成金とエネルギーのページ、市政懇談会の回答、主要施策の成果、住宅改修・耐震の補助のページ、埼玉県と環境ネットワーク埼玉の公式ページで11月3日に確認。文:マイリフォ編集長 田中(太陽光発電アドバイザー)
行田市で家に太陽光や蓄電池を付けると、市の補助はいくら出るのでしょうか。
答えは、今の行田市には、住宅用の太陽光・蓄電池の補助はありません。以前はありましたが、市の報告に実績が載っているのは令和元年度(2019年度)までです。
市は2024年の市政懇談会で、初期の目的を達成したので廃止した、という趣旨の回答をしています。ネットで見る「行田市の8万円」は、平成23〜25年度(2011〜2013年)ごろの話です。
太陽光と蓄電池だけを付けるなら、今から使える補助は県の蓄電池10万円(2027年1月29日まで)です。屋根の葺き替えを一緒にするなら、その分は市の住宅改修の補助を使える場合があります。
すぐ読みたい方へ:市の今の制度/補助が終わった経緯/県の蓄電池10万円/屋根・リフォームとの分け方/実質負担/よくある質問
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1. 【シミュレーター】行田市の家で使える補助金の目安を計算
行田市を選ぶと、今から使える県の蓄電池の補助の目安が出ます。太陽光と蓄電池の容量、売電するかを選んでください。
行田市の補助は、今はないので計算に入りません。見積もりの額を入れると、県の補助を引いた実質負担の目安も出ます。
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市町村を選ぶと、ここに補助金の目安が出ます。
※金額は埼玉県・環境ネットワーク埼玉と各市町村の公式ページ(2026年10月29日確認)の単価と上限で計算した目安です。予算に達すると期限の前でも終わります。対象になるかは、申し込む前に市町村の窓口で確かめてください。
2. 行田市の太陽光・蓄電池補助金はある?令和8年度の答え

行田市には、家庭向けの太陽光・蓄電池の補助はありません。市の「補助金・助成金」の一覧にも、「環境保全」のエネルギーの欄にも載っていません。
2-1. 行田市の家で、今使える制度と使えない制度
| 制度 | 令和8年度の扱い |
|---|---|
| 市の太陽光・蓄電池の補助 | ない(実績は令和元年度まで・市は懇談会で廃止と回答) |
| 県の蓄電池 | 1件10万円・受付中(1月29日17時まで) |
| 県の太陽光 | 5月27日に予算に達して終了 |
| 市の住宅改修資金補助 | 工事費の5%・上限10万円。屋根は対象・太陽光と蓄電池は対象外 |
| 市の木造住宅の耐震診断・耐震改修 | 古い木造の家が対象。予算の範囲内(5章) |
| 市のエアコン・家電の補助 | 市の補助金の一覧に見当たらない |
| 市の共同購入 | 行田市は参加していない |
「行田市 太陽光 補助金」で調べると、市の古い資料や、それを引いたページが上に出てきます。今年度の制度かどうかは、日付を見て分けてください(3章)。
2-2. 問い合わせ先
市の環境の施策は、行田市 環境課(048-556-9530)が担当です。住宅改修の補助は行田市 商工観光課(048-556-1111・代表)、耐震の補助は行田市 建築開発課が窓口です。
県の蓄電池10万円は、環境ネットワーク埼玉の補助金担当(048-767-6151・平日9時30分〜16時50分)が窓口です。
3. 行田市の太陽光・蓄電池の補助の実績は令和元年度まで|「初期の目的を達成」と市が回答・ネットの8万円は10年以上前の話

行田市には、昔は太陽光と蓄電池の補助がありました。いつまであって、なぜ今はないのかを、市の公開資料で順に見ます。
3-1. 市の資料で分かる、これまでの流れ
| 年度 | 分かっていること |
|---|---|
| 平成23年度(2011年) | 住宅用の太陽光が1件8万円。11月から受付を再開し、予定の101件を超えたら抽選。住宅改修の補助を受けた人は対象外 |
