【独自調査】一人暮らし女性193名の94.8%が防犯に不安/約8割が知らない「男物下着を干す」の逆効果と、賃貸でもできる防犯対策

ベランダに男性用下着を干す防犯対策が逆効果の可能性を示すイメージと「その防犯、逆効果かも?」という問題提起

新生活シーズン、ゴールデンウィークの旅行や帰省シーズンが重なるこの時期は、一人暮らし層の防犯不安と留守宅の空き巣リスクが高まります。

しかし、賃貸で暮らす一人暮らし女性の多くは「壁に穴を開けられない」「退去時が心配」という理由で、防犯対策に踏み切れないままでいる――そんな実態が、マイリフォ(株式会社Rutage Flou)が実施した独自調査で明らかになりました。

本記事では、賃貸物件で一人暮らしをしている女性193名を対象に行ったアンケート調査の結果を、データと回答者のリアルな声とともにお届けします。さらに、調査で浮かび上がった課題をもとに、賃貸でも「原状回復不要」「穴あけ不要」で実施できる防犯対策もあわせて解説します。


この記事のポイント

防犯対策のチェックリストと鍵や窓やグラフなどのアイコンが配置されたサマリー用インフォグラフィックイメージ
  • 一人暮らし女性の94.8%が防犯不安を抱えている
  • 55.5%が「賃貸のため防犯対策を諦めた経験あり」、理由1位は「原状回復が心配」(51.4%)
  • 79.8%が「男物の下着を干す」防犯策が逆効果になり得ることを知らなかった
  • 無意識のNG習慣1位は「帰宅時に無言でドアを開ける」(74.1%)
  • 賃貸でも穴あけ不要・原状回復不要で実施できる防犯対策を紹介

調査概要

項目内容
調査名称一人暮らし女性の防犯意識・実態に関するアンケート調査
調査主体マイリフォ(株式会社Rutage Flou)
調査対象全国の賃貸物件で一人暮らしをしている女性
有効回答数193名
調査方法インターネット調査(クラウドワークス)
調査期間2026年4月23日

回答者の年代内訳

  • 18〜24歳:4.1%
  • 25〜29歳:11.4%
  • 30〜39歳:42.0%
  • 40〜49歳:22.3%
  • 50歳以上:20.2%

調査結果1|一人暮らし女性の94.8%が「防犯に不安」

「一人暮らしを始めてから、防犯への不安を感じるようになりましたか?」と尋ねたところ、以下の結果となりました。

回答割合
非常に感じるようになった39.9%
少し感じるようになった54.9%
あまり変わらない3.1%
不安は感じていない2.1%

「非常に」「少し」を合わせると94.8%。ほぼすべての一人暮らし女性が、何らかの防犯不安を感じながら日常生活を送っていることがわかります。


調査結果2|55.5%が「賃貸のため防犯対策を諦めた経験あり」

次に「賃貸物件のため、防犯対策を諦めたことがありますか?」と尋ねた結果がこちらです。

回答割合
よくある8.3%
たまにある47.2%
ほとんどない35.2%
まったくない9.3%

55.5%、過半数の女性が「賃貸だから」という理由で防犯対策を諦めた経験があると回答しました。

諦めた理由1位は「退去時の原状回復が心配」

諦めた理由を複数回答で尋ねたところ(109名回答)、以下の結果に。

理由割合
退去時の原状回復が心配だから51.4%
費用がかかるから50.5%
壁や窓に穴を開けられないから37.6%
大家・管理会社に許可が必要だと思っていたから26.6%
何をすればいいかわからないから23.9%

賃貸という住居形態ゆえの「原状回復リスク」と「費用負担」が、防犯対策への最大のハードルになっていることが読み取れます。


調査結果3|79.8%が知らない「男物の下着を干す」の“逆効果”

一人暮らし女性の防犯対策として、長年“定番”とされてきた「ベランダに男物の下着を干す」という手法。今回の調査で、この方法への認識にも大きな偏りがあることがわかりました。