| 平成24〜27年度 | 太陽光の補助が続く(平成24年度は1基8万円×150基の予算・平成25年度は上限8万円・平成27年度は市内の事業者との契約が条件) |
| 平成28年度(2016年) | 住宅用の蓄電池の補助が新しく始まる(予定10件・先着・着工前に申請)。太陽光・電気自動車・高効率給湯器と並ぶ「行田エコタウン」の補助 |
| 平成29・30年度 | 市報に、蓄電池の補助の案内が続けて載る |
| 令和元年度(2019年度) | 市の主要施策の成果に太陽光7件・高効率給湯器15件・蓄電池19件 |
| 令和2年度(2020年度) | 主要施策の成果に、太陽光・蓄電池・給湯器の補助の記載がない |
| 令和6年度(2024年) | 市政懇談会で、市が「過去にあったが廃止した」と回答 |
| 令和7年度 | 主要施策の成果(2026年10月公開)にも記載がない |
実績が確かめられる最後の年は、令和元年度です。令和2年度からは、市の報告に太陽光と蓄電池の補助が出てきません。
廃止を決めた年度そのものは、市のページには書かれていません。正確に知りたい人は、行田市 環境課(048-556-9530)に確かめてください。
3-2. 市の答え(要旨):初期の目的を達成したので廃止
2024年7月25日に、埼玉地区・太田地区の市政懇談会が開かれました。地区からは「省エネ設備の補助を手厚くしてほしい」という要望が出ています。挙げられたのは、エネファーム・エコキュート・太陽光・蓄電池などです。
環境課の回答を要約すると、次の3点です。
- 近くの市町が、太陽光(1kWあたり2万円程度・上限5〜10万円)や蓄電池(一律5万円など)の補助をしていることは知っている
- 行田市にも同じような補助があったが、初期の目的を達成したので廃止した
- 省エネ設備の温暖化対策の効果はあると思われるので、引き続き調査研究する
再開の予定は、この回答には書かれていません。2022年12月の市議会でも、太陽光・蓄電池の設置補助が一般質問の通告に挙がっています。
参考:令和6年度 第4回市政懇談会 事前要望等回答一覧(埼玉地区)(PDF)(行田市)/令和6年度市政懇談会(行田市)
3-3. ネットで見る古い情報の見分け方
| こう書かれていたら | 実際は |
|---|---|
| 「行田市の太陽光補助は1件8万円」 | 平成23〜25年度(2011〜2013年)ごろの話。今はない |
| 「行田エコタウンで各種補助金を支給」 | 平成28年(2016年)の市報の話。蓄電池の補助もこのころ |
| 市の8万円を含む業者の価格例 | 2011年ごろの価格例。今の市の補助は0円で計算し直す |
| 「県の太陽光7万円/kWも使える」 | 県の太陽光は5月27日に予算に達して終了 |
| 「行田市でも蓄電池の補助制度がある」 | 市の補助金の一覧にない。市は廃止と回答 |
検索の上位には、市の古い市報のPDFがそのまま出てきます。市のサイトにあっても、10年以上前の資料なので今の制度ではありません。
いちばん確かなのは、市の「補助金・助成金」の一覧と、資料の日付です。
3-4. 市の補助を待つか、今付けるか
11月3日時点で、市が住宅用の太陽光・蓄電池の補助を再び始めるという発表はありません。市の補助を当てにして待つ根拠は、今のところ見当たりません。
| 今付ける | 来年度まで待つ | |
|---|---|---|
| 市の補助 | 0円 | 再開の発表なし(2024年に「引き続き調査研究」と回答) |
| 県の蓄電池 | 10万円(1月29日まで・先着) | 来年度は未発表 |
| 電気代と停電 | 今から節約と備えが始まる | その分あとになる |

図の2つ目の共同購入は、行田市では行っていません。行田市の家で選べるのは、県の蓄電池で今付けるか、来年度を待つかの2つです。
蓄電池を考えている家なら、県の10万円が使える今年度のうちに決めるのが、補助の面ではいちばん確かです。
4. 今使えるのは県の蓄電池10万円だけ|行田市内のあんしん事業者3社と1月29日からの逆算

市の補助がない行田市では、太陽光と蓄電池だけを付ける家に使える補助は、県の蓄電池10万円だけです。条件と、間に合わせる順番を見ます。
4-1. 県の蓄電池10万円の条件

| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 額 | 1件10万円 |
| 受付 | 2027年1月29日17時まで(10月19日時点でエネファームと合わせた予算の約65%) |
| 家 | 自分が住む既存住宅(新築の家は含まれない) |
| 太陽光 | 同時に付けるか、すでにある家。全部を売る形は対象外 |
| 会社 | 県の「あんしん事業者」と契約(契約の相手そのものが認定を受けていること) |
| 順番 | 交付決定のあとに着工(決定まで2か月ほどかかることがある) |
| 期限 | 2月26日までに工事と支払いを終え、完了から30日以内か2月26日の早いほうに報告 |
| 機器 | SIIに登録された機器 |
| 対象の費用 | 本体と周辺機器の購入費(税抜)。工事費は入らない |
県の補助は先着順で、予算に達すると早く締め切られることがあります。県の条件や受付の様子は、埼玉県の太陽光・蓄電池補助金(県と63市町村のまとめ)にまとめています。
4-2. 家の種類ごとの早見表
| こんな家 | 市の補助 | 県の蓄電池 |
|---|---|---|
| 今住んでいる家に太陽光と蓄電池を付ける | 0円 | 10万円 |
| 太陽光がある家に蓄電池を足す | 0円 | 10万円 |
| 今住んでいる家に太陽光だけを付ける | 0円 | — |
| 今住んでいる家に蓄電池だけ(太陽光なし) | 0円 | 0円(太陽光が条件) |
| 新築の家に太陽光と蓄電池を付ける | 0円 | 0円(既存住宅だけ) |
補助が出るのは、太陽光がある(か同時に付ける)今の家の蓄電池だけです。太陽光だけ、新築の家は、今年度は補助なしで考えます。
4-3. 1月29日から逆算する順番
| 順番 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| ① | 県のあんしん事業者に見積もりを頼む | 11月中 |
| ② | 契約して、県へ交付申請 | 11月中が目安(締切は1月29日17時) |
| ③ | 県の交付決定を待つ | 2か月ほどかかることがある |
| ④ | 工事と支払い | 決定のあと。2月26日までに終える |
| ⑤ | 県へ実績報告 | 完了から30日以内か2月26日の早いほう |
県の決定に2か月かかると、11月末の申請なら決定は1月末です。そこから2月26日までに工事と支払いを終える必要があります。
12月以降に申請するなら、工事の日程が2月に間に合うかを会社と逆算してください。
4-4. 行田市内に、県の名簿の会社は3社
県の名簿(10月15日現在・262社)で、所在地が行田市の会社は3社でした。サイカン工業・東日本メディコム・埼玉ソーラー機器で、3社とも本店が行田市です。
くわしくは9-3の表にまとめました。名簿にない会社と契約すると、県の蓄電池10万円は使えません。
参考:認定事業者名簿(PDF・10月15日現在)(埼玉県)/省エネ・再エネ活用設備あんしん事業者認定制度(埼玉県)
5. 屋根・リフォーム・耐震と太陽光の分け方|住宅改修10万円は太陽光・蓄電池が対象外、屋根の葺き替えは対象

「行田市 リフォーム 補助金」は、行田市の補助の中でもよく調べられています。太陽光と一緒に屋根を直す家は、この補助を使える場合があります。
5-1. 住宅改修資金補助の中身
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 人 | 市内に持っている自分の家に住んでいる人・市税の滞納なし(店と家が一つの建物は、住宅の部分だけ) |
| 会社 | 市内の施工業者 |