Q. 「男物の下着を干す」防犯対策を知っていますか?

回答割合
知っていて実践している7.3%
知っているが実践していない82.9%
知らなかった9.8%

Q. この方法が、現代では“逆効果”になる可能性があることを知っていましたか?

回答割合
知っていた20.2%
知らなかった79.8%

なぜ「男物の下着を干す」が逆効果になり得るのか

現代の空き巣・ストーカー・不審者は、ターゲットの生活パターンを長時間かけて観察しているケースが多く、下着の干し方にも以下のような違和感を見抜きやすいと言われています。

  • 男性用下着「だけ」が不自然に干されている
  • サイズ感や色柄に生活感がない(未使用のまま)
  • 洗濯頻度や干す時間帯が不規則
  • 他の衣類(シャツ、靴下、作業着など)との整合性がない

むしろ「男性が同居している体を装おうとしている=一人暮らし女性の可能性が高い」と逆判定されるリスクがある、という見方が近年広がっています。

約8割の女性がこの“逆効果リスク”を知らないまま、過去の常識として持ち続けている――これが今回の調査で明らかになった大きな事実です。


調査結果4|無意識のNG習慣1位は「無言の帰宅」74.1%

防犯の観点から見た「無意識のNG習慣」について、複数回答で尋ねました(193名回答)。

NG習慣該当する人の割合
帰宅時に無言でドアを開ける74.1%
夜道でイヤホンをしたまま歩く42.0%
郵便物や宅配便の伝票をそのまま捨てている25.4%
SNSで「今ここにいる」とリアルタイム投稿する13.5%
薄いカーテンを使用していて外からシルエットが見える8.8%
該当するものはない9.8%

「帰宅時に無言でドアを開ける」が危険な理由

帰宅時に「ただいま」と声をかけると、在宅者がいると認識させる効果があります。一方、無言の帰宅は「この部屋は一人暮らしだ」と周囲に知らせる行為に近く、尾行や待ち伏せのタイミングで狙われやすくなるとされます。

4人に3人が無意識にやってしまっているこの習慣は、今日から変えられる最もコストゼロな防犯対策のひとつです。


調査結果5|実施している防犯対策1位は「遮光カーテン」66.8%

現在実施している防犯対策を複数回答で尋ねた結果です。

対策実施率
遮光カーテンの使用66.8%
サッシ用補助錠(窓ロック)の設置29.0%
ドアスコープカバーの設置23.8%
ドア掛けモニターホン(カメラ)の設置22.3%
後付けスマートロックの設置10.9%
窓用防犯アラームの設置9.3%
スマート電球(タイマー照明)の活用7.8%
特に何もしていない9.3%

遮光カーテンは突出していますが、補助錠・スマートロック・防犯アラームといった「賃貸でも設置可能で効果の高いグッズ」の普及率は2〜3割以下。不安はあるのに具体的な対策が後回しになっている実態が見えます。


回答者のリアルな恐怖体験

夜の玄関ドアのスコープ越しに不審な影を感じ取り不安を抱く一人暮らし女性の後ろ姿を描いたイメージ

自由記述で寄せられた体験談の中から、特に印象的だったものをご紹介します。

「ドアスコープ越しに、外から私の家のドアスコープを覗いている男性と目が合った。1人だったので、めちゃくちゃ怖かった」(30代)

「夜遅くに帰宅した際、後ろから同じペースで歩いてくる人がいて、自宅の前までついて来られた。自宅を特定されるのではないかととても怖かった」(40代)

「夜中にドアノブをガチャガチャ回されたことがあります。誰か分からず、しばらく動けませんでした」(30代)

「干していた下着が根こそぎ無くなっていた」(30代)