| 工事 | 税抜20万円以上。2026年4月1日以降の工事で、2027年3月31日までに完了するもの |
| 額 | 工事費(税抜)の5%・上限10万円 |
| 回数 | 個人住宅につき1回だけ |
| 申請 | 工事が終わって支払ったあとに商工観光課へ |
| 予算 | 予算の範囲内。申し込みの状況で年度の途中に終わることがある |
| 令和7年度 | 210件・約1,377万円の利用 |
申請には、工事前と工事後の日付入りの写真、工事の内訳書、領収書の写しなどを付けます。工事前の写真は後から撮れないので、工事の前に会社と確かめておきます。
5-2. 屋根は対象・太陽光と蓄電池は対象外
| 工事 | 住宅改修の補助 |
|---|---|
| 屋根の葺き替え・棟瓦・雨樋 | 対象 |
| 屋根・外壁の塗装、防水 | 対象 |
| 断熱の改修、二重サッシ | 対象 |
| 給湯器(工事を伴うもの) | 対象(機器だけの交換は対象外) |
| 太陽光・蓄電池・太陽熱温水器 | 対象外(機器本体だけの工事と、それに関連する配管工事など) |
| エアコンの設置と入れ替え | 対象外 |
市の工事一覧は、「蓄電池、太陽光発電、太陽熱温水器等の機器本体のみ及びそれに関連する配管工事等」を対象外の例に挙げています。
5-3. 屋根と太陽光を同時にするなら、見積書を分ける
古い屋根を直してから太陽光を載せる家は多くあります。この場合は、屋根の工事と太陽光の工事を、別々の見積書にしてもらいます。
| 工事 | 使える補助 | 窓口 |
|---|---|---|
| 屋根の葺き替え・塗装 | 住宅改修(5%・上限10万円・市内の施工業者) | 商工観光課 |
| 太陽光 | なし | — |
| 蓄電池 | 県の10万円(あんしん事業者・決定のあとに着工) | 環境ネットワーク埼玉 |
住宅改修は工事のあとに申請しますが、県の蓄電池は工事の前に決定が要ります。同じ時期にするなら、県の決定を待ってから着工する順番で組みます。
屋根の工事を市内の業者、太陽光を別の会社に頼むこともできます。分けて頼むときは、足場をどちらが組むかを先に決めておくと、費用のだぶりを防げます。
迷うところは、見積書を持って行田市 商工観光課(048-556-1111・代表)に確かめてください。
5-4. 古い木造の家は、耐震の補助を先に
太陽光を載せると、屋根に重さが加わります。1981年5月31日以前に工事を始めた木造の家なら、先に家の強さを確かめておくと安心です。
| 制度 | 額 | 条件 |
|---|---|---|
| 無料の簡易耐震診断 | 無料(パソコンのソフトで耐震性を簡易に調べる) | 木造住宅が対象 |
| 木造住宅の耐震診断補助 | 費用の1/2・上限5万円 | 市内の建築士事務所の建築士が行う |
| 木造住宅の耐震改修補助 | 工事費の23%・上限20万円(千円未満切り捨て) | 耐震診断と設計は市内の建築士・工事は市内の建設会社・交付決定のあとに契約 |
| 簡易耐震改修(シェルター・防災ベッド) | 費用の1/2・上限10万円 | 市内に本店か営業所がある会社 |
耐震改修は、交付決定の前に工事の契約をすると補助を受けられません。太陽光の見積もりと同じ時期に行田市 建築開発課へ相談すると、順番を組みやすくなります。
耐震改修の費用が50万円を超え、改修のあと3か月以内に申告すると、固定資産税が減る場合もあります(耐震改修をした住宅にかかる固定資産税の減額(行田市))。
5-5. 市の太陽光のガイドラインは、家の屋根には関係ない
行田市は、2025年4月に「太陽光発電施設の設置に関するガイドライン」を始めました。2025年10月1日以降に設置する施設に使われます。
対象は出力10kW以上の施設で、建築物に当たるものは除くとされています。家の屋根に付ける太陽光で、説明会や届出をする必要はありません。
参考:太陽光発電施設の設置に関するガイドラインの改正について(行田市)
5-6. エアコン・エコキュート・EVは?
| 設備 | 市の補助 | ほかに使えるもの |
|---|---|---|
| エアコン | 市の補助金の一覧に見当たらない | 九都県市の省エネ家電買替キャンペーン(抽選)など |
| エコキュート | 今は見当たらない(高効率給湯器の補助は令和元年度まで実績あり・15件) | 国の給湯省エネの補助(予算しだい) |
| エネファーム | 市の補助は見当たらない | 県の1件5万円(既存住宅・あんしん事業者・決定のあとに着工) |
| V2H・EV | 市の補助は見当たらない | EVは国のCEV補助・V2Hは国の充電・充てん設備等の補助 |
5-7. 市に聞いておきたいこと
| 窓口 | 聞くこと |
|---|---|
| 環境課 | 太陽光・蓄電池の補助を再開する予定はあるか |
| 商工観光課 | 屋根と太陽光の見積書を分けたとき、屋根の分は住宅改修の補助の対象になるか・今年度の予算は残っているか |
| 建築開発課 | 古い木造の家の耐震診断と、太陽光を載せる順番 |
6. 県・国の補助と、近くの市町との比べ方
| 制度 | 行田市の家での使い方 |
|---|---|
| 県の蓄電池 | 1件10万円・受付中(1月29日17時まで)。あんしん事業者と契約・交付決定のあとに着工 |
| 県のエネファーム | 1件5万円。既存住宅・あんしん事業者・決定のあとに着工は蓄電池と同じ |
| 県の太陽光 | 1kWあたり7万円の補助は5月27日に予算に達して終了 |
| 国の蓄電池(DR)の補助 | 令和7年度補正の分は2026年5月29日に予算に達して終了 |
| 国のみらいエコ住宅2026(リフォーム) | 決められた断熱の工事と一緒に付ける蓄電池が対象。太陽光は対象外。予約は11月16日・申請は12月31日まで(予算しだいで早く終了) |
来年度の県の太陽光は、まだ発表されていません。
6-1. 近くの市と比べる
| 市 | 太陽光 | 蓄電池 | 申請の時期 |
|---|---|---|---|
| 行田市 | — | — | 今は市の補助なし(実績は令和元年度まで) |
| 羽生市 | 2万円/kW・上限5万円(0.1kW単位) | 5万円 | 工事の前(決定のあとに着工) |
| 加須市 | 2万円/kW・上限5万円 | 5万円 | 工事の前・1月29日まで |
| 鴻巣市 | 新築だけ(蓄電池とセットで上限10万円) | 新築だけ(上限5万円) | 工事の前 |
| 熊谷市 | 2万円/kW・上限10万円(クマPAY) | 費用の5%・上限5万円 | 設置のあと |
補助は、設備を付ける家がある市町村のものを使います。隣の市の補助は、行田市の家には使えません。
63市町村の受付状況は、埼玉県の太陽光・蓄電池補助金(県と63市町村のまとめ)で比べられます。
7. 実質負担はいくら?3つの例
下の表は、見積もりの額を仮に置いた計算の例です。県の10万円は、条件を満たして交付が決まった場合の額です。
7-1. 今住んでいる家に、太陽光5kW+蓄電池10kWhを付ける
| 内訳 | 県を使える場合 | 県を使えない場合 |
|---|---|---|
| 見積もり(例) | 290万円 | 290万円 |
| 市の補助 | 0円 | 0円 |
| 県の蓄電池 | −10万円 | 0円 |
| 実質負担 | 280万円 | 290万円 |
7-2. 今ある太陽光に、蓄電池10kWhを足す
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 見積もり(例) | 180万円 |
| 県の蓄電池 | −10万円 |
| 実質負担 | 170万円 |
7-3. 屋根の葺き替えと、太陽光5kWを一緒にする
| 内訳 | 屋根(市内の施工業者) | 太陽光 |
|---|---|---|
| 見積もり(例・税抜) | 150万円 | 120万円 |
| 市の住宅改修 | −7.5万円(5%) | 対象外 |
| 実質負担 | 142.5万円 | 120万円 |
市の補助がない行田市では、見積もりの価格の差がそのまま負担の差になります。同じ容量で、何社かの見積もりを並べて比べるのがおすすめです。
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8. 県の蓄電池10万円の申請の流れと、そろえる書類