「大きな事件ではないが、日常の中で確実に恐怖を感じている」――これが一人暮らし女性のリアルです。


回答者が本当に知りたいこと

賃貸で防犯対策に悩む一人暮らし女性の後ろ姿と鍵やカメラや窓に関する疑問アイコンが浮かぶイメージ

「防犯対策について困っていること・知りたいこと」の自由回答から、多く寄せられた声を抜粋しました。

「賃貸でも、原状回復を気にしないでできる効果的な防犯対策を知りたい」

「賃貸でも壁を傷つけずに設置できる、効果的な防犯カメラやセンサーライトの選び方を知りたい」

「暑いときは窓を開けたいが、夜開けられないので困っている」

「オートロックがあっても同時に入られてすり抜けられたら怖いと感じているが、対策方法がわからない」

これらの声に応える形で、ここからは調査結果を踏まえた「賃貸でできる防犯対策」をまとめます。


調査を受けて|賃貸女性が「原状回復不要」でできる防犯対策

賃貸でも原状回復を気にせず設置できる防犯アイテム(補助錠やスマートロックや防犯アラームなど)を紹介するイメージ

今回の調査で明らかになった課題は、大きく次の3点でした。

  1. 賃貸ゆえの「原状回復」「費用」「穴あけ不可」のハードル
  2. 時代遅れの防犯常識(男物下着を干す等)が残っている
  3. 約4人に3人が「無言の帰宅」というNG習慣を持っている

これらを踏まえ、すぐに実践できる・原状回復の心配がない・コストを抑えられる防犯対策を、玄関まわり/窓まわり/日常習慣の3カテゴリで整理しました。

①玄関まわり

賃貸の玄関ドアにスマートロックや補助錠やドアスコープカバーや防犯アラームを設置した防犯対策の図解イメージ

・ドアスコープカバー 外からの覗き見を防ぐシール式カバー。貼るだけで設置でき、退去時も跡が残りにくいものが主流です。

・ドア用補助錠(貼り付け・挟み込みタイプ) 穴を開けずに設置できる補助錠で、ワンドア・ツーロックを実現。ピッキング・サムターン回し対策にも。

・スマートロック(両面テープ貼付タイプ) 既存の鍵に貼り付けるだけでスマホ解錠が可能に。鍵の閉め忘れ通知機能が「無言帰宅」の不安もカバー。

・ドア用防犯アラーム ドアが開くと大音量で鳴る小型機器。粘着テープで設置でき、電池駆動のため工事不要。

②窓まわり

賃貸の窓に補助錠や防犯フィルムや防犯アラームを設置して安心して過ごせる室内の防犯対策イメージ

・サッシ用補助錠(窓ロック) サッシのレールに挟むだけで設置完了。穴あけ不要で、1階・ベランダからの侵入対策に有効。

・窓用防犯アラーム 振動や開閉を検知して警報音が鳴るタイプ。貼り付け式で賃貸でも安心。

・防犯フィルム 窓ガラスに貼ることで、ガラス破りに時間をかけさせる効果が期待できるフィルム。退去時に剥がせる再剥離タイプを選ぶのがポイント。

・遮光カーテン+レース 今回の調査で66.8%が実施。夜の在宅シルエットを外に漏らさないための基本装備。

③日常習慣(コスト0円)

一人暮らし女性が0円でできる防犯習慣(帰宅時の声かけや郵便物処理やSNS投稿タイミングや夜道の注意)を示すイラスト
  • 帰宅時に「ただいま」と声を出す(74.1%がやっていないNo.1習慣)
  • 郵便物・宅配伝票は個人情報を切り取ってから捨てる
  • SNSのリアルタイム位置投稿は帰宅後・移動後にする
  • 夜道のイヤホンは片耳だけ、または外す
  • 「男物の下着を干す」対策は過信しない

まとめ|「諦めない防犯」が、一人暮らしの安心を変える

防犯対策された部屋で安心してくつろぐ一人暮らし女性の後ろ姿と温かい室内空間を描いたイメージ

今回の調査では、賃貸一人暮らし女性の94.8%が防犯不安を抱えながら、55.5%が対策を諦めた経験を持つという現実が明らかになりました。

しかし、防犯対策は「大がかりな工事」や「高額な設備投資」がなくても、穴あけ不要・退去時に原状回復できるグッズと、今日から変えられる習慣で、大きくリスクを下げることができます。

特に、多くの女性がまだ信じている「男物の下着を干す」対策は、現代では79.8%が知らない“逆効果リスク”を抱えています。古い防犯知識を更新し、自分の住まいに合った現実的な対策を一つずつ積み重ねていくことが、これからの一人暮らしには欠かせません。

マイリフォでは、今後も賃貸・一人暮らし層の防犯課題を解決するための情報発信を続けてまいります。


本調査の利用について

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