太陽光と蓄電池だけを付ける行田市の家で申請する補助は、県の蓄電池10万円だけです。市への申請はありません。
- 見積もり・契約:県の名簿にある会社か、工事の内訳と機器が書かれているか確かめる
- 県へ申請:環境ネットワーク埼玉の電子申請で。1月29日17時まで
- 交付決定を待つ:2か月ほどかかることがある。決定の前に着工すると対象外
- 工事・支払い:決定のあと。2月26日までに終える
- 実績報告:完了から30日以内か2月26日の早いほう
8-1. 県に出す書類
| 書類 | 中身 |
|---|---|
| 交付申請書 | 電子申請のフォームに入力 |
| 契約書の写し | PPAやリースは、契約書に代わるもの |
| 見積書の写し | 経費の内訳が分かるもの。申請の額と合わせる |
| 住民票の写し | 世帯全員の分・発行から3か月以内・マイナンバーなし |
| 家の書類 | 登記事項証明書・固定資産税の公課証明書か評価証明書のどれか1つ(発行から3か月以内) |
| 太陽光の書類 | 蓄電池だけを申請するときは、太陽光が付いていると分かる書類 |
| 誓約 | 暴力団排除に関する誓約(フォームで入力) |
8-2. 業者に任せられること
機器の書類や工事の写真、電力会社の書類は、会社に用意してもらう書類です。見積もりのときに、県の申請を手伝ってもらえるか聞いておきます。
住民票や家の書類は、申請する本人が取ります。屋根の工事で住宅改修の補助も使うなら、工事前の写真を撮ってもらうよう頼んでおきます。
9. 行田市で太陽光・蓄電池の業者を選ぶポイント

9-1. 行田市で確かめたい6つのこと
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| ①県のあんしん事業者か | 県の蓄電池10万円の条件。契約の相手そのものが名簿にあること |
| ②工事の前に申請できるか | 県は決定の前の着工が対象外 |
| ③1月29日に間に合うか | 県は契約書を付けて申請する。決定まで2か月ほど |
| ④売電の形 | 県は全部を売る形が対象外 |
| ⑤屋根の工事の見積書 | 屋根と太陽光を分けると、屋根は住宅改修の補助の対象になりうる |
| ⑥家の強さ | 古い木造の家は、耐震の相談を工事の前に |
行田市の太陽光には市の補助がないので、「市内の会社に頼むと補助が増える」決まりもありません。市内の会社が条件になるのは、住宅改修と耐震の補助のほうです。
9-2. 埼玉で相談しやすい2社

マイリフォでは、公式サイトや公的な情報をもとに会社を1社ずつ調べています。埼玉の家から申し込める2社を、向いている人で分けました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 株式会社ソーラーパートナーズ(東京都新宿区) |
| しくみ | 全国対応の見積もり比較。紹介される会社の数は、地域や条件で変わる |
| 費用 | 利用は無料。申し込みのあと、アドバイザーから確認の電話がある |
| 行田市で | 県の蓄電池10万円を使うなら、紹介された会社が県のあんしん事業者かを見積もりのときに聞く |
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※埼玉県の蓄電池の補助(10万円)を使うなら、紹介された会社が県の「あんしん事業者」か確かめてください
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社 | 株式会社Cools(神奈川県平塚市) |
| エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 |
| 工事 | 東京ガスグループの施工店が担当(施工店の名前は公表されていない) |
| 行田市で | 県の名簿(10月15日時点)に見当たらないので、県の蓄電池を使うなら契約先を確かめる |
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9-3. 行田市にある、県の名簿の会社
県の名簿(10月15日現在・262社)で、所在地が行田市の会社は3社でした。3社とも、国税庁の法人番号公表サイトで本店が行田市と確かめました。
| 会社 | 所在地 | 認定番号 | 法人番号 | 名簿の設備 |
|---|---|---|---|---|
| サイカン工業株式会社 | 行田市栄町 | 23006-00 | 4030001086858 | 太陽光・蓄電池・エネファーム |
| 東日本メディコム株式会社 | 行田市斎条 | 23011-00 | 1030001087058 | 太陽光・蓄電池 |
| 埼玉ソーラー機器株式会社 | 行田市持田 | 24023-00 | 1030001086852 | 太陽光・蓄電池・太陽熱 |
東日本メディコムは、2011年ごろの「行田エコタウン」の価格例を今も自社のページに載せています。その中の市の8万円は当時の補助なので、見積もりのときに今の補助で計算し直してもらってください。
近くでは、加須市に3社あります。ほかの会社は、業者データベースの一覧から特徴で絞り込めます。
10. 訪問・電話の勧誘で気をつけたい話

| よく聞く話 | 確かめること |
|---|---|
| 「行田市の補助で8万円出ます」 | 市の太陽光の補助は今はない。8万円は10年以上前の話 |
| 「県の太陽光の補助が今ならもらえます」 | 県の太陽光は5月27日に予算に達して終了 |
| 「市の補助がもうすぐ再開します」 | 11月3日時点で再開の発表はない |
| 「リフォームの補助で太陽光も安くなります」 | 住宅改修の補助は、太陽光・蓄電池が対象外 |
| 「補助金で実質0円」 | 太陽光と蓄電池だけなら、使えるのは県の蓄電池10万円だけ。見積もりの額と比べて確かめる |
| 「県から来ました」 | 県は太陽光・蓄電池の勧誘をしていない。不審な勧誘に注意するよう呼びかけている |
その場で決めず、見積書を持ち帰って、ほかの会社と同じ条件で比べます。
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合は、申込書面か契約書面の早いほうを受け取った日から8日間、クーリング・オフができます。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
参考:クーリング・オフ(国民生活センター)/消費者ホットライン(消費者庁)
11. 行田市の太陽光・蓄電池補助金のよくある質問

Q1. 行田市の太陽光・蓄電池の補助金はありますか?
A. 今はありません。市の補助金・助成金の一覧にも載っていません。
市の報告に実績が載っているのは令和元年度までで、市は2024年の市政懇談会で、廃止したという趣旨の回答をしています。
Q2. 行田市の太陽光の補助はいつまでありましたか?
A. 市の主要施策の成果では、令和元年度(太陽光7件・蓄電池19件)が最後です。
令和2年度の成果には載っていません。廃止を決めた年度は、市の環境課に確かめてください(3章)。
Q3. ネットで見た「行田市の8万円」は使えますか?
A. 使えません。平成23〜25年度(2011〜2013年)ごろの、当時の太陽光の補助です。
業者のページの古い価格例にも、当時の8万円が入っていることがあります。
Q4. 来年度は市の補助が始まりますか?
A. 11月3日時点で、再開の発表はありません。
市は「引き続き調査研究する」と答えています。来年度の予定は、市の環境課に確かめてください。
Q5. 行田市の家で、今使える補助は何ですか?
A. 太陽光と蓄電池だけなら、県の蓄電池10万円です。
自分が住む既存住宅で、太陽光がある(か同時に付ける)家が対象です。あんしん事業者と契約し、交付決定のあとに着工します(4章)。
参考:令和8年度 家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金(環境ネットワーク埼玉)/家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金(埼玉県)
Q6. 新築の家でも補助はありますか?
Q7. 行田市のリフォーム補助で太陽光は安くなりますか?
A. なりません。住宅改修資金補助は、太陽光・蓄電池・太陽熱温水器が対象外です。
屋根の葺き替えや塗装は対象なので、屋根と太陽光の見積書を分けると、屋根の分に使える場合があります。対象になるかは商工観光課に確かめてください(5-3)。
Q8. 行田市の住宅改修の補助はいくらですか?
A. 市内の施工業者が行う税抜20万円以上の工事で、工事費の5%・上限10万円です。
工事と支払いのあとに申請し、個人住宅につき1回だけです。令和7年度は210件の利用がありました。
Q9. 行田市にエアコンの補助はありますか?
Q10. 古い木造の家に太陽光を載せる前に、使える補助はありますか?
A. 市の木造住宅の耐震診断補助(上限5万円)と耐震改修補助(上限20万円)があります。
1981年5月31日以前に工事を始めた木造の家が対象です。耐震改修は、交付決定のあとに工事の契約をします(5章)。
Q11. 行田市の太陽光のガイドラインで、屋根の太陽光に手続きは要りますか?
A. 要りません。対象は出力10kW以上の施設で、建築物に当たるものは除かれています。
土地に野立てで付ける計画なら、市の環境課に確かめてください。
Q12. 問い合わせ先はどこですか?
A. 市の環境の施策は行田市 環境課(048-556-9530)です。
住宅改修は行田市 商工観光課(048-556-1111・代表)が窓口です。県の蓄電池10万円は環境ネットワーク埼玉の補助金担当(048-767-6151・平日9時30分〜16時50分)が受け付けています。
12. まとめ|行田市は「市の補助の実績は令和元年度まで」「今は県の蓄電池」「屋根は住宅改修」の3つで考える

- 市の住宅用の太陽光・蓄電池の補助は今はない。実績が載っているのは令和元年度まで
- 市は2024年の市政懇談会で、初期の目的を達成したので廃止したと回答(要旨)。再開の発表はない
- ネットの「行田市の8万円」「行田エコタウン」は2011〜2016年ごろの話
- 今使えるのは県の蓄電池10万円。既存住宅・あんしん事業者と契約・1月29日までに申請して決定のあとに着工
- 市内の名簿の会社はサイカン工業・東日本メディコム・埼玉ソーラー機器の3社
- 住宅改修の補助(5%・上限10万円)は太陽光が対象外。屋根と一緒にするなら見積書を分けて商工観光課に確かめる
このページの金額と受付状況は、2026年11月3日時点のものです。申し込む前に、市と県のページで最新の情報を確かめてください。
このページの更新履歴
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- 2026年11月3日:全面改訂(市の補助金・助成金とエネルギーのページ、市政懇談会の回答、主要施策の成果、住宅改修・耐震の補助のページ、県のあんしん事業者名簿を読み直した・市の補助がない今の内容に直した・蓄電池のページをまとめた)
- 2026年10月15日:旧版の一部を修正
- 2025年11月9日:蓄電池のページ(旧版)の本文を一部修正
- 2025年6月20日:公開(旧版:業者を比べる記事)
- 2025年6月4日:蓄電池のページ(旧版)を公開・2026年11月3日に統合

太陽光発電アドバイザーより
行田市には、以前は太陽光と蓄電池の補助がありましたが、今はありません。ネットに残る8万円は、10年以上前の話です。
蓄電池を付けるなら、県の10万円が1月29日まで使えます。決定まで2か月ほどかかるので、11月中の申請を目安にしてください。
屋根を直す家は、屋根と太陽光の見積書を分けると、住宅改修の補助を使える場合があります。市の新しい発表があれば、このページも直します。
編集長 田中
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※埼玉県の蓄電池の補助(10万円)を使うなら、紹介された会社が県の「あんしん事業者」か確かめてください
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※太陽光・蓄電池の見積もりの窓口です(補助金だけの相談・電力の切り替えだけ・給湯器や修理の相談は対象外)
※最初の見積もりは図面などからの概算です。契約の前に現地調査(訪問)があります
※埼玉県の蓄電池の補助(10万円)は、県の「あんしん事業者」との契約が条件です。契約先が対象か、見積もりで確かめてください

